[PR]今日のニュースは
「Infoseek モバイル」

ヤクルトスワローズ

00 川島 慶三

俊足外野、停滞型

右投右打
佐世保実高〜九国大 日本ハム06ドラフト(大・社)3巡〜07、ヤクルト08〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
06 日本ハム 24 33 6 3 0 0 9 2 2 1 0 2 1 8 .182
07 日本ハム 10 18 4 1 0 0 5 0 1 1 0 0 2 3 .222
通算 2年 34 51 10 4 0 0 14 2 3 2 0 2 3 11 .196

俊足とパンチ力に期待される外野手。昨年はレギュラー候補に挙げられた一人。
もともとのポジションは二塁で、1年目の登録は内野手。172cmと小柄ながら思い切りのいいスイングでパンチ力があり、06年はファームで9本塁打を放った。シーズン中から外野で起用されるようになり、新庄が抜けた昨年はレフト候補に。
ただ期待された2年目だったが出場数は半減。工藤の台頭にすっかり押されてしまった。終盤の先発起用でも結果はいまいちで、印象が薄いまま終わった。
ライバルの工藤も俊足の選手で、昨年は随分と差をつけられてしまった。年明けの大型トレードで今季はヤクルトへ。移籍を期に再台頭を図りたいところ。

 0 志田 宗大

バランス型外野手、一軍半型

右投右打
仙台育英高〜青学大 ヤクルト02ドラフト8巡〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト 26 25 3 0 0 0 3 3 1 1 0 0 1 7 .120
06 ヤクルト 41 27 5 0 0 0 5 0 1 0 0 1 0 6 .185
07 ヤクルト 59 13 0 0 0 0 0 0 2 0 0 1 0 3 .000
通算 6年 265 332 73 9 2 4 98 17 9 8 1 21 2 80 .220

ドラフト8巡と下位指名ながら、1年目から毎年一軍出場している右の外野手。近年は主に守備・代走要員として出場。
個人的に入団時全くノーマークだった選手で、いきなり実績を残したのには驚かされた。決してパワーヒッターではないが新人年からホームランも記録。03年は二軍生活のほうが長かったが、そのファームで3割、一軍でもすべて左投手からヒットを放ち3割。そして04年は定位置が固まらない状況に乗って台頭。稲葉の不振もあって、1番を任される場面も多かった。ここまでは順調そのもの。
ただ05年は大きく足踏み。一軍出場が8月以降と遅く、しかも結果を残せなかった。積極性が影を潜め、簡単に追い込まれてしまうケースが目に付いた。1割そこそこの低打率に喘ぎ、これでポジション争いから大きく後退。
ここ2年は守備要員として落ち着いた印象で、昨年は待望の一軍定着。主にラミレスの守備固めとしてほぼ一年ベンチ入りを果たした。一方で打席機会は大きく減り、プロ入り後初めてノーヒットのシーズンとなった。
地味な存在だが役割はどうやら決まった。ただもう少しアピールしないと維持が難しい立場でもある。埋没しないためには打つほうも意欲を見せたい。

 2 アダム・リグス

スラッガー変身、大躍進型

右投右打
ヤクルト05〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト 107 310 95 25 1 14 164 44 4 0 2 15 2 64 .306
06 ヤクルト 142 591 174 39 0 39 330 94 11 0 1 33 11 112 .294
07 ヤクルト 37 138 30 5 0 3 44 19 0 0 2 9 1 43 .217
通算 3年 286 1039 299 69 1 56 538 157 15 0 5 57 14 219 .288

2年目の06年、2番で驚異の打棒を発揮した外国人。前年から大きな変わり身を見せて大活躍を見せた。
マイナークラスでのキャリアが豊富なベテラン選手で、大物打ちよりも確実性を期待されての獲得。1年目オープン戦でさっぱりだったため開幕は二軍。4月の中旬に昇格したが、すぐには打てず。これはとんでもない見込み違いかと思わせたが、しかし月が替わると慣れてきたのか打率急上昇。シュアな打撃で安定した活躍を見せるようになった。外国人にしては見栄えのしない体格で非力な印象だったが、これが8月に入ると一変。不調の鈴木健に替わって一塁レギュラーになると、8,9月で12ホーマーを放った。これが翌年のブレイクへつながっていく。
この活躍を踏まえ06年は開幕からスタメンに。当初はそれほどでもなかったが、5月に12ホーマーの爆発。2番で打ちまくって大いに話題となった。一時の活躍ではなく、8月にも12ホーマーを量産。3割こそ逃したがチームトップの39本塁打という大躍進を見せた。
当初守った外野はお粗末だったが、途中からは一塁に専念。11盗塁など脚力があり、1年目振り逃げの隙に本塁突入生還というクレバーなプレーも見せた。本塁打量産は非常に意外だったが、打撃に関してはなかなかバランスが取れている。
しかし昨年は終始故障に泣かされた。大不振スタートのあと、ヘルニア手術のため長期離脱。後半復帰後も腰痛で欠場が多く、ほとんど戦力にならずじまい。2割そこそこの低打率に加えてわずか3ホーマーと大誤算のシーズンに。
正直微妙な成績だったが、契約が残っているということで今季も残留。ラミレスが抜けたこともあり、チームとしても打棒復活が強く望まれる。昨年末公表された「ミッチェルレポート」にその名前がリストアップされ、薬物使用疑惑が浮上。過去の極端な変わり身に疑念も生じてしまった。今季打ってこれを払拭できるか。

 4 度会 博文

内外野兼用、代打屋型

右投右打
八千代松蔭高〜中央学院大 ヤクルト94ドラフト3位〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト 45 60 7 1 0 0 8 0 0 3 0 1 0 10 .117
06 ヤクルト 27 28 10 2 0 0 12 3 0 1 0 2 0 4 .357
07 ヤクルト 68 88 18 4 0 0 22 8 0 6 1 0 0 16 .205
通算 14年 524 704 173 34 1 9 236 61 2 30 3 30 2 118 .246

ヤクルトの代打の切り札的存在。パンチ力のある打撃が特徴で、速い球を得意にしている。タイプとしては中距離打者。
大学から入団も最初の4年間は一軍実績なし。粗さが先に立ってなかなか上に食い込めなかった。しかし5年目の98年にいきなり準レギュラー級の活躍を見せて台頭。稲葉低迷の隙を突いた形で、左の副島と競い合うような格好だった。だが変化球打ちに難があり、レギュラーを奪うにはスケール不足だった。もう一つ食い足りない感じで以降は控えに定着。
あまりパッとしない状態で立場も危うかったが、30歳を越えた03,04年は3割前後の成功率で代打の一番手に定着。左投手に強みを見せ、それなりに存在感を見せるようになってきた。
これで地位を固めたかと思われたが、05年は一転して大不振。1割をやっと越える打率で全くいいところがなかった。そのためか06年は前半ずっと二軍暮らし。存在感が薄くなりかけていた。しかし8月に昇格すると、以降代打で3割の好成績。左に強いところを再びアピールした。この流れから昨年は久々に出場機会増加。真中に次ぐ代打回数で、「右の切り札」として起用された。
とりあえずジリ貧は止まったが、しかし昨年は成功率が低く「切り札」というには厳しい結果。何より左投手に1割台では貢献度は低い。左の真中が大活躍だっただけに、対になるべき度会の低調は目立ってしまった。今季でもう36歳、状況次第では今季限りという可能性も高い。ずっと代打屋で過ごしてきた経験を活かして、左殺しの技術を見せて生き残りたいところ。

 5 アーロン・ガイエル

パワーヒッター、急上昇型

右投左打
ヤクルト07〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
07 ヤクルト 142 497 122 18 0 35 245 79 2 0 3 88 23 147 .245
通算 1年

退団したラロッカに替わるヤクルトの新外国人。メジャーでは03年に15ホーマーを放った外野手。
ラミレス、リグスとともに新たな外国人トリオを期待され中軸に座ったが、当初はかなりの低打率。開幕一ヶ月で2割そこそこの打率にわずか2ホーマーと低調なスタートとなった。これはだいぶ苦しいかと思わせたが、5月に3割近い打率で8ホーマーと急上昇。辛抱して起用し続けた甲斐があった。その後は打率は高くはないもののチームトップの本塁打を放ち、4番の座に定着するようになった。
シーズン当初は低打率とかけ離れた高出塁率で知られることに。通常外国人選手は積極的に振ってくる傾向が強いが、なぜかガイエルはほとんどスイングせず、その副産物としてよく四球を拾っていた(死球も多い)。そのため一時1番で起用されていたことも。メジャーで特に四球が多いということはなく、これが戸惑っていたためか球筋を見極めていたためかは不明。
守備は肩はあるもののそれ以外に難有り、そして三振多いがツボにはまればスタンドインと、実に古典的な助っ人というタイプ。打率は結局シーズン通して.250前後と低いままだったが、オールスター以降17ホーマーを放ち、チームトップ、リーグ2位タイの35本塁打。ついでに死球はシーズン最多記録にあと1という多さだった。この四死球の多さで、リーグ32位の打率ながら出塁率はリーグ4位。
3番のラミレスが走者を掃除していたこともあって打点は少なく、9月以降で11本塁打放ちながら打点は15だけだった。4番としては粗すぎて頼りない感もあるが、一発の魅力は非常に大きい。2年目は研究されて落ち込んでしまうか、それともさらに上昇するか注目。

 6 宮本 慎也

守備の名手、業師型

右投右打 Gグラブ(97,99〜03)
PL学園高〜同大〜プリンスホテル ヤクルト95ドラフト2位〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト 135 547 145 19 2 7 189 47 5 22 1 26 12 88 .265
06 ヤクルト 73 270 82 11 1 2 101 34 3 5 1 8 6 29 .304
07 ヤクルト 131 464 139 18 3 5 178 39 3 23 0 22 5 55 .300
通算 13年 1439 5131 1435 189 20 45 1799 386 99 310 18 282 68 665 .280

球界屈指の守備を誇ったショートストップ。その手堅さで内野を引き締め、しぶとい打撃で長年不動の2番として活躍。チームリーダーを務めるベテラン。
守備の上手さは入団時から評価が高く、3年目の97年からレギュラーに定着。守備力も高く評価されていた池山をサードに移動させてショートに落ち着いた。99年から5年連続、通算で6度のゴールデングラブ受賞。当初は完全な守備の人で打撃は期待薄と言われていたが、この面でも着実に成長。さすがに名門で揉まれてきたしたたかさで、精度の高い小技は高い評価を得た。巧みな右打ちをマスターすることで、00年には打率3割を達成。打っても送ってもきっちりとした仕事振りは、ある意味でヤクルト野球の象徴的存在ともなった。01年にはシーズン日本新となる67犠打を記録。
とにかくあらゆる面で隙のない好選手で、それはオリンピック代表としても実証。03年の予選では慣れない二塁を危なげなくこなし、翌年のアテネでもチームトップの打率5割と大活躍。主将としてチームを牽引した。基本が実にしっかりとしていて、だからこそ応用にも強い。攻守ともにチームの要となる存在。
日本での成績に目を移すと、当初の非力という風評を覆すように、03年から一発が少し増えた。04年は五輪その他で90試合の出場にとどまりながら自己最多の11ホーマー。4年ぶりの3割にも達し、非常に好調だった。ただその一方で三振もちょっと増えていて、05年は自己最多の88三振。打率も99年以来の低さに終わった。
ちょっと粗っぽくなっていたが、06年は元の状態に戻って好調。リグスが2番に入ったことで6,7番の打順が多かったが、開幕から高い打率を維持し続けた。夏場から立て続けに故障発生で8年ぶりに規定打席に届かなかったものの3割。その調子は昨年も維持し、開幕からずっと打棒安定。終盤不振に陥ってあと5毛足りなかったものの、四捨五入で3割となった。
さすがに年齢から守備範囲は狭まったが、攻守ともに堅実で技術は高レベル。チームとしては“次”を考えなくてはいけないが、後続にはかなり高い壁となっている。通算犠打は現役トップ。依然存在感は健在。

 7 田中 浩康

新二塁、安定型

右投右打 ベストナイン(07)
尽誠学園高〜早大 ヤクルト05自由枠〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト 6 4 2 1 0 0 3 0 1 0 0 0 0 1 .500
06 ヤクルト 75 214 57 12 0 5 84 22 1 12 2 19 1 47 .266
07 ヤクルト 132 451 133 23 8 5 187 51 8 51 3 33 5 51 .295
通算 3年 213 669 192 36 8 10 274 73 10 63 5 52 6 99 .287

ヤクルトの新たなセカンドレギュラー。自由枠入団の1年目はほとんど二軍暮らしも、2年目以降に台頭。
早大から入って、1年目ファーム、2年目台頭というのは一年先輩の青木(青木が早生まれで年齢は同じ)と全く同コース。1年目は二軍でレギュラーとして働いた。06年開幕一軍入りも、前半はエレベーター状態でもう少し時間がかかるかと思われた。しかし夏場になると急台頭。7,8月に3割4分と打ちまくり、はじめはショートでスタメン、ラロッカ離脱後はセカンドに定着を果たした。終盤失速して打率は落ちたが、実質1年目としてはまずまずの結果。
開幕からレギュラーの昨年は序盤絶不調。ジンクスにはまったかと思わせたが、5月以降は急上昇。コンスタントに安定した活躍を見せ、見事ポジション定着を果たした。打順は2番が多くリーグトップの犠打を記録。3割近いアベレージで飛躍に成功。三塁打8本もリーグトップ。
5月以降ほとんどスランプがなかったのは大したもの。他を圧するほど際立ってはいないが、走攻守いずれにもまとまった能力を持ち、器用で安定感が高い。期待通りの順調な成長で、宮本の次の内野の顔となれそうな印象。

 8 武内 晋一

中軸期待、大苦戦型

左投左打
智弁和歌山高〜早大 ヤクルト06希望枠〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
06 ヤクルト 12 24 2 0 0 1 5 4 0 0 1 5 0 8 .083
07 ヤクルト 24 41 3 0 0 1 6 3 0 0 1 1 2 12 .073
通算 2年 36 65 5 0 0 2 11 7 0 0 2 6 2 20 .077

希望獲得枠入団の若手外野手。華々しいアマ球歴の持ち主で、高校時代は3度甲子園出場しセンバツ準優勝、夏の優勝を経験。大学でも早くからレギュラーとして数多のタイトルを獲得した選手。将来の中軸候補として大きな期待を受けてのプロ入り。早稲田からヤクルトへは3年続けての入団で、青木と田中浩は元チームメイト。
本来は一塁手だったが、プロでは外野も兼ねることに。即戦力の期待も大きかったが、ホームランこそ放ったもののわずか2安打、打率1割未満とレベル差を痛感させられる結果に。二人の先輩同様2年目の飛躍も期待されたが、やはり打率は1割に届かない大低迷。完全にプロの壁に阻まれてしまっている。
アマ時代の実績、および二軍での成績からはここまで苦しむとは予想外だった。現状一軍レベルでは完全に子ども扱いで、少し迷いがあるようにも見える。昨年二軍では首位打者獲得も、後半の昇格でも結果を残せなかった。守備位置の融通が利かない不利は打撃でカバーするより他ない。これ以上もたつくとチャンスはどんどん減っていってしまう。

 9 飯原 誉士

俊足選手、ブレイク期待型

右投右打
小山高〜白鴎大 ヤクルト06ドラフト(大・社)5巡〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
06 ヤクルト 28 37 12 0 0 0 12 3 2 0 0 1 2 9 .324
07 ヤクルト 136 418 103 19 4 8 154 32 23 21 2 18 8 83 .246
通算 2年 164 455 115 19 4 8 166 35 25 21 2 19 10 92 .253

ドラフト下位入団ながら、1年目から開幕一軍入りを果たした若手選手。1年目から好結果を残し、昨年は「ポスト岩村」に指名。
地方大学リーグ出身で、同大学からは初めてのプロ選手。全国的には無名に近い存在だったが、キャンプ・オープン戦で評価を上げそのまま一軍ベンチに。当初は代走要員だったが、先発出場しプロ初ヒット、続く試合で3安打を放ち、一躍レギュラー候補の新鋭として注目された。この直後に故障で二軍落ちし、勢いが削がれたか瞬間的な活躍にとどまったが、フレッシュオールスターで4安打を放ちMVP獲得。充分印象に残る活躍を見せた。
身体能力の高さが売りで、俊足に加え投手出身の強肩もアピールポイント。岩村がメジャー移籍した昨年は、その後継サードとして積極的に起用された。一気に飛躍とまではいかなかったが、2年目にして初の規定打席到達。打率は低いままだったがチームトップの盗塁を記録した。
さすがに慣れないポジションで苦しんだか、失策数はリーグワーストタイ。まだまだ発展途上という印象を強く残した昨年だが、次代の中心選手として期待は大きい。フレッシュ球宴MVPは過去にも里崎・今江・青木、ジュニア時代も含めればイチローなどを輩出した「出世街道」。青木から始まった世代交代の波に乗り、昨年の経験を踏まえて今季は一層の飛躍を期待。

10 城石 憲之

雑草育ち、ユーティリティ型

右投右打
春日部共栄高〜青学大中退 日本ハム95ドラフト5位〜98途中、ヤクルト98途中〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト 130 359 92 18 1 2 118 30 2 10 0 19 1 66 .256
06 ヤクルト 70 130 30 2 0 2 38 5 1 6 0 17 0 31 .231
07 ヤクルト 81 109 23 4 0 2 33 9 0 3 0 3 1 22 .211
通算 13年 775 1585 374 65 1 25 516 133 10 47 5 101 10 330 .236

大学を中退後、クラブチームを経てプロ入りした内野手。かなり線の細い内野手で、プロ入り後もほとんど二軍生活だったが、ヤクルト移籍後突如脚光を浴びるようになった。
移籍した98年に44試合、翌99年は86試合出場と、日本ハムでの3年ちょっとで9試合しか出なかった選手とは思えない抜擢。堅実な守備が買われた結果で、目立たないが与えられた仕事はきっちりこなした。
00,01年は出場機会が減ったが、02年は土橋の故障でセカンドレギュラー候補に。堅実な守備に加えて打撃も成長し、かなり定位置に近づいた。ただここからもう一つ突き抜けない。土橋の復調もあるが、03年は後半調子を上げたものの前半不調、04年は開幕から最後まで低打率に喘ぎ、あと一歩のところで足踏みしてしまった。
どうしても打てないことでポジションを確保しきれないが、05年は試合数・打席数ともに自己最多。出足は悪かったものの、久々に土橋を追い抜いた。左投手には3割近いアベレージを残すなど健闘を見せ、衰えの見える宮本の代役ショートも務めるように。
ようやく掴んだポジションだが、06年はラロッカ加入で控えに。さらに若い田中浩の起用が多くなり、昨年は守備固めでの出場が大半となった。相変わらず打撃が弱く、この2年ですっかり控えに落ち着いてしまったが、ベテラン宮本や不安の多いサードのバックアップとして存在感を見せている。そろそろベテランの域だが汎用性の高い選手。非力なりにもう少ししぶとさがあるともっといいのだが。

23 青木 宣親

安打製造機、快足型

右投左打 首位打者(05,07)、最多安打(05,06)、新人王(05)、ベストナイン(05〜07)、盗塁王(06)、Gグラブ(06,07)、最高出塁率(07)
日向高〜早大 ヤクルト04ドラフト4巡〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト 144 588 202 26 4 3 245 28 29 18 1 37 5 113 .343
06 ヤクルト 146 599 192 26 3 13 263 62 41 4 1 68 8 78 .321
07 ヤクルト 143 557 193 26 2 20 283 58 17 4 3 80 8 66 .346
通算 4年 443 1759 590 78 9 36 794 148 88 26 5 186 21 263 .335

2年目の大ブレイクからあっという間にプロ有数のアベレージヒッターとなった外野手。岩村が抜けたチームにとって野手の中心的存在。
大学時代は鳥谷(阪神)と同期。1年目の一軍出場は10試合にとどまったが、二軍で3割7分というハイアベレージで首位打者獲得、フレッシュオールスターでもMVPに輝いた。その活躍から翌年はシーズン前から台頭を予言され、数年固定できずにいたセンター候補として大いに期待された。
そして迎えた05年、期待を大きく上回る大活躍。開幕当初こそ2割そこそこの打率だったが、5月以降常に3割以上の打率を叩き出し、8月にはばてるどころか4割の月間打率をマーク。打棒は全く衰えを見せず、新人王どころか首位打者も早々に確実とし、シーズン安打セ・リーグ新記録。イチロー以来の200本安打も達成と一気に突っ走った。
これだけでも凄いが、マークが強化された翌年以降もさらに成長持続というのが凄まじい。05年は「青木シフト」が出現するほど内野安打が多く、かなり足に依存していた部分があったが、06年は「転がす打撃」から「振る打撃」に大きく転換。それでも三振は大幅に減らし、不動の一番打者としてフル出場。ホームランを13に増やして2年連続の最多安打、さらに長年赤星の独壇場だった盗塁王に輝いた。チャンスにも強さを見せて1番ながら62打点を記録。
もはやすっかり中心打者となった昨年は、序盤からさらに長打を増やして高打率。ますますの成長を見せた。盗塁こそ減ってしまったが、月間打率が3割を切ったのは7月だけ。最多安打こそ同僚のラミレスに譲ったものの、競り合った末に見事首位打者に返り咲き。20ホーマー放って三振はさらに減った60台。出塁率も堂々の両リーグトップだった。
とにかく脆いところのない選手で、ほとんどスランプというものを感じさせない。まだ若いながら既に「安打製造機」の風格を見せ、完全にプロを代表する選手に定着した。三振もしてくれない以上、打ち取るのは非常に至難の業。ここまで全く壁に突き当たっていないのが空恐ろしい。何事もなければ、今季も当然首位打者筆頭候補。

28 川本 良平

新正捕手候補、俊足型

右投右打
崇徳高〜亜大 ヤクルト05ドラフト4巡〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト - - - - - - - - - - - - - - -
06 ヤクルト - - - - - - - - - - - - - - -
07 ヤクルト 51 144 30 3 2 7 58 19 6 3 2 14 3 38 .208
通算 3年

昨年新たに正捕手候補に浮上してきた選手。後半のみの出場で一気に急上昇。
大学からプロ入り、過去2年は一軍出場はなかったが、06年はファームでレギュラー格に。昨年も前半は二軍にいたが、7月上旬に昇格すると初出場が即先発。この試合でプロ初安打となる3ランを放ち、ここからポジション争いに割って入った。8月まではまだ福川のほうがリードしていたが、9月以降は出番急増。打撃では打率は低いものの7ホーマーとパンチ力を発揮し、終盤はほぼスタメン定着。一気に飛躍のシーズンとなった。
捕手としては非常に俊足の選手で、昨年200未満の打席数、低い出塁率で6盗塁を記録。ファームでは12盗塁を稼いだ。ヒットのうち4割が長打で、三塁打も2本。
守備面では課題も多く、まだまだ発展途上。ただ先行していた福川・米野も決め手を欠き、「ポスト古田」はまだ横一線状態。固まっていない段階で台頭してきたのは大きい。これをステップに今季も勢いを持続したい。

29 福地 寿樹 (和広)

移籍急上昇、神速型

右投左右打
杵島商高 広島94ドラフト4位〜05、西武06〜07、ヤクルト08〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 広島 30 11 2 0 0 0 2 0 8 0 0 0 0 1 .182
06 西武 91 294 85 11 5 4 118 22 25 16 0 16 7 47 .289
07 西武 117 319 87 14 3 0 107 20 28 13 1 15 8 47 .273
通算 14年 520 951 252 38 10 5 325 54 122 42 1 45 17 179 .265

プロでも有数の俊足の持ち主。02年までの通算得点、通算盗塁がいずれも通算安打を上回っていた代走のプロ。だったが、西武に移籍してレギュラー格に急上昇。
二軍では早くから主力となり、2年目の95年から4年連続ファームの盗塁王獲得。98年にはウエスタン史上唯一の50盗塁も記録した。この快速から00年以降は一軍の代走要員となり、4年連続二桁盗塁を記録。特に01年は51試合に出場してわずか9打席と徹底的に代走屋だった。
盗塁というのは足が速いだけでは成功しないものだが、この福地は走塁技術も高い。盗塁成功率が飛びぬけて高いわけではないが、これは代走で起用されマークがきつい中での数字。もう「福地=盗塁」というイメージが出来上がっている中でこの数字は圧倒的とも言える。
代走専門から02年以降立場が微妙に変化。打席機会が徐々に増え、03年にはセカンドレギュラー候補の一人にも挙げられた。この年プロ初ホームランを記録するなど打撃でも存在感が増していたが、翌年開幕前に足の靭帯断裂の大怪我。シーズンのほとんどを棒に振ってしまった。05年8盗塁を記録し足は健在であることを示したが、レギュラー候補からは大きく後退。
しかし06年開幕直前のトレードで西武に移ると、大きなチャンスを掴むことに。5月に一軍昇格、中旬から1番に起用され、この月3割2ホーマーで存在感急上昇。シーズン通してかつてないほどの打棒を発揮した。すっかり外野の一角を占めるようになり、1番打者としてチーム最多の61試合に先発。放った安打はこれまでの通算を上回り、30歳を迎えての大ブレイクとなった。
移籍を契機にイメージを一新することに成功した。昨年は全体的にはさほど良くなかったものの、6,7月に絶好調。試合数、打席数をさらに増やし、ほぼレギュラーとしてシーズンを過ごした。売りの盗塁は自己最多で、リーグ4位の数字。
ここにきての立場急転で遅咲きと言えるかも。脚力があるために相手投手にとっては転がされるのも嫌な存在。FA石井一の人的補償として今季はヤクルトへ。ほぼレギュラーの選手がプロテクト漏れは意外だったが、長年親しんだセ・リーグ復帰は楽しみでもある。スイッチヒッターだが右打席は成績が悪く、左投手に弱い。いっそ割り切って左打席に専念したほうがいいかもしれない。

31 真中 満

小兵外野手、代打再生型

左投左打
宇都宮学園高〜日大 ヤクルト93ドラフト3位〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト 99 225 68 12 0 5 95 28 2 3 1 15 0 29 .302
06 ヤクルト 99 172 41 8 0 1 52 15 1 7 3 11 1 19 .238
07 ヤクルト 105 119 38 6 0 1 47 10 0 0 1 5 0 13 .319
通算 15年 1353 3904 1121 179 25 54 1512 335 64 80 17 237 19 391 .287

ミート力が持ち味の外野手。小柄ながら安定した能力でヤクルトのレギュラーとして活躍。ここまで3割も2度記録。
大学からプロ入り後、一軍定着までには思ったより時間がかかった。95年に99試合出場を果たすも、翌年はほぼ二軍暮らし。しかし97年に規定打席不足ながら3割を越える高打率で台頭し、飯田が不振に陥った翌年レギュラーを奪取。ここから4年連続規定打席到達で、飯田に替わって「1番センター」の座についた。
驚くほどの俊足ではないが、選球眼の良さと思い切りの良さで活躍。特に内角球を体ごと回転して打つ様は特徴的。どちらかといえば引っ張りが目立つタイプだが、当てることに関しては能力が高くファウルカットで逃げる技術を持つ。しつこく食らいつくスタイルで、1番打者としてなかなかのいやらしさを発揮した。守備も堅実で、総じて安定感を感じさせる選手。
ただ02年故障で不本意な成績に終わり、30歳を越えて少し停滞気味。03年こそ持ち直したが、出塁がいまいちで1番としてはやや物足りない印象。これ以降はサブに落ち着き、存在感がやや薄くなってきた。
もう三十代後半ということで06年から代打での出場が中心に。この年は起用回数こそ多かったもののやっと2割でいまいちだったのだが、昨年印象が激変した。開幕から絶好調で突っ走り、驚くべき成功率で切り札として大いに名を売った。ほぼ代打のみの出場で、オールスター時点で3割後半の高打率。終盤急ブレーキで落ちたものの3割キープし、強烈な存在感を見せることに成功した。
代打起用98回は12球団で最多、成功率も3割以上。そして代打での年間31安打は38年ぶりの更新となるプロ野球新記録だった。長打こそないもののしつこい打撃で完全に代打男として覚醒し、これで4年ぶりの100試合出場も勝ち取った。隔年ペースを守ったという見方もできるが、前年良くなかった成績をここまで向上させたのは驚嘆。今季もしぶとい打撃で存在感を見せるか。

32 小野 公誠

中堅捕手、叩き上げ型

右投右打
聖望学園高〜東北福祉大 ヤクルト97ドラフト4位〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト 62 164 33 5 0 7 60 18 1 4 2 8 0 44 .201
06 ヤクルト 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -
07 ヤクルト 10 16 2 1 0 0 3 3 0 0 1 1 0 7 .125
通算 11年 235 442 90 12 0 15 147 47 1 10 4 21 2 126 .204

古田のサブを長年勤めてきた中堅捕手。入団から4年間は一軍とほぼ無縁だったが、01年終盤台頭。古田が故障離脱した穴を埋めて一気に名を売り「ポスト古田」に急浮上した。
どちらかと言えば鈍重で、古典的な捕手らしい外見。全体的にソツがなくまとまっている。面白いのはバッティングで、フォームがどことなく古田に似ている。打率は低いが一発長打を秘めており、甘く見ると痛い目を見る打者。
台頭以降古田が健在で、二番手捕手としてすっかり落ち着いていたが、05年古田が休みがちになったことで再浮上。後半から終盤にかけて先発出場が急増し、後継正捕手の座に一歩近づいた。しかし06年は一転して出場機会激減。古田が兼任監督となったことで、出番が増えると予想されたが、4月に膝を痛めてリタイア。そのまま最後まで再登録なく終わってしまった。出場は守備についた1試合のみ。打席に立てなかったのは出場のなかった99年以来7年ぶり。
米野が積極起用されることは想定内だったが、経験でまだ優位にあると思われただけに痛い故障離脱だった。あまり年の違わない福川の台頭を許し、昨年は若い川本が出現。出場は6月の10試合のみに終わり、シーズンのほとんどを二軍で終えた。ここにきて一気に存在感が薄くなってしまったが、このまま引き下がってしまうのは惜しい。経験を活かして巻き返していきたい。

33 畠山 和洋

三塁候補、パワーヒッター型

右投右打
専大北上高 ヤクルト01ドラフト5位〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト 11 11 2 0 0 1 5 2 0 0 0 2 0 5 .182
06 ヤクルト 7 6 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 3 .000
07 ヤクルト 37 75 17 2 0 1 22 7 0 2 0 10 1 20 .227
通算 7年 59 100 20 2 0 2 28 9 0 2 0 14 1 28 .200

岩村が去ったサードのポジションに定着を期待される内野手。高校通算62本塁打と強打を売りにする選手で、将来の中軸候補。
当初の3年間は二軍で育成され、早い段階からレギュラーに。2年目の02年にはファームの本塁打・打点の二冠王を獲得した。4年目に一軍初出場、初ヒットを放つと、翌年は初ホームランを記録。そして岩村が抜けサードが空位となった昨年は開幕一軍入り。出場数を大きく伸ばしてきた。
なんといっても魅力はパワフルな打撃。はまったときの打球は豪快そのもの。ただ昨年は大きなチャンスがありながら、脆さも見せてしまった。低打率に喘ぎ、ポジション獲得には至らず5月に二軍落ち。一軍定着に失敗。
躓いてしまったが、二軍では昨年も3割5分にチームトップの11ホーマーと圧倒的な好成績。終盤再昇格後は一軍でもそこそこの打率を残した。年齢的にもそろそろ勝負をかけたい頃。レギュラー獲りのチャンスはまだ潰えてはいない。

37 福川 将和

中堅捕手、打撃優位型

右投右打
大体大浪商高〜東農大生産学部〜三菱自動車岡崎 ヤクルト02ドラフト5巡〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 .000
06 ヤクルト 47 109 23 4 0 4 39 13 0 5 0 8 1 32 .211
07 ヤクルト 86 228 51 12 0 7 84 29 1 8 0 41 4 63 .224
通算 6年 157 360 79 17 0 11 129 46 1 13 0 50 5 103 .219

大学社会人を経て5年経過の中堅捕手。これまでほとんど出番がなかったが、ここ2年で正捕手候補に急浮上。
大学時代は徳元と同期。2年目の03年に代打でなかなかの好結果を残し台頭。しかし翌年故障で出遅れ、2年間ほぼ二軍暮らし。下では正捕手格も、一軍からはやや遠ざかっていた。
年齢的に後のない立場だったが、06年状況一変。監督兼任となった古田の出場減少、そして小野の故障離脱で一気に浮上してきた。4月末に昇格するとそのまま最後まで一軍定着。47試合出場、先発マスクも27試合と躍進を見せた。
守備よりも打撃に妙味のあるタイプで、米野より打力が高いと評される。打率は低かったが、6月には2試合連続で一発を放つなどパンチ力を発揮した。
上昇曲線で迎えた昨年は米野の後退もあって筆頭捕手に。75試合の先発マスクを勝ち取り、さらなる前進を果たした。ただこれで「ポスト古田」に決まりというわけにはいかず、後半は若い川本が台頭。終盤はほとんどの試合で先発を譲ることに。
気になるのは川本とはタイプがやや被っていること。福川も近年台頭してきた立場で、守備面で信頼があるとは言いがたい。となると年齢面で若干不利になる可能性も。しかしせっかく廻ってきたチャンス、どうせなら正捕手を狙いたい。米野の巻き返しあればポジション争いはさらに混沌としそうだが。

43 宮出 隆自

大型選手、転向台頭型

右投右打
宇和島東高 ヤクルト96ドラフト2位〜
試合 完投 勝利 敗戦 セーブ 投球回 被安打 被本塁打 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
投手通算(6年) 49 0 6 5 0 104 2/3 89 12 100 53 1 3 55 4.73
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト 99 275 88 14 1 8 128 46 5 2 1 22 4 54 .320
06 ヤクルト 134 422 116 22 3 9 171 59 1 8 3 38 2 83 .275
07 ヤクルト 111 323 90 10 3 9 133 46 3 6 1 16 2 63 .279
通算 12年 491 1281 365 56 10 33 540 178 10 21 5 85 12 257 .285

身長190cmの大型選手。高校時代はエースとして甲子園で活躍し、同時に打者としての素質も高く評価されていた。プロ入り後は投手として実績を残したが7年目の02年から野手に転向。
投手時代は長身から投げ下ろすフォークを最大の武器とした。いずれもリリーフでのものだが通算で6勝の成績を残し、先発も何度か経験。ある程度の地位は確立したが、多少限界が見えた感もあった。投手としてそこそこ成功していた分遅れたが、野手転向は正解だったと思われる。
打者としてはすでに00年に8打数4安打の実績を持ち、転向2年目の03年に台頭。パンチ力のある打撃で外野の一角に割って入り、夏場以降は完全に一軍定着。高齢化の進むチームの新たなレギュラー候補として脚光を浴びた。リストの強い打撃は魅力充分。
期待された翌年は春先に結果が残せず、ちょっと足踏み。未熟なところを見せてしまったが、05年大きく巻き返し躍進。日程が進むに連れて打率を上げ、7月は4割以上と大当たり。終盤骨折で離脱してしまったものの、8月以降は完全に5番定着を果たした。翌年は開幕直後こそ不調も5月に調子を上げてスタメンライトに定着。野手転向5年目にして初めて規定打席に到達、完全にレギュラーとして一本立ちを果たした。
打席での構えは少し和田(西武→中日)を意識したような形。ここまでは中距離ヒッターの趣で、軽めのスイングでセンター中心に弾き返す。盗塁技術には欠けるが、純粋な脚力もまずまず。
昨年は岩村の抜けたサードに挑戦したが、これが負担となったか序盤不調。18試合守って3失策と経験不足は顕著だった。結局最も多かったのはリグスが離脱した一塁に。打撃のほうはその後調子を上げ一時3割目前になったものの、終盤大ブレーキに加えて骨折でリタイア。前年並みの打率となった。
昨年巨人・広島相手には強かったが、中日・阪神相手には1割台と相手によって相性が極端だった。もう少し上を狙える力はありそうなのだが、ちょっと中途半端なところに落ち着いた感もある。アベレージを狙うならもっと波は減らしたい。

49 ユウイチ (松元ユウイチ)

漸次前進、打撃上位型

左投左打
ワシントン・ルイス州立高 ヤクルト99〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト 75 137 33 6 0 2 45 13 0 2 1 8 3 23 .241
06 ヤクルト 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000
07 ヤクルト 33 103 35 6 0 3 50 16 0 0 0 1 1 12 .340
通算 9年 153 309 89 15 0 5 119 37 0 2 1 10 6 45 .288

ブラジル出身の日系三世という異色選手。打撃に魅力のあるタイプで、徐々に向上し05年一軍定着。
高校時代にブラジル代表の4番も務めた好打者。同じくブラジル日系三世のツギオ(ツギオ佐藤)、一年遅れて入団のリーゴ(ロドリゴ宮本)などと同様、当初は外国人としてヤクルト入りした。同郷の二人はすでに解雇されてしまったが、ユウイチは徐々に成長。外国人枠のハンデは厳しかったが、02年には一軍昇格して初安打も記録。
帰化申請が通り、日本国籍となった04年は二軍で青木に次ぐリーグ2位の高打率をマーク。一軍でも打席は少ないながら4割近い好成績を残した。そして翌年は開幕一軍入りし、2戦目に代打でプロ初ホームラン。5月は3割と好調でスタメン機会も急増し、一気に出場機会を増やした。後半は代打要員として定着。
速球に強い打撃は左も苦にせず、はまれば一発の力も持つ。枠の関係で出番が限定されていたが、その枷も完全になくなった。二軍は完全に卒業状態で、いよいよレギュラー争いに参戦の期待もかかる。
飛躍を期待された06年だったが、ヘルニアの手術などでわずか3試合の出場。大きく躓く形となってしまったが、昨年再浮上を果たした。前半は二軍も、8月後半に昇格即スタメン起用でいきなり満塁弾を含む4安打6打点の大暴れ。その後も打撃好調で3割をキープしたままシーズン終了。スタメンではもっぱら5番を任され、4番に座った試合も。
左投げで守備位置が限定される上にうまくなく、登録は外野だが出場は一塁が主。枠を外れてもポジション的に外国人との争いになってしまうのが残念だが、打撃の魅力は非常に高い。同様に一塁候補で期待された武内は低迷しており、リグスの状態次第では今季レギュラー奪取の可能性も。個人的に今季注目の一人。

51 米野 智人

正捕手候補、強肩型

右投右打
北照高 ヤクルト00ドラフト3位〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト 34 62 9 0 0 1 12 4 2 5 1 1 1 18 .145
06 ヤクルト 116 340 80 14 1 7 117 37 0 12 3 25 2 75 .235
07 ヤクルト 32 78 14 3 0 3 26 9 0 2 0 4 1 25 .179
通算 8年 220 548 114 17 1 12 169 52 3 20 4 34 5 136 .208

「ポスト古田」として、06年正捕手格となった選手。高校球界有数の強肩捕手として入団当初から期待は高く、いよいよ出番を増やしてきた。
2年目に一軍初出場。その後しばらくは古田が健在とあってあまり出番がなかったが、05年スタメン機会が増加。そして翌年、古田が兼任監督となると後継候補として大きくクローズアップされるようになってきた。その古田が開幕から不調とあって、いつしかスタメンマスクはほとんど米野が被るように。初めて100試合以上に出場、99試合で先発と事実上正捕手と言える存在となった。一年間一軍にいたのもこれが初めてで、大抜擢という印象のシーズンに。
売りはなんと言っても強肩。ただ技術的にはまだ未熟な面が強く、せっかくの肩も送球が逸れ気味であまり活かせていない。それ以外の部分も頼りなさが残るが、キャリアの浅さを考えればある程度やむをえないか。これまで苦労していた打撃面でこの年は進歩も見せた。
しかし昨年は大きく後退のシーズンに。序盤こそ前年同様福川と競り合っていたが、打撃低調に加えて守備面でも信頼を掴めず、6月からは出番激減。さらに川本の台頭に押されて、後半は完全に二軍暮らしとなってしまった。先発出場23試合で捕手としては3番手に。完全に躓いてしまった。
急台頭を見せた川本とは同年生まれ(川本が早生まれ)。この競争に後れを取ったままだとポジション獲りは遠い夢となってしまう。今季はなんとしても巻き返さないと。そろそろ一軍でも落ち着きが欲しいところ。

54 斉藤 宜之

巧打者、レギュラー未満型

右投左打
横浜高 巨人95ドラフト4位〜07、ヤクルト08〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 巨人 46 108 26 4 1 1 35 8 1 0 1 2 1 11 .241
06 巨人 38 63 16 4 0 0 20 4 3 2 1 6 1 13 .254
07 巨人 - - - - - - - - - - - - - - -
通算 13年 489 953 256 43 10 19 376 111 20 5 6 42 4 145 .269

打撃センスの高さで長らく期待され続けた選手。高校時代は紀田(元横浜)、多村などと同期で、甲子園に3度出場。3年目のキャンプで俊足巧打が注目され、「期待の若手」として脚光を浴びるが、巨大戦力に阻まれてなかなか出場のチャンスを与えられなかった。
毎年のように春先は期待されるが、層が厚い外野ということもあって、起用されても焦りからか思うような結果がなかなか出なかった。00年初ホームランを放ちはしたが、正直伸び悩みといわれても仕方のない状態が続いていた。
しかし02年、ようやくその呪縛から解き放たれた。原監督の積極起用策から出番が増え、清原の故障離脱後は常時出場。これまでの7年間をはるかに上回る打席数と安打数を記録し大飛躍。この勢いは翌年も持続し、ホームラン倍増でほぼレギュラー定着。8本の三塁打を放つなど俊足も光った。
これで安泰ならば良かったのだが、04年故障。これ以降急激に存在感が薄くなった。復帰の05年は途中から打撃急降下で後半二軍暮らし、06年はまた故障もあって出場機会減少。一度掴みかけたレギュラーから3年で大きく遠ざかってしまった。
3割をマークしたように、打撃センスの高さはある。だが近年はその打撃が思うようにいかず、そうなると全く特徴がなくなってしまった。バランスの取れた中距離タイプだが、突出した部分がないため印象が弱い。また故障の多さもマイナス要因。
谷が移籍加入、高橋由が復調と外野が充実した昨年は11年ぶりに一軍出場なく終わり、シーズン後戦力外に。トライアウトを経て今季はヤクルトでプレーすることになった。なんだかんだでもう30歳を越え、ここ数年の状態を考えれば全く後がない。なんとしても一軍で結果を残さないと。

55 野口 祥順

大型内野手、故障低迷型

右投右打
藤代高 ヤクルト00ドラフト1位〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト - - - - - - - - - - - - - - -
06 ヤクルト - - - - - - - - - - - - - - -
07 ヤクルト - - - - - - - - - - - - - - -
通算 8年 117 128 29 4 3 5 54 17 11 7 1 14 1 39 .227

大型内野手としてドラフト1位入団の選手。高齢化の進む野手陣に取って代わることを期待されたが、故障などもあって台頭できずにいる。
恵まれた体格ながら、現状俊足以外にアピールポイント不足。02年プロ初ホームランを放ったが、03年はほとんど打席機会がなくもっぱら守備・代走要員。しかし04年は2年ぶりのホームランも放ち、一時は故障の宮本に代わってスタメンにも名を連ねた。これを足がかりにしたかったが、翌年右肩手術で一年リハビリ。逆に一気に影が薄くなってしまった。
実戦復帰も一軍には上がれず、これで3年連続二軍暮らし。昨年ファームではレギュラーでチームトップの盗塁記録も、大きく後れを取ってしまった印象は拭えない。故障後はもっぱら外野を守っているようだが、そろそろ一軍に復帰できないと厳しくなってくる。今季で27歳はギリギリの年齢。巻き返しなるか。