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アダム・リグス

スラッガー変身、大躍進型

右投右打
ヤクルト05〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト 107 310 95 25 1 14 164 44 4 0 2 15 2 64 .306
06 ヤクルト 142 591 174 39 0 39 330 94 11 0 1 33 11 112 .294
07 ヤクルト 37 138 30 5 0 3 44 19 0 0 2 9 1 43 .217
通算 3年 286 1039 299 69 1 56 538 157 15 0 5 57 14 219 .288

2年目の06年、2番で驚異の打棒を発揮した外国人。前年から大きな変わり身を見せて大活躍を見せた。
マイナークラスでのキャリアが豊富なベテラン選手で、大物打ちよりも確実性を期待されての獲得。1年目オープン戦でさっぱりだったため開幕は二軍。4月の中旬に昇格したが、すぐには打てず。これはとんでもない見込み違いかと思わせたが、しかし月が替わると慣れてきたのか打率急上昇。シュアな打撃で安定した活躍を見せるようになった。外国人にしては見栄えのしない体格で非力な印象だったが、これが8月に入ると一変。不調の鈴木健に替わって一塁レギュラーになると、8,9月で12ホーマーを放った。これが翌年のブレイクへつながっていく。
この活躍を踏まえ06年は開幕からスタメンに。当初はそれほどでもなかったが、5月に12ホーマーの爆発。2番で打ちまくって大いに話題となった。一時の活躍ではなく、8月にも12ホーマーを量産。3割こそ逃したがチームトップの39本塁打という大躍進を見せた。
当初守った外野はお粗末だったが、途中からは一塁に専念。11盗塁など脚力があり、1年目振り逃げの隙に本塁突入生還というクレバーなプレーも見せた。本塁打量産は非常に意外だったが、打撃に関してはなかなかバランスが取れている。
しかし昨年は終始故障に泣かされた。大不振スタートのあと、ヘルニア手術のため長期離脱。後半復帰後も腰痛で欠場が多く、ほとんど戦力にならずじまい。2割そこそこの低打率に加えてわずか3ホーマーと大誤算のシーズンに。
正直微妙な成績だったが、契約が残っているということで今季も残留。ラミレスが抜けたこともあり、チームとしても打棒復活が強く望まれる。昨年末公表された「ミッチェルレポート」にその名前がリストアップされ、薬物使用疑惑が浮上。過去の極端な変わり身に疑念も生じてしまった。今季打ってこれを払拭できるか。

リック・ショート

アベレージタイプ、万能型

右投右打
ロッテ03、楽天06〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
06 楽天 109 401 126 27 0 4 165 34 5 2 1 22 5 51 .314
07 楽天 115 418 138 31 0 4 181 53 2 3 2 29 6 44 .330
通算 3年 351 1291 407 90 0 20 557 145 10 5 5 90 17 155 .315

03年にロッテでプレーした外国人選手。マイナークラスの中堅選手で、02年には3Aで首位打者を獲得したアベレージヒッター。バッテリー以外はすべて経験済みというプロフィールも。
当初はあくまでリザーブという想定だったが、ローズの思わぬ引退で一躍主力に。期待は低かったが、これがなかなかの戦力となった。長打力はかなり見劣りするが、決して大振りしないミート中心の打撃。慣れてくるにつれ打率もどんどん向上。秋にはかなりの打棒を見せ、最終的に3割到達。特にチャンスにはかなり強く、得点圏打率は打率を上回った。
当初はサードで起用されていたが、のちには外野中心に。積極的なプレースタイルだが、惜しいかな守備力はちょっと低め。その点とパワーに欠ける面が嫌われたか、この成績で一年で解雇。04年からは本国に戻っていた。
長いことメジャー経験がなかったが、05年念願の昇格を果たし、初安打も記録。3Aでは3割後半のアベレージと堅実な打撃は変わらず。1年目の外国人がことごとく失敗に終わった楽天と契約し、3年ぶりに日本へ。
三振少なく率が残せる打撃は依然健在。復帰の06年は8月まで本塁打0と長打はさらに減ったが、3割で計算通りの働きを見せた。そして昨年も相変わらずの堅実ぶり。月間打率すべて3割以上の安定感で自己ベストの打率を更新。及ばなかったがもう少しで首位打者も可能だった。
決して派手さはないが、きっちりヒットを放ついぶし銀の存在。大振りしてこない分なかなかいやらしい打者でもある。不定だった守備位置だが、三塁に草野が定着したことでどうやらレフトが基本線に落ち着いた模様。打順も様々だが、ある意味どこに据えても形になる選手とも言える。もうベテランだが今季も重要戦力。

林 威助 (リン・ウェイツウ)

主軸候補、パワーヒッター型

左投左打
柳川高〜近大 阪神03ドラフト7巡〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 阪神 8 12 5 0 0 1 8 2 0 0 0 2 0 1 .417
06 阪神 67 76 23 4 1 5 44 13 0 0 0 6 0 24 .303
07 阪神 115 418 122 17 3 15 190 58 1 0 4 20 0 89 .292
通算 5年 193 513 151 22 4 21 244 74 1 0 4 28 0 118 .294

ここ2年のジャンプアップでレギュラーとなったスラッガー候補。期待されながらなかなか結果を出せなかったが、ようやく素質を発揮し始めた。
日本の高校・大学を経たが出身は台湾で、アテネ五輪台湾代表に選出。WBCでは代表の4番も任された。日本では故障もあって台頭が遅れたが、05年二軍で好成績を残し、一軍でもプロ初ホームランを記録。チームにとっては大きな意味を持つ背番号31を受け継いだのは期待の表れ。
そしてここからは前進一途の状態に。開幕一軍入りの06年は桧山に次ぐ代打起用数で好成績。5ホーマーを放ち、完全に一軍定着を果たした。これを踏み台に昨年は一気にレギュラーに。序盤から好調で、不振の濱中からポジションを奪い取った。後半から終盤調子を落として3割は逃したが、規定打席まであとわずか4とほぼ完走。15ホーマー58打点はいずれも、チーム内で金本に次ぐ数字。
パンチ力ある打撃は大きな魅力で、「ポスト金本」に期待される存在。伸び盛りの桜井とともに将来の打線を背負っていくと期待される。肩の手術をして今季は開幕絶望、前半出場も危ぶまれる状態だが…。