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2007年退団選手 野手

総勢27選手 古田・田中の引退で90年代も遠くなった感

アダム・ハイズデュ

ベテラン助っ人、強肩型

右投右打
ソフトバンク07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
07 ソフトバンク 47 136 37 8 0 7 66 14 0 1 1 11 0 33 .272
通算 1年

ブキャナンとともに新入団のソフトバンクの外国人。マイナーの古株で、メジャーでも02年にシーズン11本塁打の実績を持つ。ファミリーネームが日本人には発音しづらいためか、登録名は「アダム」。
開幕は二軍スタートだったが、4月中に昇格。即先発した試合では3三振と精彩を欠いたが、二度目の先発試合で初ヒットとなる一発。以降しばらくは出番が多く、そこそこの活躍を見せた。
36歳のベテランながらパワーはなかなかのもので、意外にもかなりの強肩の持ち主。このためスタメンでは大半がライトを守り、柴原をDHに置いてライト起用という場面もあった。
地味ながらもまずまずの数字だったが、6月に入って打撃急降下。二軍で再調整となった。終盤再昇格してそこそこ打ったが、結局一年限りとなってしまった。出ていればもう少しやれそうな雰囲気もあったのだが、年齢が高いのがネックとなったかもしれない。見切るには少々惜しい印象だが…。

チャド・アレン

中距離打者、平均型

右投右打
オリックス07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
07 オリックス 78 290 83 14 1 4 111 34 2 0 2 8 0 54 .286
通算 1年

オリックスの新外国人選手。99年にメジャーでレギュラーとなった実績を持ち、内外野こなせる中距離打者という触れ込み。
開幕当初は打撃が振るわず。5月までは2割そこそことあって出場数も少なかったが、慣れてきたのか6月以降調子を大きく上げてきた。打率を回復させて、外野の一角を占めるようになった。守備位置はライトがメインで、打順は5番か6番。
大振りの割に長打が少なく、中軸を打つローズ、ラロッカに比してあまりに目立たないが、成績は決して悪くない。日本に慣れたためか終盤は特に好調で、トータルの打率もまずまずだった。ただやはり迫力不足という印象もあり、その点からか一年限りということに。脇役としては充分な戦力だったとは思うが…。

稲嶺 誉

小兵内野手、闘志型

右投左打
沖縄水産高〜東農大生産学部 ダイエー/ソフトバンク03ドラフト8巡〜07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ソフトバンク 41 45 10 4 1 0 16 4 5 3 1 5 0 10 .222
06 ソフトバンク 26 56 11 2 2 0 17 4 1 3 1 4 0 11 .196
07 ソフトバンク 10 9 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 3 .000
通算 5年 92 142 26 7 3 0 39 9 8 9 2 9 0 39 .183

身長167cmの俊足内野手。小柄でも積極的で泥臭いプレーが身上。
高校時代は新垣とチームメイトで、沖縄から北海道の大学へ進学。ドラフト下位指名で入団も、足があるということで1年目から一軍出場を果たした。04年はファームで15盗塁を記録。
05年はほぼ一年間一軍に帯同。主に代走・守備要員としてベンチ入りを果たした。ただ06年は打席数増加でチャンスを貰うも活かしきれず、後半は二軍暮らしで出場試合減少。一歩後退という形に。
いろいろなポジションが出来るのは強みだが、どうしても打撃が弱い。掴みかけた座も森本に奪われる形となってしまった。昨年は序盤に10試合に出たのみで、後半はまた二軍暮らし。シーズン後戦力外になってしまった。ひたむきさを感じさせるプレースタイルは買えるが、やはり非力すぎたか。今季からはアイランドリーグのコーチに。

ケヴィン・ウィット

一発屋、扇風機型

右投左打
横浜05、楽天07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 横浜 25 64 11 1 1 4 26 7 0 0 1 3 0 28 .171
07 楽天 40 115 20 0 1 6 40 15 0 0 1 14 1 42 .174
通算 2年 65 179 31 1 2 10 66 22 0 0 2 17 1 70 .173

05年、中日に移籍したウッズに代わって横浜入りした外国人。04年3Aで36ホーマーのパワーヒッターで、当然大砲としての役割が期待された。
大きなスイングで確かに当たれば飛ぶ。しかしあまりに穴が大きすぎ、オープン戦からさっぱり打てない。状況は開幕して以降も変わらず、徹底的に大型扇風機。中軸どころかスタメンにもなかなか入れず、たまに出ても三振を繰り返すばかりで2割に満たない低打率。前任者どころか外国人の平均値から見ても大きく見劣りする成績に終わってしまった。
とにかく変化球に対応できなかったのが辛い。四球の極端な少なさからわかるとおり、ボール球でもがんがん振ってしまっている。フルシーズン出れば160〜200三振というハイペースで、これでは率が上がらないのも道理。あまり向上の気配も見えず、5月の5打席連続三振を最後に一軍には上がれず、一年限りで解雇。
母国に戻った06年は3Aで本塁打・打点の二冠王に。この活躍から大砲を渇望する楽天入りとなった。変わり身を期待されての再来日だったが、結局のところ何も変わらず。多少三振が減って四球が増えた程度で、2年前とほとんど同じ低打率だった。戦力にはならず後半は二軍定住、また一年限りで解雇に。やはりこの補強は安易過ぎたか。

岡上 和功 (和典)

快速選手、故障多発型

右投左右打
九産大九州高〜東海大 広島01ドラフト7位〜07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 広島 - - - - - - - - - - - - - - -
06 広島 10 8 1 0 1 0 3 0 0 1 0 0 0 2 .125
07 広島 2 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 -
通算 7年 173 46 9 0 1 1 14 2 17 4 0 4 0 21 .196

足の速さで光る選手。2年目の02年から主に代走要員として台頭してきた。一時はレギュラー候補にも期待された内野手。
とにかく俊足、走塁面が最大の特徴。ただいかんせん、打撃が弱い。03年も初ヒットは(初ホームランでもあったが)シーズン終盤になってから。ろくに打席機会も与えられなかったということは、それだけ信頼が低いということ。持ち前の足もなかなか活かしきれず。
代走以外の実績には乏しいが守備力も評価されており、04年以降はレギュラー候補にも挙げられた。しかし肘の故障に泣かされ、05年は手術で一年を棒に振ってしまった。シーツが抜けて大きなチャンスだったが、どうもこの辺り運もないという印象。
丸一年のブランクを経て06年は実戦復帰。終盤には一軍出場も果たした。しかし昨年は後退、8月に代走出場したのみで、そのまま戦力外となってしまった。故障の間に二遊間は東出・梵が定着し、貧打の中堅選手が割り込む余地がなくなってしまった。絶好のチャンスを潰してしまったのがあまりにも痛かった。

上坂 太一郎

俊足貧打、便利屋型?

右投右打
亨栄高〜王子製紙春日井 阪神00ドラフト5位〜07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 阪神 25 13 2 1 0 0 3 1 0 3 0 2 0 1 .153
06 阪神 1 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000
07 阪神 - - - - - - - - - - - - - - -
通算 8年 243 569 141 19 6 7 193 37 15 17 2 49 2 76 .248

かつて野村監督に「F1セブン」の呼称を与えられた俊足選手の一人。一番最初に注目されたのはこの上坂だったが、ポジションを獲り切れず存在感もいまいち。
守備位置は当初はセカンド。ただ同じポジションに今岡がいるため外野に廻ることが多くなった。足以外に特にこれといった特徴がなく、その足も充分発揮したとは言いがたい。01年300打席以上立ちながら7盗塁は少ない。外野も守れる器用さが、逆にポジション争いに専念できなくしている面もある。
02年こそ夏場に故障者の穴を埋める働きを見せたが、しかしそれ以降出番が激減。選手層が厚くなった今、上坂の付け入る隙は全くなくなってしまった。05年も打席機会をさらに減らし、06年はわずか1試合の出場とほぼ戦力外に近い状態に。しかもその唯一の出場試合で2失策を犯し、せっかくのチャンスも台無しにしてしまった。
昨年はとうとう出場なく、シーズン後戦力外に。内外野兼務で守備固めとしても少々微妙。特徴らしい特徴といえば足だけで、すでに30歳の年齢からも使いどころが非常に難しい。トライアウト参加も声はかからず、このまま見納めとなる公算大。

川中 基嗣

便利屋、万能型

右投左打
東山高〜東洋大〜日本通運 巨人98ドラフト2位〜07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 巨人 55 93 26 3 0 5 44 14 1 0 0 6 2 10 .279
06 巨人 58 92 16 3 0 2 25 9 3 1 0 5 2 20 .174
07 巨人 - - - - - - - - - - - - - - -
通算 10年 419 587 143 22 1 10 197 43 21 10 1 24 15 108 .244

内外野兼務の万能型選手。「ポスト川相」の期待を受けて、即戦力ショートとして入団。その期待には応えられなかったが、近年はユーティリティプレーヤーとして活躍。
01年までは攻守ともに特徴がなく、一軍定着さえままならなかった。しかし02年、最大の課題だった打撃が開眼。それまでの中途半端な「代走・守備要員」から一気に脱却し、打撃機会は3倍増。プロ入り初のホームランまで記録し、一時は代打の一番手にまでなった。
原監督の生え抜き起用の波に乗り、まさにブレイクしたシーズンだった。これまでは出場機会を求めるためにポジションを転々としていたのが嘘のよう。翌年も数字は落ちたものの打席機会は増え、むしろネックだった打力でアピールしたような印象。
レギュラーを奪るまでのパンチには欠けるが、オールマイティに力を発揮し使いやすい選手。出場機会は若干減ったが、05年は自己最多の5ホーマーでアピール。黒田から2ホーマーを放ち、代打成績もチームでは上位だった。
ただ06年は打撃不振で印象ダウン。故障者続出の状況下ながら大きなアピールチャンスを逃してしまった。後半はわずか1安打で、控えとしての地位も危ういものに。その流れのまま昨年は初めて一軍出場なく終わり、シーズン後戦力外に。
木村拓の加入で便利屋としての地位を食われたのが痛かった。引退を決意し、今後は球団職員となる予定。

アンディ・グリーン

ユーティリティ、大誤算型

右投右打
日本ハム07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
07 日本ハム 18 61 12 5 0 0 17 3 0 0 0 6 0 12 .197
通算 1年

昨年の日本ハムの新外国人。メジャーでは内外野守った万能タイプで、小笠原の抜けた三塁候補として期待された。
05年のアルモンテ、06年のマシーアスと内野手の獲得が続く日本ハムだが、このグリーンは以前からマークしていた本命と言われ、開幕前の期待はなかなか高かった。特に打線の大幅な弱体化が懸念される状況だっただけに、少なくとも前二人以上の活躍が望まれたのだが…。
期待は完全に裏切られた。開幕からスタメン起用も低打率に喘ぎ、すぐに代打を送られたり8番に下げられる状態に。それでも数字は上向かず、4月中旬に腰痛を理由に登録抹消。ジョーンズ獲得に加えて二軍でも低打率とあって、結局そのまま一軍には上がれず、8月中旬には早々と戦力外通告、そして自由契約となってしまった。
個人的にはやはり、という思いも強い。万能さを売りに来日して好結果を残した例は乏しく、大概は何もかもが平凡に過ぎて、こういうプロフィールの選手は少々期待しづらい。マシーアスが彼の代役だったということだったが、皮肉にもずっと下の結果しか残せなかった。そろそろこの手のタイプを狙うのは考え直すべきなのかもしれない。

黒田 哲史

控え内野手、ユーティリティ型

右投右打
村野工高 西武93ドラフト4位〜01、巨人02〜06、西武07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 巨人 42 43 9 1 0 0 10 7 2 0 1 1 0 11 .209
06 巨人 24 13 2 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 8 .154
07 西武 - - - - - - - - - - - - - - -
通算 15年 237 298 58 8 0 6 82 24 8 11 3 11 1 83 .195

内野ならすべてこなす、便利屋的存在。身長189cmと大柄だが、意外と器用なタイプ。ただ存在はもう一つ地味。
西武時代は二塁のレギュラー候補の一人に挙げられた選手で、00年には58試合に出場。ただ打撃の確実性に乏しく、2割に届かない打率でライバルに後れを取ってしまった。02年開幕直後、内薗との交換で移籍。ほとんど二軍暮らしが続いていたが、04年は控えとして久々に出場機会増加。これ以降はもっぱら守備要員として出場。
06年も三塁の守備固めで一軍にいたが、木村拓と入れ替わりに抹消されて以降はずっと二軍暮らし。守備のみの便利屋では居場所がなくなってしまった。そのままシーズン後戦力外に。
それなりのパンチ力もあるが、確実性がなく打撃はまったく期待できない。かつて在籍した西武に出戻り移籍したが、一軍出場なく再び戦力外、現役を退くこととなった。上では常にパワー不足という印象が拭えなかった。

アンディ・シーツ

守備職人、中距離打者型

右投右打 Gグラブ(05〜07)
広島03〜04、阪神05〜07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 阪神 137 560 162 38 1 19 259 85 1 1 4 46 3 145 .289
06 阪神 143 580 180 31 1 19 270 75 0 3 4 42 0 120 .310
07 阪神 132 498 121 20 0 9 168 54 0 9 2 33 2 104 .243
通算 5年 682 2694 778 152 4 95 1223 374 6 20 16 216 11 626 .289

打撃よりも守備を優先して獲得された外国人選手。02年まで在籍したディアズも当初は似たようなニュアンスの選手だったが、シーツはほぼ守備力だけを期待されていたといってもいい。しかし結果的には攻守両面で柱となった優良助っ人。
1年目から手堅い遊撃守備を見せ、チームの期待通りの働き。一方さほど重視されていなかった打撃でも開幕から高アベレージを維持。決して大物打ちではないが、安定した打棒を見せて当初は下位だった打順も徐々に中軸に。後半からは不動の4番としてチームを牽引し、全ての面で大きな戦力となった。3割25ホーマーというのは期待以上の結果だった。
守備は基本に忠実という印象で、ハンドリング・スローイングいずれも高い安定感。肩の強さもさすがのレベルだった。打撃のほうは高めを軽く払うようなスイングが特徴。低めの落ちる球に弱く、追い込まれてしまうと脆いが、総じて安定した力を持っている。
2年目の04年は前半空回りが目立ち、守備でもリーグワーストの失策数を記録してしまった。それでも終盤巻き返し、全体的には及第点の成績。1年目オフからメジャー復帰を取り沙汰されていたが、広島を退団して05年は阪神へ。「3番・一塁」に固定と起用法が大きく変わったが、攻守ともに安定した能力を発揮した。一塁守備ではさすがの存在感で内野を引き締めた。打撃のほうは出入りの激しい面があったが、通年ではほぼ安定した成績。06年も状態は変わらず、3年ぶりの3割に到達。不動の3番打者として活躍。
ずっと安定してきた選手だったが、昨年は開幕から低調。ずっと状態が上がらず、先発を外される場面も。後半は三塁が多くなったが、8月に少し盛り返しただけで不調のままシーズン終了。来日以来最低の打率で、4年続いていた二桁本塁打もストップ。大誤算の一年となってしまった。
特にホーム甲子園で2割ちょいとさっぱりだったのが印象も悪くした。ここまで急激に落ち込んでしまうとは思わなかった。すでに36歳ということで契約は延長せず、このまま現役引退する模様。派手さはないが、期待以上に活躍した選手だった。

柴田 博之

韋駄天、小兵打者型

左投左打
栗東高〜東北福祉大 西武99ドラフト4位〜07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 西武 9 12 1 0 0 0 1 0 1 0 0 0 0 1 .083
06 西武 - - - - - - - - - - - - - - -
07 西武 7 14 2 0 0 0 2 0 2 0 0 0 0 3 .143
通算 9年 337 774 204 16 13 5 261 49 73 40 3 95 14 123 .264

かつての名騎手・柴田政人氏の甥で柴田善臣騎手とはいとこという競馬一家に育った選手。別に騎手が足が速いわけではないと思うが、俊足というとなんとなくイメージ通りという気がする。小柄な体は血筋を感じさせる。
足と守りを武器にする外野手は西武にあまりにも多く、よほどのことがないと台頭は難しいと思われた。しかし01年、大友の故障で空いたポジションを奪取。評判通りの俊足でレギュラーに定着した。また、課題と思われたバッティングも健闘。率はそれほどでもないがリーグトップの三塁打8が光る。三振も少なく、自分の持ち味を熟知したしぶといバッティングを披露し、数少ないチャンスを的確に活かした。
一気に花開いたが翌02年ヒジの手術で出遅れ、ほぼ一年を棒に振る形に。これがあまりにも大きく痛い躓きとなってしまった。故障の影響から送球能力が極端に落ち、03年しぶとい打撃を見せながら守備の不安から定位置確保はならず。最有力だったレギュラーセンターから大きく遠ざかることに。
04年は再度大きなチャンスが訪れ、松井稼に替わる1番打者候補に。自己最多の22盗塁を記録し出場も多かったが、序盤不調でレギュラーには届かず赤田・佐藤らの台頭に押される結果に。これ以降はすっかり影が薄くなり出番も激減。05年はわずか1安打に終わり、06年は6年ぶりの出場なし。あっという間に崖っぷちの立場に。
球界でもトップクラスの俊足は健在も、かつての輝きは完全に失われてしまった。昨年は久々一軍出場もわずかな出場でまた二軍暮らし。とうとうシーズン後戦力外に。フルに出れば盗塁王も夢ではない選手だったのだが、やはり守れないというのが大きなハンデとなった。故障も含めてここ一番でチャンスを逃す運のなさを打破できなかった。

鈴木 健

クラッチヒッター、中距離型

右投左打 最高出塁率(97)、ベストナイン(97,03)
浦和学院高 西武88ドラフト1位〜02、ヤクルト03〜07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト 81 274 69 12 0 6 99 32 0 0 3 25 3 42 .252
06 ヤクルト 34 24 4 1 0 1 8 2 0 0 0 3 0 6 .167
07 ヤクルト 26 27 3 1 0 0 4 2 0 0 0 5 1 9 .111
通算 20年 1686 5201 1446 284 11 189 2319 797 15 3 51 664 48 812 .278

高校時代からスラッガーとして話題だった選手。地元の逸材として西武にドラフト1位入団し、清原に続く中軸候補として期待された。少々時間がかかったが、93年以降レギュラーとして定着。
長打力もあるが、基本は中距離打者。勝負強さが持ち味で、清原移籍後は4番に座って活躍を見せた。97年には94打点を稼ぎ、リーグ最多の90四球。変化球をうまく打てる選手で、打撃センスは非常に高い。
しかし99年以降は不調に。もともと打撃以外は難ありの選手で、本来のサードでも信頼は低い。そのため守る位置が一定せず、そのあおりで打撃も力を発揮できなかったようだ。どこで使うと言われれば、DHがベスト、一塁がベター、三塁はやむなく、という感じ。これらのポジションは外国人が占めることも多く、また外野をやれるほどの器用さも脚力も乏しい。カブレラが加入して以降は一塁が塞がってしまい、完全に守るところを失ってしまった。打撃もかつての輝きを取り戻せず、02年はかなり寂しい成績に。
なかば戦力外のような形で移籍した03年だったが、岩村の故障でチャンスを掴み、大復活を遂げた。開幕から好調で一時は首位打者を快走。夏頃に少し調子を落としたが、後半復調して6年ぶりの3割到達。5年ぶりの20ホーマーに自己最多の95打点と、文句のつけようがない成績でカムバック賞受賞。復帰した岩村が外野を守るほどの活躍を見せた。
見事に甦ったが、翌04年はいまいち安定感がなく、05年はめっきり不調に。最後まで調子は上がらず、夏以降は故障のため戦線離脱。これ以降急速に存在感が薄くなった。06年はリグスの活躍で一塁が埋まり、後半代打のみの出場も結果を出せず。昨年も代打起用が主だったがさらに打てず、ついに現役引退ということに。
ヤクルト移籍での復活劇は見事だったが、それを維持できなかったのが悔やまれる。微妙な時期も多かったが20年の現役生活を全うした。

関川 浩一

俊足、単打狙い型

右投左打 ベストナイン(99)
桐蔭学園高〜駒大 阪神91ドラフト2位〜97、中日98〜04、楽天05〜07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 楽天 101 258 74 16 2 0 94 12 7 6 2 26 2 53 .287
06 楽天 81 199 57 8 0 1 68 9 7 16 0 16 2 45 .286
07 楽天 17 24 5 2 0 0 7 2 0 0 0 0 1 5 .208
通算 17年 1408 3953 1129 173 25 24 1424 324 91 101 31 410 20 702 .286

捕手から外野に転向した巧打者。入団当初からその打撃技術と捕手らしからぬ俊足が注目されていたが、慢性的捕手難に悩んでいた当時のチーム事情で、なかなかその特性を活かすことが出来なかった。それでも打撃では力を発揮したものの、捕手としては欠点も多く外野を守ることもしばしば。結局阪神時代は捕手と外野を掛け持ちすることに。
本領発揮は中日移籍後。中村という正捕手のいるチームで完全に外野にコンバート。守りの負担が減ったことでバッティングが向上し、本来の力を発揮し始めた。特に移籍2年目の99年は打率リーグ2位の3割3分と大活躍。1番打者として充分すぎる働きを見せ、チームの優勝に大きく貢献。「関川がいなければ優勝は無かった」とまで言わしめた。
ところが絶頂のすぐ近くにこそ落とし穴はあり。その年の日本シリーズで徹底的に抑えられたのが響いたのか、そこからスランプに陥る。翌年打率を大きく落とすと、01,02年と大低迷。復調どころかレギュラーさえ追われてしまい、一転危ない立場に。
うまさよりも勢いと積極性で率を稼いでいた選手。足が若干衰え、またスランプで深刻に考えすぎて本分を見失っていた節がある。鳴りを潜めていた積極打法が復活した03年は、99年以来の3割を記録して久々に持ち直した。
04年は故障もあってか、入団以来初めての無安打に終わってしまったが、05年移籍した楽天で意地を見せた。多少の波はあったが、シーズン通してまずまず力を発揮。06年も開幕こそ出遅れたものの準レギュラー格として活躍。特に夏場は非常に好調で、7月には3年ぶりの一発も放った。どうやら一時の不調は完全に脱した模様。
なかなかのしぶとさを見せてきたが、昨年は開幕から長期二軍暮らし。外野は充実していたとは言えなかったが、割って入れなかった。後半昇格したがあまり活躍はできず、とうとう現役引退に。ヒットを打つ技術はまだまだ通用しそうだったが、年齢的にここまでだったか。今後は打撃コーチ補佐として引き続き楽天に残ることに。

フェルナンド・セギノール

長距離砲、復帰爆発型

右投左右打 本塁打王(04)、ベストナイン(04,06)
オリックス02、日本ハム04〜07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 日本ハム 133 489 141 20 0 31 254 86 1 0 1 45 9 141 .288
06 日本ハム 132 485 143 37 0 26 258 77 0 0 6 40 9 119 .295
07 日本ハム 134 470 117 21 0 21 201 68 0 0 2 65 9 130 .249
通算 5年 613 2167 593 110 0 145 1138 386 2 0 12 260 47 604 .274

スイッチの大砲外国人。02年オリックスに在籍も結果が残せず解雇されたが、04年に復帰。大幅にパワーアップして帰ってきた。
オリックス入団当初はスイッチの中距離打者という触れ込みだったが、蓋を開けてみると粗っぽいパワーヒッター。当たればでかいが極端に確実性の低い一発屋だった。左右どちらからも一発が打てるパワーは魅力たっぷりだが、いかんせんバットに当たらない。開幕から2割ちょいの低空飛行続きで、5月に史上初の2試合連続1試合左右打席本塁打を記録しても信頼は低いまま。外野守備もお粗末で、よくいるパワーだけの外国人という印象を強めるばかり。せめて2割5分くらいは打てば違ったろうが、首脳陣と衝突する場面もあり、一年限りの解雇もやむをえなかった。
しかしアメリカに復帰した03年、3Aで二冠王の大活躍。この好成績と素質の高さから再び声がかかり、04年の復帰となった。そして開幕するや打棒大爆発。春先はとにかく打ちまくり、打率・本塁打でリーグトップを快走。結果的にホームラン以外のタイトルは逃したが、3割に40本100打点と文句の付けようのない成績。4番にどっしりと落ち着き、打線の軸として猛威を振るった。ここまで成功した復帰選手も珍しい。
とにかくパワーは圧倒的。オリックス時代よりビルドアップした印象で、技術的にも長足の進歩を遂げた。内角と低めには弱さを見せるが、ちょっと浮いてしまうと持っていかれてしまう。スイッチヒッターでどちらの打席でも怖さが変わらないのも脅威。
ただこの鮮烈な活躍以降は徐々に成績ダウン。それでも06年は終盤爆発で優勝の原動力になったが、昨年は多少良かったのは交流戦の時期だけで、4番定着でも全く存在感がなく、打撃三部門すべてで復帰後最低の数字。一時的に爆発する傾向の強い選手だが、それが一度もないままだった。
対オリックス・ソフトバンク戦には1割台で西武戦ではノーアーチ。左打席の内容が非常に悪かった。印象としてはオリックス時代に戻ってしまった感もある。このところ立て続けにオフの契約交渉が難航していたが、今度はリリースされることに。まだ年齢的にはやれそうだが、膝に持病があって守れず、打撃もジリ貧状態ではちょっときついか。

十川 孝富

中堅内野手、地味型

右投右打
香川西高〜大商大 巨人00ドラフト6位〜07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 巨人 27 16 3 0 0 1 6 1 0 0 0 1 0 7 .188
06 巨人 7 8 2 0 0 0 2 0 1 0 0 1 0 1 .250
07 巨人 - - - - - - - - - - - - - - -
通算 8年 48 33 5 0 0 1 8 1 1 0 0 2 0 13 .152

便利屋として一軍を狙っていた内野手。強肩ショートとしてプロ入りし、ここまで様々なポジションをこなしてきた。
大学からプロ入りも最初の2年は二軍暮らし。3年目の02年に一軍初出場を果たした。この時すでに多くのポジションを守り、ユーティリティ的存在に。一時は外野コンバートの話もあった。その後も出番はあまり増えていないが、05年はプロ初ホームランも記録。
ただ入団から7年経過しても、いまだ一軍半にも届かない状態。すでに似たような売りの選手は何人もいて、それらを上回る要素がちょっと見当たらない。打力が一軍では心許なく、二軍の中堅選手という印象が強い。
昨年は一軍に呼ばれず、シーズン後戦力外に。30歳でこの実績ではやむをえないところ。あまりにも特徴がなさすぎた。

田中 幸雄

大型内野手、幹部候補型

右投右打 ベストナイン(88,90,95,96)、Gグラブ(88,90,91,95,96)、打点王(95)
都城高 日本ハム86ドラフト3位〜07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 日本ハム 98 194 46 11 2 5 76 22 0 1 3 13 0 46 .237
06 日本ハム 58 86 15 2 0 0 17 4 1 1 1 8 0 18 .174
07 日本ハム 65 135 30 4 0 5 49 19 0 1 0 5 0 28 .222
通算 22年 2238 7673 2012 394 33 287 3333 1026 40 47 59 631 55 1416 .262

日本ハム生え抜きの大ベテラン選手。清原らと同期で、高卒2年目には早くも強肩を武器にショートのレギュラーに定着。以降常にファイターズの中心に座り続けた大黒柱。
身長184cmと体格に恵まれた大型内野手ながら、さらに大きい同姓同名投手がいたためニックネームは「コユキ」に。若い頃はさすがに打撃が粗く、レギュラー奪取が早かった割にはもう一つの成績。それでも88年から4年連続フル出場を続けたのは球団の期待の高さの表れ。しかし92年、故障で丸一年を棒に振る。この故障が、しかし田中を変えた。
翌年には早くも復帰すると、その翌94年自己最多の27ホーマー。それから3年連続20本台。95年には打点王も獲得(80と非常に少ないが)。ようやく秘めた素質を発揮し、チームの中軸打者に成長した。3割を打つきめ細かさは無いものの、チャンスをモノにする雰囲気があり怖い打者。足の使い方は振り子打法のそれだが、スラッガータイプの打者。
本職は遊撃だったが、故障明けには外野も守り、またサードもこなした。チーム事情を優先している感じがあり、幹部候補生といった趣。年齢的にさすがにショートはきつくなり、小笠原が三塁転向してからはもっぱら一塁での出場。
長いことチームを支えてきたが、さすがにここ数年は衰えが顕著となってきた。03年は休養をはさみながらの出場で11年ぶりにホームラン一桁。04年はさらに欠場が多くなり、これまた92年以来のホームランなしに終わった。打率も年々下降を続け、守ることもだいぶ減ってきた。近年は代打での出場が主に。
06年1割台の不振に苦しんだが、昨年は序盤5ホーマーと久々にパワーを発揮。5月に待望の2000本安打を達成した。ただ代打成功率は1割台と低く、ついに引退を決意。3割を一度も打たずに大台到達は柴田勲以来二人目、決して球界トップクラスという選手ではなかったが、チームの顔として長期間活躍した功績は大きい。日本ハムというのは割合ドライなチームで、これまで中心選手でも晩年には放出していたが、この人だけは22年の現役を一筋で終えた。

長坂 健冶 (健治)

強肩捕手、経験不足型

右投右打
横浜商高〜横浜商大〜日本IBM野洲 近鉄02ドラフト8巡〜04、楽天05〜07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 楽天 39 32 6 0 0 1 9 1 0 0 0 1 1 6 .188
06 楽天 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 .000
07 楽天 1 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000
通算 6年 71 65 11 2 0 1 16 2 0 2 0 1 2 15 .169

鉄砲肩で売る捕手。楽天に移った05年出番を増やし、一軍定着目前にまで迫った。
社会人から近鉄入りし、1年目から二軍の正捕手格に。04年から一軍出場が増え始め、上げ潮の状況で楽天に移籍。層の薄いチームでほぼ一年一軍に帯同し、プロ入り初ホームランも記録した。藤井・中村に次ぐ三番手捕手として先発出場も12試合。
しかし監督が替わった06年は一転してわずか一試合のみ。中村引退でチャンスは増えるかと思ったが、逆になってしまった。二軍でも新人の河田に出場数で及ばず、続いていた上昇ムードがここで停滞。
強肩が売りの捕手だが、スローイング技術自体はいまいち。それ以外でもディフェンス全般に課題を残す。新人の嶋が正捕手となった昨年はやはり1試合のみの出場に終わり、シーズン後戦力外に。移籍を機に上昇しかけたが、思いのほか早く見切られてしまった。ブルペン捕手として再出発。

中村 豊

好守、打撃不安定型

右投右打
上宮高〜明大 日本ハム96ドラフト1位〜02、阪神03〜07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 阪神 49 30 13 0 0 1 16 4 0 0 0 1 0 3 .433
06 阪神 50 11 3 0 0 0 3 1 0 1 0 1 0 1 .273
07 阪神 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -
通算 12年 536 709 176 36 2 8 240 63 12 26 4 64 2 118 .248

好守を誇る外野手。大学屈指の強打の外野手としてドラフト1位入団したが、打撃ではなかなか芽が出ず、一軍定着には非常に時間がかかった。
4年目の99年まで低空飛行。半ば忘れられた存在になっていたが、00年からようやく開花の兆し。課題だった打撃が徐々に向上し、ライバルたちの低迷もあってチャンスを掴む。01年はさらに出場機会が増え、成績も上昇。6年を経てようやくレギュラーに手が届くところまできた。
しかしその01年をピークに以降成績が下降。翌年打撃不振に陥り、阪神へトレード。守備は広い甲子園でも充分戦力となるも、依然打撃が物足りない。足の割に盗塁も少なく、終盤の守備固めでの起用が主となった。
04年はほとんど二軍暮らしに終わり、プロ入り以来最低の成績に。崖っぷちに追い込まれたが、05年は久々に打撃好調。打席機会は決して多くなかったが、4割を越えるハイアベレージで存在感を見せた。代走から出場して3年ぶりの一発を放つなどしぶとい働き。ギリギリのところから持ち直しに成功し、06年は守備要員として出場数を増やした。
渋いベンチ要員だったが、昨年はほとんど二軍。年齢もベテランということで、引退を決意した。もう少し早くアピールできればレギュラーという場面もあったかもしれないが、少し売りが弱かったか。守備要員としては手堅い働きを見せた。今季は二軍コーチに就任。

ブライアン・ブキャナン

典型的パワーヒッター型

右投右打
ソフトバンク07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
07 ソフトバンク 99 288 82 19 0 11 134 48 1 0 1 13 5 82 .285
通算 1年

昨年のソフトバンクの新外国人。身長193cmの巨漢で、見るからにパワーのありそうな選手。メジャー実績は通算32ホームラン。
同じく新入団のアダムと競争といった感じだったが、DHで開幕スタメン。7番を中心に起用された。見た目通りパワーは相当なもので、こすったような当たりがフェンスを越えていく。開幕直後はなかなかの活躍を見せた。
一発長打の魅力がある選手だが、それ以外はかなり粗い。シーズン当初はセオリー通り内角を攻められていたが、これは意外にも対応できた。しかし外角、特に変化球には全く対応できず。体ごとボールに突っ込んでいく打ち方のため、スライダーやフォーク系統の球種には完全に泳がされ、バットに当てることさえ難しい。この欠点を見抜かれて、5月は成績急降下。一時二軍で再調整となった。また外見から想像できる通りかなりの鈍足。
一軍再昇格後は少し状況が変わり、スイングを軽くして対応力を高めた。相変わらず変化球には脆いものの、低めでも直球は拾ってくるように。一発は減ったが後半は打率を上げた。かかとを痛め一時離脱も、終盤はなかなかの高打率をマーク。
非常に得手不得手のわかりやすい打者で攻めやすいタイプだが、バットに当たればかなり芯を外れても外野に運べる力を持つ。逃げていく球の少ない左投手のほうが相性は良かった。ムラも多いが後半は対応力を見せてもいただけに、一年限りというのは少しもったいなかった印象。もう一年見ても良かったのでは?

福留 孝介

転向成功、スラッガー型

右投左打 首位打者(02,06)、ベストナイン(02,03,06)、Gグラブ(02,03,05,06)、最高出塁率(03,05,06)、MVP(06)
PL学園高〜日本生命 中日99ドラフト1位〜07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 中日 142 515 169 39 6 28 304 103 13 0 3 93 1 128 .328
06 中日 130 496 174 47 5 31 324 104 11 0 3 76 3 94 .351
07 中日 81 269 79 22 0 13 140 48 5 0 4 69 6 66 .294
通算 9年 1074 3852 1175 264 38 192 2091 647 71 16 30 571 34 885 .305

2度の首位打者を獲得したスラッガー。その打撃センスは高校時代から全国区で、PL時代に近鉄からドラフト1位指名。それを蹴って社会人に進み、99年相思相愛の中日入り。
将来の中軸と嘱望され、1年目からレギュラーを与えられほぼフル出場。2割8分4厘、16ホーマーの数字は新人としては上々。しかしバッティングはともかく、想像以上にひどかったのが内野守備。肩も足もいいのだが打球勘が悪く、日本シリーズでも敗因につながるミスが続出。当初のショートからサードへ移っても苦悩は収まらず、2,3年目は守備の不安から打撃にも悪影響を及ぼし低迷してしまった。徐々に外野にシフトしていったのも当然の結果だった。
悩まされた守備面だったが、外野転向して一変。当初は内外野兼務で戸惑いが見えたものの、開幕から外野に定着した02年に覚醒した。想像以上に適性があったようで、強肩を活かすことにも成功。すると打撃も見違えるように良くなり、3番に完全定着、終盤みるみる打率を上げ、首位打者のタイトル獲得。一気に素質開花となった。
技術的には強くボールを叩くタイプだが、柔軟性が段違いに向上した。翌年も余裕で3割をクリアし、さらに念願の30ホーマー達成。中軸を担うスラッガーとしての評価を不動のものにした。二塁打リーグトップが3度、三塁打リーグトップが2度と総合能力も非常に高い。守備面でもかつての姿とは歴然の差で、いまやプロでも有数の強肩外野手。日本を代表するライト、強打者と任じられる存在に成長を遂げた。
04年は五輪代表としてチームを離れ、復帰した直後に死球骨折で戦線離脱と波乱の一年。ちょっと強振し過ぎの面も見られ打率が伸びなかったが、翌年はリーグ2位の打率で見事に巻き返し。WBCに出場した06年は自己最高の打率で走り、2度目の首位打者を獲得。2年連続3度目の出塁率トップ、3割30ホーマー100打点の文句なしの活躍でMVPに選出された。
昨年は5月に珍しく極度の不振に陥ったが、徐々に盛り返して3割目前に。しかしオールスター直前から肘の不調で欠場し始め、結局8月に手術を決意。後半完全離脱でシーズンを終えた。規定打席に届かなかったのは2年目以来7年ぶり。
この欠場で本来の資格取得には足りなかったが、昨年から適用の故障者特例措置によりFA権取得。カブスと正式契約し、かねてからの噂通り今季はメジャー移籍となった。故障明けとはいえ国内ではほぼ穴のない万能打者がメジャーでどうなるかは注目されるところ。中日にとっては大きな損失ではあるが…。

古田 敦也

名捕手、大選手型

右投右打 Gグラブ(90〜93,95,97,99〜01,04)、首位打者(91)、ベストナイン(91〜93,95,97,99〜01,04)、MVP(93,97)
川西明峰高〜立命大〜トヨタ自動車 ヤクルト90ドラフト2位〜07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト 96 329 85 15 0 5 115 33 1 1 3 19 5 54 .258
06 ヤクルト 36 90 22 5 0 0 27 8 0 1 0 7 0 13 .244
07 ヤクルト 10 18 6 1 0 0 7 0 0 0 0 1 0 0 .333
通算 18年 2008 7141 2097 368 19 217 3154 1009 70 55 60 748 111 951 .294

球史に残る大捕手。守備だけでなく、打撃でも長年チームの大黒柱。その存在感は師・野村克也の現役時代にも負けていない。
90年ドラフト2位入団。大学時代、指名の確約を受けて記者会見までセッティングされながら指名されなかった話は有名。メガネをかけていることが嫌われたそうだが、1年目からつまらないジンクスを吹き飛ばす働き。何と言っても類稀な強肩とスローイング技術で注目され、当時レギュラーを獲ったばかりの秦をあっさり外野へ弾き飛ばした。新人捕手としては異例のゴールデングラブ受賞。ディフェンスのみの選手かと思いきや、2年目には鋭い読みを活かして.340の高打率で首位打者獲得。その翌年も3割、おまけに30ホーマーマークと、押しも押されもせぬスター選手にのし上がった。
古田マジックとも言われるリードの鋭さ、そして長年盗塁阻止率トップを守るなど、ディフェンス面で日本一の称号をほしいままにしてきた。打撃でも中心選手で、広澤移籍後は4番を打つこともしばしば。両立はさぞ大変だったと思うが、それも見事にこなした。古田在籍中にヤクルトは5回優勝しているが、もし古田がいなかったら何回優勝できただろう。01年も人がいないと言われた投手陣を見事に率いた。これといった特徴のない投手を活躍させるのが得意で、03年の佐藤やかつての前田、田畑などは古田でなければこうも活躍できなかったのではないかと思わせる。
02年9ホーマーにとどまり、さすがにパワーには陰りが見えたと思わせたが、03,04年は連続20本以上。故障で囁かれた限界説を吹き飛ばした。04年は前半ハイアベレージを維持し、13年ぶりの首位打者までも視界に入る活躍。球団合併問題で奔走し、「闘う選手会長」として大きくクローズアップされた。昼に夜にの活動で、改めてその存在の大きさを感じさせた。
たださすがの大捕手もこれ以降は衰えが顕著となってきた。05年2000本安打に1000打点を達成したが、後半は欠場も多く、数字も下降。そして06年球界29年ぶりの兼任監督に就任すると、ますます出場は減っていった。この年の先発はわずか20試合にとどまり、後半はそれもなくなった。
その流れは昨年さらに加速。開幕こそスタメンだったが、4月中旬から8月まで4ヶ月近く出場しない事実上の引退状態。選手登録抹消ということも。9月中旬にチームのBクラスが確定すると監督辞任と現役引退を表明。シーズン6安打はすべて引退発表後の終盤に放ったものだった。
監督としての評価は置いておくとして、ついに大捕手の現役に幕が下りた。通算打点は球団史上最多、通算安打もヤクルトで記録したものとしては若松に次ぐ球団史上2位。90年代から長きに亘って球界を代表する存在であり続けた。

デーモン・ホリンズ

意外性外国人、そこそこ型

左投右打
巨人07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
07 巨人 124 370 95 23 1 12 156 45 2 1 2 33 1 85 .257
通算 1年

左投右打の外国人外野手。メジャーでは長いこと下積みだったが、デビルレイズに移った05,06年にレギュラー級の働きをし、2年で28ホーマーを放った。
当初の構想では二軍もありえたのだが、パウエルの故障出遅れで開幕一軍入り。初スタメン時は8番で、レギュラーという扱いでもなかった。当初は打てずにいたが、しかし4月中旬から急激に打ち出し9試合で3ホーマー。この活躍でセンターのポジションを掴み、これ以降はコンスタントに起用されるようになった。
もっぱらセンターを守ったが、守備力も脚力もそれほど高いレベルにはない。打撃のほうも、打率も長打力もそれなりといったところ。総じてかなり平凡な選手なのだが、妙にいい場面で打っている印象があり、意外性の打者という趣。
ただ後半はあまり打てなくなり印象も弱まった。当初の想定より健闘したが、やはり外国人としては不足ということか一年限りに。8番が主の選手としては悪くはなかったが、それ以上の評価は難しかった。

水口 栄二

小兵タイプ、いぶし銀型

右投右打
松山商高〜早大 近鉄91ドラフト2位〜04、オリックス05〜07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 オリックス 89 178 47 4 0 2 57 15 0 13 1 22 2 31 .264
06 オリックス 91 243 62 7 0 3 78 24 0 4 4 19 0 42 .255
07 オリックス 52 83 19 3 1 0 24 10 1 1 1 9 1 14 .229
通算 17年 1561 4510 1213 168 15 53 1570 417 43 279 36 461 24 569 .269

熟練の小技が魅力の職人型の選手。松山商→早大とエリートコースを歩みながらそれに溺れることなく、チームプレーに徹するいぶし銀の存在。
猛打を誇った近鉄打線にあって、その存在は入団時から異彩を放っていた。当初は地味な控え選手だったが、4年目にまずはショートでポジション定着。のちに二塁に移った後も堅実なプレーは変わらず、何よりチームでは数少ない小技が出来る選手として貴重な存在となった。3割にこそ届かないものの打撃も比較的安定し、再三の故障に泣かされた99年以外はほぼレギュラーとして君臨。3度のリーグ最多を記録した犠打は通算パ・リーグ現役1位。
早打ちは滅多にせず、しぶとくしつこく食らいつくスタイルが身上。小柄で力勝負とは無縁の選手だが、実は速球に強く甘く見ると意外な一発も見せる。03,04年は打撃好調で3割目前の成績を残した。
球団合併でオリックス移籍の近年は、二遊間の選手が余っている状態に加え年齢もあって出場数は減った。それでも堅実な戦力として、06年は続出した故障者の穴を埋める働きを見せた。
ただ昨年は代打中心になったものの成績が振るわず。粘り強さが発揮できず、出番は大幅に減り、打率も落とした。5月に6年ぶりの盗塁を記録したりもしたが、ついに現役を引退。地味な選手だったが長く安定して働いた。今季は打撃コーチに転身。

ジェフリー・デイビッド・リーファー

パワーヒッター、夏男型

右投左打
西武06〜07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
06 西武 49 143 36 9 1 13 86 32 0 0 0 13 2 35 .252
07 西武 47 138 36 9 0 8 69 28 1 0 0 11 1 42 .261
通算 2年 96 281 72 18 1 21 155 60 1 0 0 24 3 77 .256

フェルナンデスに替わり入団の西武の外国人。メジャーで01年に18ホーマーを放ったパワーヒッターで、左の大砲として獲得。
オープン戦の結果がさっぱりで開幕は二軍スタート。4月下旬に昇格するも、確実性が低く6月にまた二軍落ち。ここまでははっきり期待外れの状態だった。
ところが8月に再昇格すると別人のような打棒を発揮。9ホーマーを放ち、月間打率も3割。1割台に喘いでいたとは思えない爆発を見せた。かつての上司である広島ブラウン監督の「夏には活躍する」という予言が的中。8,9月11ホーマーで存在感を発揮。
6月時点では正直解雇濃厚と思っていたが、後半見事に覆し、この爆発で残留。そして昨年は開幕前から充実ぶりが伝えられ、序盤から積極的に起用された。しかし開幕すると期待されたほど打てず、5月に入るとさらに急降下。そこからは長期の二軍暮らしとなった。夏場にも昇格なく、終盤に巻き返すも時すでに遅し。結局は前年よりやや下の成績に終わり、シーズン後戦力外。
ツボにはまった時の破壊力は相当のものだったが、やはり基本的には粗かった。昨年も夏場にチャンスがあれば打てたのかは気になるところだが、解雇もやむなしか。

竜太郎 (辻 竜太郎)

中堅、巧打型

右投左打
松商学園高〜明大〜ヤマハ オリックス02ドラフト8巡〜04、楽天05〜07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 楽天 31 76 15 2 0 1 20 7 1 1 0 3 3 11 .197
06 楽天 10 28 9 2 0 0 11 1 0 0 0 1 0 6 .321
07 楽天 3 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 .000
通算 6年 209 468 122 23 2 9 176 44 6 12 1 18 13 73 .261

オリックス時代、年々の成長でレギュラー目前まで迫った外野手。中堅の年齢だが、楽天入りの選手の中でも有望な成長株と目された。
ドラフト8巡と下位指名、オリックスが大量に入団させた社会人選手の一人で、1年目はこれといった特徴がなく、非力さもあいまって個性が埋没していた。しかし03年から打撃に長足の進歩を見せ台頭。特に不安視されていた非力さを7ホーマーを放つことで払拭した。後半はスタメンに名を連ねることが増え、一気にレギュラー候補の一角に。翌年は一発こそ減ったものの巧打に磨きがかかり、出場機会は足踏みしたが3割以上を維持。谷・村松が欠場した夏以降はスタメン機会も増えた。
特徴はバットコントロールの巧みさ。04年は変化球も柔軟に攻略し、なかなか「うるさい」打者になってきた。代打では13打数7安打と圧倒的な成績を残した。
だが楽天移籍の05年は、初スタメン試合で一発を放つなど出足はよかったが徐々に後退。5月以降はわずか3安打で出番も大幅に減り、後半は二軍暮らしと大きく足踏み。絶好のチャンスを逃してしまった。翌年は夏場に3割の好成績を残したが、出場はわずか10試合。ほとんど二軍暮らしであまり印象を残せず。
レギュラー争いからははるか遠ざかり、完全なジリ貧状態に陥ってしまった。昨年は序盤の3試合ノーヒットで見切りをつけられ、以降はずっと二軍に。そのままシーズン後戦力外に。
返す返すも、楽天1年目のチャンスを逸したのが痛かった。すでに30歳を越え、戦力外はやむをえないところ。あと一歩から先が踏み出せなかった。今季はBCリーグでコーチ兼任としてプレーすることに。

渡邉 博幸

便利屋、堅実晩成型

右投右打 ゴールデングラブ(04)
日大藤沢高〜日大〜三菱自動車川崎 中日96ドラフト4位〜07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 中日 104 81 22 4 0 1 29 10 1 2 0 4 1 19 .272
06 中日 103 111 28 6 0 1 37 16 0 4 1 4 2 21 .252
07 中日 53 23 3 0 0 0 3 0 0 3 0 0 1 7 .130
通算 12年 859 1165 313 55 2 11 405 123 5 36 8 90 16 202 .269

ほとんどのポジションを堅実にこなすスーパーサブ。攻守に渡る利便性の高さが売りで、04年にはレギュラー級の働きも見せた。
もともとはパンチ力のある打撃を期待された選手。若い背番号は期待の大きさを物語る。しかしなかなか一軍に定着できず、期待されたパワーは発揮されなかった。反面意外に器用な面を見せ、ことヒットを打つことにかけては及第点以上。2年目には少ない打席ながらも3割中盤の高打率を残し、また内野全般に渡って手堅い守備力を発揮。99年から出番が増え始め、ユーティリティプレーヤーとして一軍定着を果たした。
それでも目立つ働きは少なく地味な存在だったが、02年から100試合以上出場と機会急増。安定した一塁守備から外国人の守備固めとなり、またその一塁レギュラーが安定しないこともあって打席機会も徐々に増加。30歳を越えてから急速にその地位が高まってきた。04年は強力なライバル不在とあってスタメン機会も急増。後半に打撃の調子を上げ、終盤は4割超という好調ぶりで、34歳にして初めてほぼレギュラーという形でシーズンを送った。派手な活躍こそないものの特に安定した守備力はチームカラーにうまくマッチして、ゴールデングラブのタイトルにも選出される最高のシーズンとなった。
守備型の一塁手というのは異色の存在だが、決して打てない選手ではなくある程度の数字は確実に残せる。ウッズが加入して以降は守備固めの地位に戻ったが、相変わらず便利な選手で5年連続100試合以上出場。守るだけでなく打撃でも、ヒットの半数が得点圏(05年11本、06年13本)と勝負強さも見せた。06年トータルの打率は低めだったが、左投手に3割7分という数字を残した。
ベテランになって生きる道を確立した渋い脇役。しかし昨年は中村紀の加入など様々な要因から一気に出番が減り、打席に立つ機会がめっきり減った。ヒットもほとんど打てず、ついに現役を引退することに。
遅咲きだっただけにもう少し粘れた気もするが、年齢的にも頃合だったか。地味な職人選手は、今季からは球団職員に転身。

マット・ワトソン

途中入団、中距離型

右投左打
ロッテ06途中〜07
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
06 ロッテ 64 186 51 12 0 5 78 20 0 0 1 25 1 37 .274
07 ロッテ 51 138 28 7 0 4 47 13 2 0 0 12 0 25 .203
通算 2年 115 324 79 19 0 9 125 33 2 0 1 37 1 62 .244

06年途中入団の外国人選手。李が抜け、パスクチが不振ということで獲得された。
メジャー実績はほとんどないが、28歳と比較的若い選手。5月の末に来日し、6月に一軍昇格。早速来日初ホームランを記録し、全体的にそこそこの結果を残した。
どちらかといえば中距離型の、派手さはないがまとまった感じの打者。ややフランコと印象が似ているようにも感じられる。三振はそれほど多くなく、四球も選べる好打者タイプ。
助っ人としてはパンチ不足もリザーブ要員として昨年も残留。ただまともだったのは序盤だけで、あとはずっと低打率。ズレータ故障離脱という肝心の事態にもほとんど貢献できなかった。オーティズ加入以降はほとんど出番がなくなり、シーズン後は大方の予想通り戦力外に。代打では8打数3安打2ホーマーとかなりの好結果も残したが、外国人で代打要員というわけにはさすがにいかなかった。


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