[PR]今日のニュースは
「Infoseek モバイル」

ホセ・フェルナンデス

広角パワー、集中活躍型

右投右打 ベストナイン(06)
ロッテ03途中、西武04〜05、楽天06〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 西武 120 420 123 26 1 26 229 84 5 0 3 46 4 91 .293
06 楽天 132 490 148 33 0 28 265 88 2 0 6 53 3 75 .302
07 楽天 132 444 120 15 1 22 203 79 8 0 4 49 5 94 .270
通算 5年 641 2345 682 127 4 141 1240 445 24 0 21 255 23 483 .291

複数の球団で主軸を務める外国人。近年多いアジア経由の選手で、02年は韓国で45ホームランを放ったパワーヒッター。4番を想定されたローズがキャンプ早々に引退してしまったため、得点力の向上を図って03年急遽ロッテ入り。
慌てて連れてきたような形だったが、最も成功した補強となった。来日当初は他の外国人野手と競争が続いていたが、メイが脱落して以降は不動の4番に定着。慣れるとともに打棒もぐんぐん上昇。特に9月はプロ野球タイ記録となる月間8度の猛打賞を記録し、チームの勢いを押し上げるとともに自身の打率も3割に乗せる活躍を見せた。途中入団ながら30ホーマー100打点の堂々たる成績。
チーム待望の頼れる4番誕生となったが、再契約に難航し04年は西武へ。やや不可解な経緯での移籍だったが、変わらぬ打棒を発揮して優勝に大きく貢献した。特に前半カブレラが不在だっただけに、この人の存在は非常に大きかった。和田が五輪で不在の8月も大いに活躍し、トータルでも2年連続の30本塁打。またプレーオフでも4ホーマーと大暴れ。逃したロッテにとってはなんとも皮肉だが、移籍はチームにとっても本人にとっても大きな成果を生んだ。
大柄なパワーヒッターだがしっかりと引き付けて叩くタイプ。そのため右方向にも長打が出るのが特徴。速球に強く、打撃に関しては特に問題はない。一定期間に集中的に打ちまくる傾向があり、好調時には手のつけられない活躍を見せる。
05年も安定した成績を残したが、チーム事情からカブレラと同時の再契約は困難ということで、自由契約に。当然これだけの打者を逃すはずもなく、大砲を渇望する楽天へ移籍となった。チーム待望の4番として06年も安定した働き。3年ぶりの3割に28ホーマーを放ち、しっかりと期待に応えた。タイトルにこそ届かないが、常に一定の成績を残している。
ただ昨年は前半大ブレーキ。5月に大不振、6月はノーアーチと非常に苦しんだ。なかなか調子が上がらずスタメン落ちの場面もあったが、8月後半からようやく上昇。終盤は3割後半と盛り返し、ずっと2割5分を下回っていた打率も回復させた。オールスター以降11ホーマーで来日以来5年連続の20ホーマー。打点も43がオールスター以降に挙げたものだった。
最終的には及第点の数字に落ち着いたが、どうも帳尻あわせという印象も否めない。山アが大活躍したこともあるが、あまり目立たないシーズンだった。打撃以上にベンチを悩ませたのが守備で、昨年はリーグワーストの24失策。もともとフットワークもグラブ捌きもかなり悪い選手だが、草野の台頭で一塁に廻っても一向にエラーが減らなかった。一塁で12失策はウッズと並び最多タイ、専門でほぼフル出場の選手と同数ではいかにも多すぎる。守備難に加えて打撃も安定感に陰りが見えた感もあるが、どうか。

福浦 和也

打撃安定、中心打者型

左投左打 首位打者(01)、Gグラブ(03,05,07)
習志野高 ロッテ94ドラフト7位〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ロッテ 114 434 130 25 1 6 175 72 0 0 9 39 9 55 .300
06 ロッテ 114 436 136 20 1 4 170 52 0 3 7 33 5 52 .312
07 ロッテ 110 395 102 20 1 4 136 57 0 2 6 38 4 44 .258
通算 14年 1302 4667 1401 303 18 92 2016 634 8 17 51 440 67 680 .300

広角打法が持ち味の、ロッテ打線の中心選手。高校時代は投手だったが、打撃センスの高さを買われ野手としてプロ入り。ドラフトではかなり下位の指名だったが、早い内から将来の中軸と期待されていた。
97年に一軍への足がかりを掴むと、翌年にはレギュラー定着。左投げのため守備位置がファーストか外野に限定され、ともすれば外国人のあおりを食う場面もあったが、そのハンデを見事に克服した。00年からは完全に不動のレギュラーとなり、01年には初の3割で一気に首位打者を獲得。押しも押されもせぬ中心打者へと成長を遂げた。
イチローを意識したと思われるタイミングの取り方で、近年は立ち居振る舞いや風貌すら似てきた印象。バットコントロールがうまく、特に穴となるコースがない。02年はマークが集中して苦しんだが、それでも後半巻き返して3割到達。03年には21ホーマーにリーグトップの50二塁打を記録し、当初期待されたスラッガーの素質も発揮した。
もはやリーグでも屈指の安定した打者で、06年まで6年連続3割をマーク。これは落合以来球団史上二人目の記録だった。バレンタイン采配といえば打順が一定しないことで有名だが、福浦の3番は完全に不動のポジション。打つだけではなく、ファースト守備はプロでもトップクラスの名手。捕球の良さには定評があり、内野を引き締める存在。足が遅いのが唯一難だが、攻守に関しては特に問題ない。
ただそんな大安定選手が昨年は思わぬ不振に見舞われた。開幕直後に故障で離脱も、復帰して5月は3割。しかしこれ以降ずっと低調なままだった。最後まで復調できず、連続3割はストップ。規定打席にも届かず、一軍出場のあった中では自己最低の打率に終わった。チームにとっても大きな誤算の一年に。
このところシーズン半ばに息切れするシーンも目立っていたが、これほどの落ち込みは計算外。左投手に苦しんだのはやはり脇腹を痛めた影響か。まだ老け込むような年ではなく、今季は復調が至上命題。体調万全なら3割は当然のはず。

福川 将和

中堅捕手、打撃優位型

右投右打
大体大浪商高〜東農大生産学部〜三菱自動車岡崎 ヤクルト02ドラフト5巡〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 .000
06 ヤクルト 47 109 23 4 0 4 39 13 0 5 0 8 1 32 .211
07 ヤクルト 86 228 51 12 0 7 84 29 1 8 0 41 4 63 .224
通算 6年 157 360 79 17 0 11 129 46 1 13 0 50 5 103 .219

大学社会人を経て5年経過の中堅捕手。これまでほとんど出番がなかったが、ここ2年で正捕手候補に急浮上。
大学時代は徳元と同期。2年目の03年に代打でなかなかの好結果を残し台頭。しかし翌年故障で出遅れ、2年間ほぼ二軍暮らし。下では正捕手格も、一軍からはやや遠ざかっていた。
年齢的に後のない立場だったが、06年状況一変。監督兼任となった古田の出場減少、そして小野の故障離脱で一気に浮上してきた。4月末に昇格するとそのまま最後まで一軍定着。47試合出場、先発マスクも27試合と躍進を見せた。
守備よりも打撃に妙味のあるタイプで、米野より打力が高いと評される。打率は低かったが、6月には2試合連続で一発を放つなどパンチ力を発揮した。
上昇曲線で迎えた昨年は米野の後退もあって筆頭捕手に。75試合の先発マスクを勝ち取り、さらなる前進を果たした。ただこれで「ポスト古田」に決まりというわけにはいかず、後半は若い川本が台頭。終盤はほとんどの試合で先発を譲ることに。
気になるのは川本とはタイプがやや被っていること。福川も近年台頭してきた立場で、守備面で信頼があるとは言いがたい。となると年齢面で若干不利になる可能性も。しかしせっかく廻ってきたチャンス、どうせなら正捕手を狙いたい。米野の巻き返しあればポジション争いはさらに混沌としそうだが。

福地 寿樹 (和広)

移籍急上昇、神速型

右投左右打
杵島商高 広島94ドラフト4位〜05、西武06〜07、ヤクルト08〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 広島 30 11 2 0 0 0 2 0 8 0 0 0 0 1 .182
06 西武 91 294 85 11 5 4 118 22 25 16 0 16 7 47 .289
07 西武 117 319 87 14 3 0 107 20 28 13 1 15 8 47 .273
通算 14年 520 951 252 38 10 5 325 54 122 42 1 45 17 179 .265

プロでも有数の俊足の持ち主。02年までの通算得点、通算盗塁がいずれも通算安打を上回っていた代走のプロ。だったが、西武に移籍してレギュラー格に急上昇。
二軍では早くから主力となり、2年目の95年から4年連続ファームの盗塁王獲得。98年にはウエスタン史上唯一の50盗塁も記録した。この快速から00年以降は一軍の代走要員となり、4年連続二桁盗塁を記録。特に01年は51試合に出場してわずか9打席と徹底的に代走屋だった。
盗塁というのは足が速いだけでは成功しないものだが、この福地は走塁技術も高い。盗塁成功率が飛びぬけて高いわけではないが、これは代走で起用されマークがきつい中での数字。もう「福地=盗塁」というイメージが出来上がっている中でこの数字は圧倒的とも言える。
代走専門から02年以降立場が微妙に変化。打席機会が徐々に増え、03年にはセカンドレギュラー候補の一人にも挙げられた。この年プロ初ホームランを記録するなど打撃でも存在感が増していたが、翌年開幕前に足の靭帯断裂の大怪我。シーズンのほとんどを棒に振ってしまった。05年8盗塁を記録し足は健在であることを示したが、レギュラー候補からは大きく後退。
しかし06年開幕直前のトレードで西武に移ると、大きなチャンスを掴むことに。5月に一軍昇格、中旬から1番に起用され、この月3割2ホーマーで存在感急上昇。シーズン通してかつてないほどの打棒を発揮した。すっかり外野の一角を占めるようになり、1番打者としてチーム最多の61試合に先発。放った安打はこれまでの通算を上回り、30歳を迎えての大ブレイクとなった。
移籍を契機にイメージを一新することに成功した。昨年は全体的にはさほど良くなかったものの、6,7月に絶好調。試合数、打席数をさらに増やし、ほぼレギュラーとしてシーズンを過ごした。売りの盗塁は自己最多で、リーグ4位の数字。
ここにきての立場急転で遅咲きと言えるかも。脚力があるために相手投手にとっては転がされるのも嫌な存在。FA石井一の人的補償として今季はヤクルトへ。ほぼレギュラーの選手がプロテクト漏れは意外だったが、長年親しんだセ・リーグ復帰は楽しみでもある。スイッチヒッターだが右打席は成績が悪く、左投手に弱い。いっそ割り切って左打席に専念したほうがいいかもしれない。

藤井 彰人

正捕手候補、総合力型

右投右打
近大付高〜近大 近鉄99ドラフト2位〜04、楽天05〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 楽天 113 250 58 9 1 0 69 21 1 6 3 11 1 38 .232
06 楽天 105 297 70 13 0 3 92 25 6 14 1 29 1 51 .236
07 楽天 76 98 23 5 0 0 28 7 1 3 2 6 1 13 .235
通算 9年 543 1144 263 41 6 5 331 92 13 57 7 76 6 187 .230

楽天の正捕手候補の一人。大学時代は宇高(近鉄〜横浜)とバッテリーを組み、ドラフト上位で揃って入団で話題となった。
身長170cmと非常に小柄な選手で、持ち味はディフェンス全般。華やかさはないがいかにも「女房役」という雰囲気が漂う。肩はそれほど強くないが、スローイング技術は持っている。
入団即戦力とはいかず、01年は靭帯断裂の重症。しかし故障癒えた02年以降、一気に出番を増やしてきた。04年はついに出場機会で的山を上回り、正捕手の座がグッと近づいた。順調に来ていたところで合併騒動勃発。
新球団移籍を早くから希望し、分配ドラフトで楽天へ。当然スタメン機会は急増し、ほぼレギュラーとして一年を過ごした。ただそうなってみると甘さを見せたのも事実。あまりにも弱い投手陣のリードに苦しんだ点は同情できるが、正捕手として見るとまだ物足りない面も強く感じさせた。06年も大半のスタメンマスクを被り正捕手格だったが、ベンチの信頼は掴みきれず。
そして昨年はポジション争いから大きく後退。新人嶋が積極的に起用され、二番手に甘んじることとなった。先発出場はわずか26試合にとどまり、大半が途中出場。影の薄いシーズンに終わった。
打撃と捕球に関しては若干優位にあるものの、あまり信頼されていないのがネック。そして昨年は盗塁阻止率が壊滅的に低く、リーグ2位だった嶋とはあまりにも差がありすぎた。いまひとつ頼りにならないという印象が付きまとっているのは大問題。経験を武器に巻き返したいところ。今季も二番手に落ち着くようだとこのまま控えか。

藤井 淳志

守備型外野手、強肩型

右投右打
豊橋東高〜筑波大〜NTT西日本 中日06ドラフト(大・社)3巡〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
06 中日 40 41 6 2 0 0 8 0 1 2 0 0 1 7 .146
07 中日 76 64 13 3 0 1 19 5 7 4 1 2 0 19 .203
通算 2年 116 105 19 5 0 1 27 5 8 6 1 2 1 26 .181

鉄砲肩と評される抜群の強肩が武器の外野手。代走・守備要員として1年目から一軍出場。
ベンチの期待は高く、開幕一軍入りどころか2番センターでスタメン出場。打撃で結果が出せず控えに落ち着いてしまったが、40試合出場とまずまずのデビューを果たした。2年目の昨年はさらに出場数を増やし、盗塁もだいぶ増やした。
アマチュア時代から評価の高かった守備力は、プロに入ってもハイレベル。ただ打撃のほうは苦しんで、プロ初ホームランを放った昨年も2割がやっとだった。入団時スイッチだったが昨年は右打席に専念。それでもこの数字ではポジションを狙うには少々厳しい。平田や堂上といった年下の選手に台頭気配があるだけにあまりもたついてもいられない。今季は守備専門になるか、レギュラー候補にとどまるかの分岐点になりそう。

藤田 一也

守備型内野手、非力型

右投左打
鳴門一高〜近大 横浜05ドラフト4巡〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 横浜 12 9 1 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 4 .111
06 横浜 65 133 27 2 0 0 29 5 3 9 1 3 1 13 .203
07 横浜 42 76 19 5 0 0 24 2 1 8 0 4 1 8 .250
通算 3年 119 218 47 7 0 0 54 8 4 17 1 7 2 25 .216

大学時代から守備の評価が高い内野手。グラブ捌きが良く、石井の次のショートに期待される存在。
1年目はほとんど二軍暮らしも、夏場には一軍も経験。守備はすでに充分戦力レベルで、評判に違わぬ動きを見せた。2年目は出番が大幅に増加。セカンドを中心に先発機会も増え、どうやら一軍定着を果たした。
守備はいいのだが、課題は打撃。二軍では打っているものの、一軍レベルでは少し物足りない。パワー不足に加えて左投手に徹底的に弱く、この辺りの対応力は大きな課題。
昨年は少し率を上げたがレギュラーを狙うには不足なのは変わらず。「ポスト石井」の立場も野中の一軍定着で少し危うくなってきた。課題はやはり打撃、もう少し打てるようにならないとこれより上は狙いにくい。そろそろはっきりした結果の欲しいところ。

藤本 敦士

小兵、小技型

右投左打
育英高〜甲賀総合科学専門学校〜デュプロ 阪神01ドラフト7位〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 阪神 119 357 89 14 2 1 110 36 3 7 2 33 1 40 .249
06 阪神 138 393 93 12 1 3 116 30 3 19 3 27 1 56 .237
07 阪神 105 148 36 2 2 0 42 13 0 3 0 12 1 23 .243
通算 7年 738 2010 517 71 16 11 653 173 25 69 9 146 7 278 .257

03年阪神優勝の立役者の一人。8番固定で3割を打つことで、切れ目のない打線を演出し得点力大幅アップにつながった。小柄な二遊間タイプの内野手。
これ以前はあくまでもショート候補の一人。同期入団の沖原と競い合う立場だった。守備範囲は広く、積極的なプレーが売り。ただポカが多く守備機会の割にエラーが多かった。特に送球エラーが多く、下手ではないのだが、全面的に信頼は置けないタイプ。
この体格ゆえ打撃にはあまり期待できなかったが、しかし03年は大幅に改善。スイングが随分とコンパクトになり、下手に長打を狙わなくなったのが成功の鍵。特に三振率が大幅に減ったのが大きい。これまではなかなか一歩抜け出せずにいたが、一気にライバルを突き放した。
この成績を残しながら04年は鳥谷の入団でレギュラー剥奪も囁かれた。そんな状況下で序盤は意地を見せたが、鳥谷が数字を残せず脱落していったのにほっとしたのか、徐々に失速。夏以降は故障にも泣かされ、大きく数字を下げてしまった。
一度は退けた鳥谷がショートに固定され、05年からは二塁にコンバート。守備面では送球不安が減り、落ち着いて見られるようになった。ただ打撃面は03年の状態になかなか戻らない。どころか打率は年々低下して、06年は2割3分台にまで落ち込んでしまった。
昨年は100試合以上の出場はあったものの、先発は33試合止まり。関本が二塁に移って完全に控えに落ち着いた。関本も低打率だったが、ほぼ同じ打率では非力な分藤本が不利。02年以来5年ぶりに200打席未満で終わった。
打撃は二の次というタイプとはいえ、現状ではレギュラー奪還は厳しい。パワーはどうにもならないので、プレー精度を上げる他ないか。盗塁企図0は少し寂しい。

藤原 通

ユーティリティ志向、没個性型

右投右打
神港学園高〜立命大 阪神02ドラフト6巡〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 阪神 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -
06 阪神 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000
07 阪神 44 20 3 1 0 0 4 2 1 5 0 4 2 6 .150
通算 6年 58 34 4 1 0 0 5 2 1 5 0 5 2 10 .118

内外野こなす中堅プレーヤー。これまで一軍実績はほとんどなかったが、昨年随分出番を増やしてきた。
大学からプロ入り、当初は背番号2を与えられていた。ただ1年目プロ初ヒットは放ったものの、なかなか二軍を脱することができず。毎年一桁の出場機会で地味な存在だった。
大学時代は一塁手だったが、プロでは様々なポジションをこなすユーティリティプレーヤーに。6年目の昨年はこれまでと状況が変わり出場機会増加。多様な形で起用され、一気に一軍定着に近づいた。微妙な年齢域になってきたところでチャンス到来。
ただ特に俊足というわけでも打力が秀でているというわけでもなく、これといった特徴がないのが難しいところ。後半さらに出番が増えたがほとんど打てないまま終わった。この上を目指すには何か売りになるものが欲しい。いろいろ守れるだけでは厳しい。

古木 克明

主砲候補、攻守荒削り型

右投左打
豊田大谷高 横浜99ドラフト1位〜07、オリックス08〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 横浜 65 105 26 5 1 2 39 10 1 0 0 8 3 35 .248
06 横浜 110 298 75 18 1 10 125 35 3 0 3 15 5 72 .252
07 横浜 72 158 39 11 1 4 64 14 1 1 2 6 1 43 .247
通算 9年 507 1205 299 55 3 58 534 146 12 2 7 77 25 364 .248

高校時代に名を轟かせたスラッガー。いわゆる「松坂世代」の一人で、大きな期待を受けてのドラフト1位。なかなか結果が出せなかったが、02年にブレイク。
高校時代から打撃に柔軟性がないタイプだったが、プロではその欠点が思い切り前面に出てしまい、変化球がまるで打てない状態。01年までは一軍ノーヒットで、伸び悩み感すら漂っていた。しかし02年後半、チームが若手起用に切り替えると一気に台頭。9月にプロ初ホームランを放つと、わずか一月半で9ホーマーを量産。打率も高レベルを維持し、一気に中軸を狙う位置にまで台頭した。田代以来の和製大砲として大いに期待された。
しかし開幕からレギュラーで起用された翌年足踏み。勢いだけで通用するほど、やはり甘くはなかった。一発こそ順調に出るものの、打率は極端な低空飛行が続き、粗っぽさばかりが目立ってしまった。何よりも極端にチャンスに弱く、22ホーマーでわずか37打点と考えられない数字に。内野守備も見ていられないレベルで、チームの期待を大きく裏切ってしまった。
内野では辛いということで04年は外野に専念。前年のどうしようもない粗っぽさは影を潜め、好調時にはかなりの打棒を見せた。しかし多村の台頭、金城・佐伯の好調もあって打席機会は半減。この流れは翌年も続き、小池の成長で出場機会はさらに減少。チーム野手陣が若返っていく中、先陣を切ったはずの古木の影が薄くなるという皮肉な状態に。
鋭いライナー性の打球が持ち味だが、長打と確実性が両立できない傾向がある。しかし何よりも、守備の悪さが起用を難しくしている最大の要因。外野専念でも状態は変わらず、非常に使いづらい選手となっている。
06年は多村の故障などで久々に出場機会増加。しかし前半こそ良かったものの後半失速。一発は8月以降一本も出ずに終わった。昨年も多村移籍で前半は良く起用され、成績もまずまずだったが、またも後半失速。終盤は二軍のほうが多くなってしまった。
ベンチに置いておくのはもったいなくも感じるが、穴となる部分が多すぎるのも事実。停滞の印象が色濃い。大西とのトレード成立で今季はオリックスへ。環境変わって状況打破なるか、ここは大きな勝負どころ。

古城 茂幸

守備代走要員、非力型

右投左打
中央学院高〜国士舘大 日本ハム98ドラフト5位〜05、巨人06〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 日本ハム 27 54 9 0 0 0 9 4 0 2 1 4 0 11 .167
06 巨人 50 52 18 3 0 0 21 4 4 1 0 4 1 9 .346
07 巨人 71 68 13 3 0 0 16 5 5 5 0 7 0 13 .191
通算 10年 398 488 105 16 3 1 130 27 23 20 1 39 5 103 .215

終盤の守備固め、代走を任される選手。内外野どこでも守れる選手で、使い勝手の良さで出場機会を得ている。
ここまで放ったヒットの8割が単打と、まさに非力の典型とも言える選手。打撃はあまり当てにならないが、守備はそつがない。地味そのもので印象は薄いが、安定した力を発揮するタイプ。
04年は打席機会も増え、プロ初ホームランも記録。しかし前年より大きく打率が落ち、ちょっと伸び悩んだようにも見えた。そのせいか翌年は出場数減少。ちょっと足踏みしたところで、06年開幕直後(セは開幕前)に巨人へトレード。
移籍で大きく変わったということはなく、主に三塁の守備要員として出場。目立つところは少なかったが、この年はかつてないほど打撃好調で自身最高の打率をマーク。少ない打席ながらも打撃で意外なアピールを果たした。それは2年続かなかったが、昨年は内野全般の守備要員として自己最多の出場数を記録。しっかり一軍戦力に食い込んでいる。
クライマックスシリーズ最終戦で代走起用されて痛恨のボーンヘッドを犯し、嫌な形でシーズンを終えてしまったが、本来は堅実なプレースタイルの選手。レギュラーとなるにはパンチ不足だが、使いやすさはある。今季も出番は多そう。