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アレックス・ラミレス

パワーヒッター、高安定型

右投右打 本塁打王(03)、打点王(03,07)、最多安打(03,07)、ベストナイン(03,07)
ヤクルト01〜07、巨人08〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト 146 596 168 19 1 32 285 104 5 0 3 23 7 121 .282
06 ヤクルト 146 603 161 28 2 26 271 112 0 0 10 19 4 104 .267
07 ヤクルト 144 594 204 41 3 29 338 122 0 0 5 23 6 106 .343
通算 7年 982 3934 1184 200 11 211 2039 752 12 0 36 171 39 831 .301

数々のパフォーマンスでおなじみの外国人打者。メジャー時代に4番も経験したパワーヒッターで、一見荒っぽく力任せに見えるが意外に高打率。穴も多いが対応力も持ち、長期活躍の選手。
圧倒的な安定感を誇っていたペタジーニと対になる右の大砲として入団。当時はもっぱら7番を打っていた。当初はストライクゾーンや投手の攻めに戸惑い苦戦していたが、シーズンが進むにつれ徐々に対応。外角低めにはクルクル回りながらも変化球自体は克服し始め、夏場以降は急上昇。三振こそ多かったが充分合格点の結果を残し、翌年もホームランこそ減ったものの3割近い打率で徐々に存在感を高めていった。
そして圧巻は03年。開幕直後から打棒爆発でペタジーニが抜けた4番にどっしり落ち着き、その後もペースは全く落ちず。20本台だったホームランも飛躍的に伸び、ついにはウッズと並んでホームラン王、初の100打点突破で打点王の二冠に輝いた。打率も3割に乗せるどころかリーグ2位の好成績で、「準三冠」とも呼べる成績。完全に打線の軸となり、リーグでも屈指の強打者と認知されるに至った。
ホームランを打ったあとのパフォーマンスで有名になったが、打席での眼光の鋭さは威圧感満点。外国人としてはやや小柄でもあるが、スイングは非常に力強い。依然として落ちる球には脆さが残るも、軽打もできて高アベレージ。チャンスにも強く、まさに頼れる主砲といった雰囲気。
05,06年は4番でフル出場。相変わらずの安定感も一発が少し減り、打率も3割を切りとやや印象が弱まっていた。しかしもっぱら3番を打った昨年は再び鮮烈な活躍。開幕から常に高い打率を維持し続けヒット量産。月間打率がすべて3割以上という恐ろしいまでの安定感で突っ走り、同僚青木と激しい首位打者争いを演じた。打率ではあと3厘及ばずも、その青木が05年につくった記録を上回るリーグ新記録の204安打。打点では2位に20もの差をつけて2度目のタイトルを獲得した。これで5年連続100打点以上。
近年徐々におとなしくなっていたが、改めて存在感を見せ付けた。さすがに飛距離という点では落ちてもいるが、3年連続フル出場とスタミナも充分以上。これだけの選手ながら枠との兼ね合い・金銭的な問題からヤクルトは再契約せず。今季は巨人へ移籍することとなった。守備面では問題も多いが、打棒は依然タイトル級。あえて言うなら、これだけの成績を残した昨年でも横浜戦だけは3割届かず、この3年ずっとやや苦手としている。

グレッグ・ラロッカ

優良外国人、死球王型

右投右打 最高出塁率(04)、ベストナイン(04,07)
広島04〜05、ヤクルト06、オリックス07〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 広島 80 267 81 12 1 18 149 56 0 0 1 18 10 30 .303
06 ヤクルト 103 379 108 14 0 18 176 63 2 0 3 34 20 52 .285
07 オリックス 136 503 144 29 0 27 254 79 2 0 6 39 28 74 .286
通算 4年 441 1585 476 83 3 103 874 299 15 0 12 143 81 222 .300

04年新入団の外国人で最も大当たりだった選手。推定年俸2700万の格安選手ながら、開幕から安定した打棒で中心打者に君臨。文句のない成績でタイトルにも輝いた。
入団時の触れ込みは中距離ヒッターで内野ならどこでもこなせるというもの。やや中途半端な印象も受けるプロフィールだったが、開幕するや期待を大きく上回る大活躍。大ブレイクした嶋と競うようにハイアベレージを維持し、最も意外だったのがホームランの量産。前半だけで26本を打ち込み、夏場からは4番に定着。コストパフォーマンスの高さでは近年稀に見る存在で、本人の評価はもちろん、すでに高い評価を得ていたシュールストロム駐米スカウトの株をさらに上げる働きぶりを見せた。最終的には3割40本100打点の大台突破。打率はリーグ2位で、三部門すべてでベスト5に入った。
成功の秘訣は変化球への対応力の高さ。特にほとんどの外国人がてこずる落ちる球を柔軟に捌いたのは凄い。「シュアな打撃」という前評判は嘘偽りのないもので、内角に苦労した以外は全く穴がなかった。66三振は、セの30本塁打以上の打者では最も少なかった。積極果敢なプレースタイルも売りの一つで、11盗塁はチームトップ。両リーグトップの23死球でも打撃は狂わなかった。
打撃は非常に高レベルで、翌年も好調なスタート。ただ故障が目立つようになり、シーズン通しての活躍が難しくなったのが残念。05年は80試合に出場にとどまり、翌年はヤクルトへ。前半好調でラミレス、リグスとともに打線を牽引したが、8月にリタイア。2ヶ月の戦線離脱で、後半はほとんど出られなかった。
欠場が目立つ2年だったが、オリックス移籍の昨年は発奮。序盤絶好調で5月末時点で3割17ホーマー。3番に座り、復帰のローズとともに最大の得点源として活躍した。6月に急停止して以降は明らかに勢いが翳ったが、3年ぶりに規定打席到達で20ホーマー突破。最後まで大きな離脱なくシーズンを過ごした。
やはり無事ならばかなりの安定戦力。三十代後半に差し掛かるが力は充分に残している。非常に死球の多い選手で、05年を除くすべての年でリーグの死球王。昨年の28死球はなんと55年ぶりの更新となるシーズン日本記録だった。通算日本記録保持の清原でさえシーズン20死球は一度もないことを思えば、これは破格の多さ。