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末永 真史

俊足外野手、期待株型

左投左打
佐賀東高 広島00ドラフト4位〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 広島 65 72 20 1 0 2 27 7 4 0 1 3 1 17 .278
06 広島 54 114 32 7 0 2 45 9 2 1 0 2 1 29 .281
07 広島 - - - - - - - - - - - - - - -
通算 8年 138 218 58 10 0 5 83 19 7 2 1 7 2 56 .266

俊足と巧打で期待される若手外野手。非凡な打撃センスの持ち主で、はまれば一発もある期待株。下積みを経て、05年一軍に台頭してきた。
高校からプロ入りして、2年目にはファームのレギュラーに。徐々に数字を伸ばして、03年には一軍で初ホームランも記録。04年は一軍出場がなかったが、二軍ではリーグトップの三塁打を放って3割をマーク。
春先から期待されていた05年は、開幕一軍こそならなかったが、6月に昇格するとそのまま一軍定着。特に7月はかなりの好成績を残し、存在感が大きく高まった。代打で好結果を残し、新たな1番候補に名乗りを挙げるシーズンとなった。06年はさらに打席機会が増え成績も向上。
順調に伸びてきていたが、昨年は故障で足踏み。一軍出場なく終わった。残念なシーズンだったが、まだチャンスは充分ある。そろそろフルタイム一軍定着といきたいところ。

鈴木尚 (尚典)

安打製造機、迷走型

右投左打 首位打者(97,98)、ベストナイン(97,98)
横浜高 大洋/横浜91ドラフト4位〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 横浜 65 79 17 3 0 0 20 9 0 0 1 4 2 23 .215
06 横浜 61 82 27 5 3 2 44 13 0 0 1 2 1 16 .329
07 横浜 95 237 55 12 1 3 78 17 1 0 2 21 0 48 .232
通算 16年 1468 4753 1444 260 27 144 2190 696 62 9 43 416 54 867 .304

かつての「マシンガン打線」の中心の一人。シャープな打撃が持ち味で、プロでの通算打率が3割を越える好打者。しかしここ数年不調続きでレギュラーから遠ざかっている。
入団4年目にレギュラーにのし上がると、翌年は3割まであと一歩。97年には一気に3割を突破し首位打者に輝いた。翌年もほぼ同水準の数字を残して2年連続の首位打者。3番に座り、ローズとともに打線の主役を務めていた。特にインコースをさばく技術は圧巻で、これまで5度の3割を記録し、99年には92打点をマーク。さらに00年まで6年連続二桁ホームランと、そこそこパンチ力も兼ね備えており97,00年は20ホーマー。
まさに頼れるスラッガーなのだが、その資質以上に長打力を期待された面が強い。完全に中距離打者だと思うのだが、チーム事情から長打を望まれ、また本人も無理な背伸びをしていたように見える。
ローズが抜け4番を任された01年は特にその傾向が顕著で、ために本来のバッティングを崩してしまい前半は絶不調に陥ってしまった。大きいのを狙うことで逆にホームランが減るという悪循環。どうもこれ以降本来のシャープなバッティングを見失った気がする。
03年は久々にホームラン倍増もチャンスに弱く、数字ほど打った印象がない。そして04年は開幕から大不振、一向に調子が上がらず、とうとう夏場にはレギュラーから脱落する事態となった。低落は止まらず、05年もポジションは失ったまま。打率もさらに下がり、ほぼ自己最低といっていい成績に終わってしまった。ホームランも12年ぶりに0。
不振が長引いていたが06年代打の切り札として活躍し復調気配。そして昨年はかつての背番号51に戻し、大矢監督からも「再生」を目玉に挙げられるほど期待された。中軸復帰で好調なスタートを切り、今度こそと思わせた。が、5月失速し長期の不振。打率はみるみる落ちていき、前年良かった代打もさっぱり。結局2割前半の打率に終わり、レギュラー復権はならず。また不振の印象を強める結果に終わってしまった。
もっと巧い打者だったと思うのだが、昨年は追い込まれると脆く三振もかなり多め。若い頃から守備の弱さ、特に肩の弱さは問題視されており、打てなければ魅力の薄い選手。さすがに4年もこういう状態では再浮上は疑問視されてしまう。果たして復調はあるのか、それとも年齢的にこのままフェードアウトしてしまうのか、今季は崖っぷちのシーズン。

鈴木 尚広

中堅外野、韋駄天型

右投左右打
相馬高 巨人97ドラフト4位〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 巨人 27 99 30 7 0 1 40 5 11 5 0 3 0 15 .303
06 巨人 89 245 59 4 2 1 70 9 25 6 0 12 0 38 .241
07 巨人 96 111 33 3 2 0 40 10 18 3 1 8 1 25 .297
通算 11年 403 718 184 21 7 5 234 36 85 26 1 30 1 121 .256

チームでbPの俊足を誇る選手。原監督の生え抜き重用の波に乗ってきた選手の一人で、02年から主に代走で起用され始めた。
無名の存在に近く、入団から5年間は二軍暮らし。02年に一軍デビューし、30試合出場で4盗塁を記録した。この時は完全に代走要員だったが、03年は仁志の穴埋めで二塁を守りスタメン機会が激増。打力には課題を残したが、それでも初ホームランを放つなど予想以上の働きを見せた。自慢の俊足もチームトップの18盗塁で猛アピール。また盗塁成功率も大幅に上げ、走塁技術に格段の進歩を見せた。
04年以降は外野に専念。1番候補となるもレギュラー陣が磐石でなかなか抜け出せなかったが、五輪期間中に高橋由の代役を務めるなど足場を固め、05年は夏以降ほぼセンターに定着。終盤故障も課題の打撃で3割と成長を見せ、06年は一気にスタメン機会急増。高橋・清水の不振から大幅に出番が増えた。自己最多の打席数で、自己新の25盗塁はリーグでも4位。
徐々にポジション定着に前進してきたが、ただ一方で大きな課題も残した。打率2割4分、出塁率2割7分は1番を任せるにはあまりに低すぎる数字で、信頼を掴むまでには至らず。高橋が復調、谷が加入した昨年は予想通りスタメン機会が減り、ほぼ代走・守備要員に落ち着いた。チームトップの18盗塁にまずまず打つほうでも結果を残したが、あまり目立たないシーズンとなった。
3年連続4度の二桁盗塁を記録した脚力はチーム内で際立った存在。打撃も以前に比べれば随分向上しているが、ただ基本非力なシングルヒッターのため、補強に積極的なチームでレギュラー争いを制するインパクトには欠けるかもしれない。ラミレスの加入で今季はさらにスタメンが遠のきそうだが、起用すれば攻撃のバリエーションが増える選手であり、もっと使われてもいいように思える。昨年東京ドームに限って極端に打てなかった(36打数5安打)のはなぜ?

鈴木 郁洋

スリム型捕手、平凡型

右投右打
仙台育英高〜東北福祉大 中日98ドラフト4位〜02、近鉄03〜04、オリックス05〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 オリックス 44 68 7 3 0 0 10 5 0 3 0 1 0 23 .103
06 オリックス 15 13 3 0 1 0 5 1 0 0 0 1 0 5 .231
07 オリックス 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -
通算 10年 195 259 48 12 1 2 68 28 5 8 2 10 2 75 .185

シドニー五輪の日本代表に抜擢された捕手。中日時代の星野監督が「ポスト中村」に推していた選手で、そこまで実績がほとんどなかっただけに、この人選には驚かされた。おかげでついたあだ名が「シドニー」だとか。
ただ問題はその抜擢以降も伸びていないこと。なかなかの強肩で、捕手らしからぬ俊足の持ち主でもあるのだが、もう一つ殻を打ち破れない。01年は正捕手中村の信頼が低下していたにもかかわらず故障で出場機会減少。02年は谷繁の加入ですっかり存在がかすんでしまった。
リード面で安定感が低すぎるのが問題。打撃もあまり良くなく、正捕手を狙うにはちょっとパンチ不足。03年捕手層の薄い近鉄に移ったが、わずか12試合の出場に留まり、04年は一軍にお呼びもかからなかった。合併でオリックス入りした05年、交流戦にあわせて抜擢されたが、結局その一時期だけ。力量的にはやはり、現状どこへ行っても三番手から四番手という印象。
ここ2年はまた出場数が減少し、昨年はわずか3試合。すっかり存在感が薄くなっている。プロ生活10年を越えたが、一軍定着にはもうひとつ売りが欲しいところ。

フリオ・ズレータ

巨漢大砲、怪力型

右投右打 ベストナイン(05)
ダイエー/ソフトバンク03途中〜06、ロッテ07〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ソフトバンク 131 461 147 20 1 43 298 99 0 0 6 44 15 119 .319
06 ソフトバンク 126 466 131 22 0 29 240 91 1 0 6 47 13 112 .281
07 ロッテ 77 277 74 10 1 15 131 51 2 0 3 38 8 88 .267
通算 5年 531 1873 538 84 2 137 1037 384 4 0 22 216 65 502 .287

身長197cm、体重113kg(公称)という巨漢打者。体つきからもいかにも大きいのを打ちそうなパワーヒッター。
小久保故障で低下した得点力向上のために、03年途中に入団。当初の想定では三塁手として獲得されたはずだったのだが、内野適性は練習を見ただけで失格の判断。それならばと外野を守らせてみたが、とんでもないプレーを連発。わずか一試合で守備には見切りをつけられた。
ギャグに近い失態を見せた守備だったが、打つほうでは期待以上の威力を発揮。見かけ通り凄まじいパワーの持ち主で、当れば打球はピンポン球、福岡ドームの上段まで運んでしまう。基本は粗っぽい怪力打者だが、意外にしつこい面もあり、追い込まれるとなかなかボール球には手を出さないしたたかさも見せる。軽くスイングをしてくるときは非常に危険な存在。
03年の活躍で残留を決めた04年は、堂々の37ホーマー、さらに自身が豪語したように100打点にも到達した。3ランホームランが非常に多く、「ミスター3ラン」の称号も。3年目の05年はさらに向上。非常に研究熱心で、打席ごとに手製のメモをつけていることも有名となった。3割40ホーマーの大台に乗せ、打撃三部門すべてリーグ2位という“準三冠王”ともいうべき好成績。またこの年から一塁守備につくようになり、これまでの“打つだけ”の存在から一変。守備力は高いとはいえないが、大きい一塁手だけに内野手が送球しやすいというメリットもあった。
さすがに06年はすべての面で前年よりダウン。打線の弱体化、特に後ろを打っていた城島が抜けた影響が大きく、非常にマークがきつくなった。それでも29ホーマー91打点と充分な好成績。ホームラン後のパフォーマンスもすっかりおなじみとなった。ただ一方で4月死球に激昂して金村に暴行を働き退場。これが早くも通算6度目とあって、10試合の出場停止処分を下された。実力は申し分ないが、気性の荒い面が難しい選手。
契約が折り合いつかず、自由契約となって昨年はロッテへ移籍。チーム待望の長距離砲として4番での活躍を大いに期待されたが、左手指の骨折で5月末から長期離脱。復帰後もあまりパッとしない状態で、途中入団の03年を除けば最低とも言える成績に終わった。主砲の期待には応えられず。
故障に泣かされた格好だが、安打・本塁打・打点の半分以上が対オリックス・楽天戦に集中しており、それ以外はだいぶ低成績。出ていても以前のような怖さが感じられなかった。穴も多い打者なのでマークがきつい状態では活躍に少々疑問も。徐々に落としている成績を今季は上向かせることができるか。できればロッテの攻撃力は格段に向上するが。