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タフィ・ローズ

復活キング、パワーアップ型

左投左打 ベストナイン(97,99,01〜04)、本塁打王(99,01,03,04)、打点王(99,02)、MVP(01)、最高出塁率(07)
近鉄96〜03、巨人04〜05、オリックス07〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 巨人 101 379 91 9 0 27 181 70 2 0 7 55 4 125 .240
07 オリックス 132 464 135 19 0 42 280 96 0 0 2 88 0 147 .291
通算 11年 1448 5480 1563 265 6 402 3046 1089 85 0 42 819 33 1436 .285

過去4度のホームラン王に輝いたスラッガー。01年に55本の年間最多本塁打タイ記録樹立。チームの優勝に大きく貢献しMVPも獲得した。
最初の3年間はホームラン20本台。もともとは決してホームランバッターではなく、むしろ走攻守三拍子揃ったバランス型の好選手だった。しかし99年に突如40ホーマーを放ち、初のホームラン王を獲得。同時に打点王も獲得し、この時点から紛れもないホームラン打者に開花。もう一つ地味な存在から一気に名を売った。
バットを水平に寝かせる特徴のある構えだが、タイミングの取り方が非常に上手い。なかなか体が泳がないため、落ちる変化球にも対応できるのが強み。決め打ちをするタイプで三振は多いが、過去3度の3割を記録しており、粗い一発屋だと思うと痛い目を見る。低めの変化球をきれいにすくい上げるのが持ち味の一つ。さすがに衰えたが、かつては俊足・好守・強肩を誇り、2年目の97年には22盗塁も記録している。
01年までは隔年傾向が強かったが、それ以降は一発を追求するようになり、打率は2割7分程度で落ち着くように。以前より粗さが目立つようになったが、しかし量産ペースは落ちずカブレラと激しくタイトル争いを演じた。02年に2度目の打点王、03年には3度目のホームラン王。最強外国人の名声をほしいままにしたが、この実績で契約条件はどんどん高騰。ついに近鉄はギブアップで、巨人入りとなった。
移籍した04年は開幕すると早々にアーチ量産体勢。リーグの違いを不安視する声を実力で掻き消し、なんら変わらぬ打棒を見せ付けた。後半やや息切れして3割100打点には届かなかったが、堂々45ホーマーで落合以来となる両リーグ本塁打王達成。改めて凄みを強烈に印象付けた。慣れないセンターを守るなど負担もあったが、ほとんど足かせにはならなかった。
間違いなく球史に残る強打者の一人。だが05年は一転、開幕から一向に調子が上がらず、かつてない低打率に喘いだ。8月に肩の故障で帰国するとそのままシーズン終了。結局自身最悪の成績に終わり、そのまま戦力外となってしまった。
06年はどこにも所属せず事実上の引退状態にあったが、昨春オリックスのキャンプにテスト参加、合格となり日本球界復帰となった。38歳の高齢の上に一年のブランク明け、そして見た目はっきり分かるほど緩んだ体型と不安要素の方が大きかったが、開幕してみるとその打棒にはいささかの翳りもなかった。4番にどっかりと座りアーチ量産。オールスターまでに25ホーマーを放ち、巨人との交流戦では4試合5ホーマーの強烈な恩返しも見せた。山ア武との激しいタイトル争いはあと1本届かずも、3年ぶり堂々の40ホーマー突破。打率もあと少しで3割と見事な成績だった。
技術の裏づけがあったとはいえ、ブランク明けでここまでやるとはさすがに予想外。ただ速球には弱みも見せており、やはり年齢的な衰えは垣間見える。それでもタイミングの取り方は依然一流で、安易な変化球は格好の餌食。通算400本塁打は外国人(FA権取得で現在は枠の規制を受けないが)としては史上初。40歳の今季はかつてタイトルを争ったカブレラと同僚ということに。