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大島 裕行

スラッガー候補、伸び悩み型

左投左打
埼玉栄高 西武00ドラフト3位〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 西武 50 102 23 4 0 1 30 9 0 0 1 3 0 14 .225
06 西武 9 15 2 0 0 0 2 1 0 0 0 0 1 2 .133
07 西武 27 37 8 3 0 0 11 8 0 0 1 1 0 9 .216
通算 8年 286 657 170 35 2 19 266 85 3 0 6 39 3 140 .259

高校時代に通算86本塁打を記録し、打撃で大いに注目された選手。地元出身でもありもともと期待は大きかったが、03年台頭を見せたスラッガー候補。
左の巧打者が多いチーム内にあって、ひときわ目立つ強打者タイプ。こういうタイプは育成が難しいものだが、3年目の02年に一軍登場し早速初ホームランを記録。さらに03年は一気に出場機会を増やし7ホーマー。右投手のときには先発、それも後半には5番に座る場面も増え、想像以上に勝負強さも見せた。結局最後まで3割を維持し、大飛躍のシーズン。
ここ一番でも思い切り良く振れる打撃は魅力的で、意外と対応力も高く力一辺倒の打者ではない。03年二塁打18本を放ったように、パンチ力は一軍でも充分。
ただ実質2年目となった04年は、開幕当初こそ良かったもののその後急降下。一発は出るものの打率が大幅に低下し、出番を減らしてしまった。するとここからみるみる失速。05年もさらに数字を落とし、06年はとうとうほとんど二軍暮らし。下がる一方の打率は1割そこそこまで落ち込み、出場9試合、2安打のみでは一発も出なかった。
ちょっと足踏み程度と思っていたが、ここまで来るとはっきり伸び悩み。視界にあったはずのポジションもはるかに遠ざかってしまった。昨年はどん底状態は脱して代打で4割超の好成績。しかし先発した試合で18打数1安打と散々な結果に終わり、打率急降下で後半は二軍暮らしとなった。
どうも近年の西武は、順調に一軍まで来ながらそこで停滞してしまう選手が多い。そのため一軍定着候補ばかりがひしめく状態となってしまっている。伸び悩みが続いているが、ただ昨年の代打成績は捨てがたい。起用を限定したほうが活きるタイプかもしれない。

大須賀 允

便利屋、中途半端型

右投右打
前橋工高〜東北福祉大 巨人02ドラフト6巡〜06、広島07〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 巨人 - - - - - - - - - - - - - - -
06 巨人 - - - - - - - - - - - - - - -
07 広島 16 20 3 0 0 0 3 1 0 0 0 2 1 6 .150
通算 6年 34 27 5 1 0 1 9 3 0 0 0 2 1 9 .185

ユーティリティタイプの内野手。06年限りで巨人を戦力外になったが、テストを経て昨年広島入り。
身長186cmの大型選手で、アマチュア時代はスラッガーという評判だった。しかしプロでのキャリアはほとんど二軍暮らし。当初下では積極的に起用されていたが、そこそこといった印象でなかなか上がってこれなかった。04年に一軍で初ホームランを放ち視野が開けたかと思われたが、その後2年は一軍出場なし。一つの目安と言われる5年が経過したところで戦力外となり、広島へ。
移籍の昨年は初めて開幕一軍入りを果たし、前半はなかなかの出場機会を得た。代打を中心に使われたが、目立った活躍はできず。低打率で徐々に出番は少なくなり、6月末に二軍落ち。後半は完全に二軍暮らし。
06年で退団した福井のような役回りを期待されていたと思われるが、この打率の上に守備もそれほどいいわけではなく、どこをとっても中途半端という印象が強い。大卒6年目で中堅の年齢、移籍の大チャンスを活かせないと非常に苦しいところだが…。

大塚 明

センス上位、故障多発型

右投右打
別府羽室台高 ロッテ94ドラフト3位〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ロッテ 96 225 66 19 2 8 113 32 7 8 1 17 5 58 .293
06 ロッテ 109 182 44 12 0 0 56 10 5 0 1 11 2 42 .242
07 ロッテ 49 46 7 0 0 0 7 1 4 3 1 6 0 9 .152
通算 13年 628 1400 334 81 12 32 535 152 46 47 9 76 17 299 .239

入団当初、「チームの明日を担う」と大いに期待された外野手。福浦、小野、立川らと同期入団の同い年で、三拍子揃ったアスリートタイプとして評判は高かった。特にパンチ力に期待されたが、その片鱗は感じさせるもののもう一つのまま中堅の年齢まできてしまった。
4年目の97年に一軍初登場すると早速2ホーマー。しかしこの時点ですでに同期に遅れを取っており、しかも翌年はわずか5試合の出場と伸び悩み。99年から3年続けて準レギュラー級の機会を得るが、44打点・14盗塁を記録した00年がやや光る程度で、打率はいずれも2割5分以下。どうも壁を乗り越えられないばかりかどっちつかずの印象も強く、期待ほどには伸びてくれなかった。02年から数年は出場機会も激減。
俊足で、外野守備は範囲が広く安定している。しかし打撃がなかなか安定しないため、むしろ守備要員といった雰囲気まで漂うように。故障に泣かされることが非常に多く、それが大成を阻んできた面も強い。
ちょっと後がなくなってきたところだったが、05年は大幅に巻き返し。春先から好調でスタメン機会も急増、これまでの鬱憤を晴らすかのような活躍を見せた。打撃で勝負強いところを再三見せ、安定した守備力も健在で、一気に自身最高の成績を残した。
しかしキャリアハイの前年から一転、06年は大幅に後退。7年ぶりの100試合出場だったが、ほとんどの時期を不振で過ごし、一発もなし。昨年はさらに落ち込んで、故障で長期間離脱。一軍出場の序盤と終盤もはっきり不振で、極端な低打率に喘ぎ、出場の半分は守備固めでのものだった。05年の勢いは完全に失われてしまった。
タイプとしてはサブローと近いのだが、故障多く淡白な面もあり、随分と差がついてしまった。もう少し上を狙える力はありそうなのだが…。守備面はまだ戦力も、立場は危うくなってきた。

ホセ・オーティズ

復帰外国人、変身型

右投右打
オリックス03〜04、ロッテ07途中〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
07 ロッテ 67 250 71 18 0 7 110 39 2 0 3 19 0 51 .284
通算 3年 322 1197 329 75 2 64 600 196 10 2 10 95 11 222 .275

かつて2年間オリックスに在籍した外国人。昨年シーズン途中にロッテ入団で再来日。
高い身体能力に26歳の若さで、オリックス入団時は非常に期待が大きかった。しかし開幕すると雑なプレーの連発。守ればエラー、打っては併殺という状態で、チームの足を引っ張りまくってしまった。当初の三塁から本職の二塁に移ってもエラーは減らず、03年はリーグワーストの24失策。2年目は一塁に廻ったが、ここでも18失策と破格の多さで、常にエラーと隣り合わせの状態だった。
一方打撃でも雑な面が強く、1年目後半巻き返して30ホーマー突破も、チャンスに脆く打率は伸びず。04年は見掛けの数字は向上したが、相変わらずチャンスに弱く、五輪で谷らが欠場でも中軸は任せられず。守備面のマイナスを考えれば及第点では割に合わず、この年限りで解雇となった。
とにかく守備難という印象ばかり残したオリックス時代だったが、昨年途中、ズレータ故障の穴埋めとしてロッテが期限ギリギリで緊急獲得。再度の来日では全く別人のように変わっていた。あれほどいい加減だった打球処理が見違えるように成長、高い瞬発力を生かして逆に非常に好守備の選手に変わっていた。青野の故障などで空白気味だったセカンドに完全定着し、打撃でもかつての勝負弱い印象を払拭。チームにとって非常に大きな戦力となった。
この2年は独立リーグやメキシコでプレーしていたようだが、その経験が糧となったか。技術の向上著しく、強打・好守の二塁手へと大変身を遂げた。ここまで変われるというのがまず驚異的。もともとの能力の高さは折り紙つきで、この状態維持なら実に得がたい大きな戦力。

大西 宏明

パンチヒッター、準レギュラー型

右投右打
PL学園高〜近大 近鉄03ドラフト7巡〜04、オリックス05〜07、横浜08〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 オリックス 103 187 45 4 0 6 67 23 4 1 2 17 4 46 .241
06 オリックス 79 169 46 9 1 3 66 15 7 7 0 12 2 37 .272
07 オリックス 83 227 56 8 0 4 76 16 3 5 2 20 3 55 .247
通算 5年 369 858 219 32 3 23 326 97 19 20 7 80 12 197 .255

オリックスの準レギュラー外野手。高校大学と名門コースを経たが、前評判は高くなくドラフト下位でのプロ入り。評価されたのも足と肩で、当初は守備面からの台頭を望まれた選手。
近鉄の外野は層が厚く、割って入るのは相当難しいと見られていた。しかし課題と言われた打撃で1年目はファームで3割突破。さらにローズが抜けた04年はオープン戦で大アピール。川口の不振、外国人の故障という好条件にも恵まれて、一気にほぼレギュラーの働き。10ホーマーと期待以上のパンチ力を再三見せ、むしろ打力で一軍に食い込んできた。
ただ成績としてはこれが現状キャリアハイで、球団合併でオリックス移籍後はもうひとつ足踏み。徐々に打席機会が減り、ちょっと存在感が薄くなってしまった。準レギュラー格で落ち着いてしまった印象。
昨年は序盤好調、レギュラーに目された平野の低調もあって久々に盛り返した。ただヒットの4割が4月末までに放ったもので、5月以降は大西自身も低調一途。打席数は増えたものの内容は完全に尻すぼみだった。
パンチ力ある打撃に加えて守備と足も戦力レベルで、バランスはなかなかいい選手。総じて破綻がないが、ちょっとこじんまりとしてしまった印象もある。トレードで今季は横浜へ。ここで止まってしまうのは惜しいが、レギュラーとするには全般的に物足りないか。

大引 啓次

即戦力ショート、堅実型

右投右打
浪速高〜法大 オリックス07ドラフト(大・社)3巡〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
07 オリックス 126 394 108 18 2 2 136 24 3 16 1 31 2 79 .274
通算 1年

文字通り即戦力、1年目からレギュラーとなった新人内野手。激戦区であったチームのショートに完全定着した。
大学時代は数々のタイトルを手にし、06年のドラフトではbP内野手の評価。オリックス入りすると、開幕からいきなり先発起用。序盤3割の活躍を見せ、ポジションを完全に確保した。月ごとに好不調の波があったものの、最終的にはレギュラーとして充分な成績。見事にシーズンを完走した。
打撃もまずまずだったが、それ以上に光ったのが守備。深いところから意識してワンバウンドスローなど、年齢に似ぬ手堅いプレーを随所に見せた。攻守ともに「堅実」というスタイルで、ルーキーとは思えぬ落ち着きを感じさせた。
派手に魅せるというタイプではないが、ソツがない安心感の強い選手。しばらく流動的だったショートをあっという間に固めてしまった。順調にいけば得がたい職人選手になりそう。

大松 尚逸

スラッガータイプ、中軸候補型

左投左打
金沢高〜東海大 ロッテ05ドラフト5巡〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ロッテ 3 7 1 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 2 .143
06 ロッテ 74 180 39 7 0 8 70 31 1 2 0 10 2 49 .217
07 ロッテ 77 213 64 14 0 5 93 22 1 2 2 14 1 31 .300
通算 3年 154 400 104 21 0 13 164 53 2 4 2 25 3 82 .260

近い将来に中軸を担うだろうと言われる選手。次世代の中心選手として、徐々に存在感を高めつつある。
学生時代からスラッガーとして鳴らし、4年次には代表チームの4番。日米大学野球ではMVPも獲得した。ドラフト指名は5巡とやや下位だったが、二軍では開幕から4番に座り14ホーマー。同僚・同期入団でイースタン本塁打王となった竹原とともに、どちらかといえば大砲不在のチームを変える存在として大いに期待を集めた。
2年目の06年一軍本格デビュー。昇格直後、5試合で4ホーマーの活躍で注目度が大きく上がった。さすがに一軍は甘くなく、5月以降は低打率に喘ぎ、後半は一発なしに終わったが、打席数を一気に増やしほぼ一軍定着。外野争いに参戦。
懐の深さを感じさせる打撃で、打席での風格は既になかなかのもの。昨年は開幕一軍入り・スタメンも序盤不調。しかし6月に復帰すると打撃を大きく向上させ、後半はほとんどレギュラー状態となった。一発こそ減ってしまったが、打率を大きく引き上げて3割マーク。ポジション定着へさらに大きく前進。
前年より打席数が増えながら三振は大幅に減った。左も苦にしなくなり、脆いところがなくなってきた。個人的にはもう少し一発も欲しいが、まずは順調な成長振り。今季は更なるスケールアップを期待したい。

大道 典嘉 (典良)

曲者志向、勝負師型

右投右打
明野高 南海/ダイエー/ソフトバンク88ドラフト4位〜06、巨人07〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ソフトバンク 20 25 7 1 0 1 11 7 0 0 1 1 0 5 .280
06 ソフトバンク 44 60 13 3 0 0 16 8 0 6 2 3 0 10 .217
07 巨人 42 36 11 3 0 1 17 1 0 1 0 6 0 7 .306
通算 20年 1254 3085 880 189 4 58 1252 396 9 78 34 304 12 460 .285

南海ホークス以来の大ベテラン。やりすぎではないかと思うほど極端に短くバットを持ち、しぶとく食らいつく独特の打撃スタイルが最大の特徴。左投手に強く、代打屋として存在感を見せる。
堂々たる体格で、入団当初は長打力を期待された大型外野手。しかしなかなか結果が出せず、出場機会は与えられるものの2割前後の低打率が続いていた。95年まではなかなか一軍に定着しきれず。
転機は96年、この年初めて200打席を越え、3割をマーク。この年こそ10ホーマーを打ったものの、このあたりから長打を捨てたように思われる。翌97年は規定打席に達して2割9分。一発狙いの大振りをやめ、大柄な体を屈めて徹底的に右方向を狙うスタイルはここで確立した。これ以降は安定して一軍戦力。平均打率も高く、いぶし銀の存在感。大振りの選手が多い中で異彩を放っていた。
足は遅く、守備もはっきり言ってヘタ。ここ数年は守ること自体が減って、代打がメイン、先発でもDHか一塁がほとんどになった。長打を捨てた今は一発もほとんどないが、それでも時折見切ったように引っ張ることもあり、油断ならない。打席数、ホームラン数の割に打点が多いのも特徴で、チャンスにはしぶとく食らいつき右中間を執拗に狙う。ファールで逃げる技術も一級品で、追い込まれても実にしつこい。
たださしもの職人も、06年はだいぶ衰えを感じさせた。出遅れはもう何年も続くパターンだったが、打率が伸びず11年ぶりにノーアーチ。狙って打ち切れず、粘りきれないというシーンが目立つようになった。チームが若返りを進めていることもあって、シーズン後戦力外通告。
おそらくは引退を勧めたと思われるが、本人が現役にこだわり昨年は無償で巨人へ移籍。20年目にして初めてのセ・リーグだったが、見事に意地を見せた。例年のごとく途中昇格するとほぼ代打専念で3割。相変わらずの左殺しぶりを見せ、2年ぶりの一発も放った。しぶとい働きで存在をアピール。
二度の球団売却を乗り越えてきた男はそう簡単には死ななかった。間違いなく現役生活最晩年だが、吉田の引退でついに最後の一人となった南海戦士、一日でも長くプレーしてもらいたいもの。二人といない「大道スタイル」を見せ続けて欲しい。

大村 直之

巧打者、俊足好守型

左投左打 ベストナイン(98,07)、Gグラブ(98,03,05)、最多安打(06)
育英高 近鉄94ドラフト3位〜04、ソフトバンク05〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ソフトバンク 133 529 143 21 3 8 194 48 31 17 4 22 12 76 .270
06 ソフトバンク 136 562 165 19 3 6 208 60 22 12 2 41 4 70 .294
07 ソフトバンク 113 455 145 20 0 1 168 31 11 10 3 9 10 51 .319
通算 14年 1589 5900 1669 269 45 76 2256 516 191 172 34 336 73 713 .283

近鉄時代から1番を務める巧打者。高卒2年目の95年に彗星のごとく現れ、4年目以降はもう不動のレギュラー。俊足と堅守に加えて非凡な打撃センスを持ち、押しも押されもせぬ中心選手の一人。
初めて規定打席に到達した98年にいきなり3割。23盗塁を記録した俊足ともども、不動の1番打者に大いに期待された。しかし翌年から少々足踏み。思ったほど打率が伸びず、盗塁数も激減。出塁役に満足できなかったのか、周囲に引きずられるように強引な打撃が目に付き、無理に大きいのを狙いすぎていた印象。優勝した01年から二桁本塁打を放つようになったが、打率は向上せず三振が一気に増えてしまった。02年後半には1番の座を礒部に譲る場面も。
さすがに危機感を持ったのか、03年からモデルチェンジ。無茶な大振りを改めてコンパクトな打撃に切り替えた。その結果長打を減らさずに5年ぶりの3割達成。また年々減り続けていた盗塁も27と大幅に増やし、1番打者として復権を果たした。04年は長打こそ減ったものの3割はキープ。意識改革はしっかり継続している。
高い打撃技術の持ち主で成績は安定しているが、ムラッ気も非常に強い選手。試合毎に調子がコロコロ変わり、面白いように固め打ちしたかと思えば、次の日には音なしというのもザラ。調子に乗せると手がつけられないが、ダメな時は非常にあっさりと気分屋的なところも。
ソフトバンクにFA移籍した05年は、自己最多の31盗塁を記録も打撃は後半失速して3年ぶりの2割台。やや期待を裏切ったが、06年は開幕から好調をキープ。3割こそ逃すも自己最多タイで初めての最多安打を記録した。昨年は足の状態がいまいちながら打撃は快調。前半は首位打者争いを演じ続けた。夏場に落ち込みタイトル戦線からは脱落したが、3年ぶり移籍後初のシーズン3割。それも自己ベストの成績を残した。
体調充分でなかったせいもあろうが、とことん軽打に徹したことが高打率につながった。昨年はコツンと当ててレフト前というヒットが多かった印象。足の状態からレフトを守ることが多かったが、判断の良さから守備範囲は相変わらずの広さ。最短距離で打球を追ってきっちり抑える。まだ31歳、まともなら数年で2000本安打に届きそう。チーム事情から5番や6番を打つこともあったが、最も乗れるのはやはり1番。

小笠原 道大

フルスイング、高打率中距離型

右投左打 ベストナイン(99〜01,03,04,06,07)、最多安打(00,01)、Gグラブ(00〜03,06)、首位打者(02,03)、最高出塁率(03)、本塁打王(06)、打点王(06)、MVP(06,07)
暁星国際高〜NTT関東 日本ハム97ドラフト3位〜06、巨人07〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 日本ハム 133 514 145 27 2 37 287 92 2 0 1 61 4 114 .282
06 日本ハム 135 496 155 31 1 32 284 100 4 0 8 73 2 85 .313
07 巨人 142 566 177 33 1 31 305 88 4 0 4 43 4 98 .313
通算 11年 1166 4741 1512 283 21 270 2647 818 59 0 35 623 30 813 .319

躍動感あふれるフルスイングで名高い強打者。常に強振しながらボールを的確に捉え高打率をマークする。打撃タイトル争いの常連で、日本を代表するスラッガーの一人。
社会人でも屈指の捕手だったが、打撃のセンスを優先して野手転向。これが正解だった。2年目に代打の切り札として台頭。翌年からレギュラーに座ると、25ホーマー83打点を挙げ、「バントをしない2番打者」として脚光を浴びた。00年からは中軸に収まり、ここから5年連続3割をマーク。打率は右肩上がりで、02,03年と連続首位打者。さらにホームランも4年連続30本台で、00,03年は100打点も達成。安定した成績は日本屈指の存在。
大きく高くバットを掲げた構えから、体全体を鋭く回転させて力一杯に振り切る。このフルスイングこそ小笠原の最大の魅力。一見無謀にも映るスイングだが、類稀なミート力がこのスタイルの裏づけとなっている。ヒルマン監督曰く「若い選手に見習って欲しくない」代表格だそうで、確かにこのスイングでこの打率は並の技術では残せないだろう。00年には24盗塁という一面も。
基本的には中距離打者で、広い札幌ドームに本拠地が変わった04年はホームラン数ほぼ半減。しかし05年は再び倍増し、自身最多の37ホーマーを放った。ただその代わりに打率が伸びず、特に前半は信じられない大不振で、6年ぶりの3割未満。ちょっと無理をした印象もあったが、これで終わらないのはさすが。06年は長打を捨てずに打率を回復させ、6度目の3割に加えて、リーグ全体の本数が伸びなかったこともあって、自身初の本塁打王、そして打点王の二冠に輝いた。3割・30本・100打点はこれで3度目。主砲としてチームを優勝に牽引しMVPに。
昨年はFAで巨人へ。セでも打棒は健在で、3番定着で安定した成績を残した。2年連続7度目の3割、7度目の30ホーマーをマーク。打撃タイトルには届かなかったが、江夏以来史上二人目という両リーグでのMVPに選出された。2年連続の受賞は94〜96年のイチロー以来。
基本は中距離だと思うが、鋭く振り抜き飛距離も両立。昨年は広島戦で10ホーマーと荒稼ぎした。06年で通算4000打数を越え、生涯打率はリーに次ぐ史上2位にランクイン。トレードマークだったひげをさっぱり落としてしまったのが、いまだに個人的に残念ではある。

緒方 孝市

三拍子、長打覚醒型

右投右打 盗塁王(95〜97)、Gグラブ(95〜99)
鳥栖高 広島87ドラフト3位〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 広島 122 431 132 22 2 21 221 57 3 2 3 46 8 65 .306
06 広島 81 215 61 13 0 6 92 29 2 1 3 17 6 33 .284
07 広島 33 83 15 5 0 0 20 4 1 1 1 6 0 19 .181
通算 21年 1686 5217 1482 253 29 239 2510 708 264 81 36 610 86 968 .284

かつては圧倒的な快速を誇った選手。代走を主戦場に控えが長かったが、打棒開眼で一気にレギュラー、中心選手に成長。30歳を過ぎてから長打力を増し、スラッガーに覚醒。
5年目の91年から一軍定着。当初は内野手だったが、足と肩を活かすため徐々に外野にシフト。その脚力は魅力たっぷりで、毎年期待されていたがポジションを奪うまでは意外に時間がかかった。常に二桁盗塁を記録しながら打撃の確実性がネックとなり今一歩の状態が続いていた。
しかし95年、ようやく打撃の壁を打ち破り3割をマーク。この年盗塁王のタイトルに輝き一気にレギュラーに羽ばたいた。ここから3年連続盗塁王。98年からは盗塁数は減ったものの、その分打力が大幅アップ。99年には36ホーマーを放ち、かつての俊足選手から中心打者へと脱皮した。
いよいよ覚醒かと思われた00年に大きな故障を負い、翌年も故障で出遅れ。度重なるアクシデントに衰えも懸念されたが、02年からは見事に復活。さすがにかつての脚力は望むべくもないが、身につけた打力は正真正銘の本物。打撃成績は高い水準を保ち、改めて強打者であることを証明した。
過去5度の3割を記録し、02年から05年まで4年連続20ホーマー以上。状況によって1番や3番をこなし、前田とともに生え抜きのベテランとしてチームを引っ張る存在。三十代後半に入ってなお、05年も堅実な活躍を見せた。
しかし20年目を迎えた06年は一転不振。春先の不調に加えて指の骨折で離脱。復帰後もなかなか調子が上がらず、不本意なシーズンとなってしまった。そして昨年は更なる不振。序盤1割そこそこの低打率に喘ぎ、夏場には故障離脱。出場数大幅減で、故障低迷した00年以来7年ぶりの100打席未満、1割台という寂しい結果に。
プロ生活21年、40歳目前でいよいよ衰えが深刻か。チームを長年支えた選手だが、今季は引退を賭けたシーズンとなりそう。おそらくは最後の意地を見せられるか。

尾形 佳紀

実戦派、故障不安型

右投左打
日大藤沢高〜日大〜ホンダ 広島04ドラフト4巡〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 広島 47 198 60 9 1 6 89 21 9 1 0 15 2 44 .303
06 広島 - - - - - - - - - - - - - - -
07 広島 46 70 15 3 0 2 24 3 0 1 0 4 1 24 .214
通算 4年 146 476 127 24 2 12 191 42 13 9 3 26 6 124 .267

社会人からプロ入り、1年目から準レギュラー級の活躍を見せた選手。東出や福地の伸び悩みを尻目に急台頭。実績を残し、1番候補に名乗りを挙げた。
俊足と積極的なプレースタイルで注目を集め、オープン戦から起用を試された。開幕一軍は果たせなかったものの、夏場に昇格すると予想以上の打棒を発揮。スタミナ切れで打率は急降下したが、プロ入り初年度からこれ以上ないアピールを果たした。
じっくり見ていくタイプではなく、勢いでチームを乗せていくタイプ。左投手も苦にしない実戦的な打撃の持ち主で、追い込まれてもなかなかの対応力を見せた。
05年はシーツの移籍に岡上の故障があって、開幕からスタメンショート。前年以上の打棒を見せ、盗塁も増やして1番にすっかり定着。しかしここでアクシデント。5月の終わりに膝を痛め、それが靭帯損傷の重症。レギュラー目前で無念のリタイアとなってしまった。06年は開幕前に手術に踏み切り、一年リハビリのシーズンに。
アマチュア時代にも大きな故障で遠回りしてきた選手で、この面が最大の不安点。昨年は長い離脱からようやく復帰を果たした。主に代打で起用され、打率は低かったが終盤には2ホーマーで復活をアピール。苦難を味わってきたが、ついに光が見えた。昨年は外野しか守らなかったが、新井FA退団の今季は内野での出番もありうる。改めて再スタート。

沖原 佳典

ベテラン内野、乱高下型

右投右打
西条高〜亜大〜NTT関東〜NTT東日本 阪神01ドラフト6位〜05途中、楽天05途中〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 阪神 3 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 .000
楽天 64 265 83 15 0 1 101 23 3 10 1 12 0 49 .313
06 楽天 60 186 38 4 2 0 46 12 3 8 1 7 1 29 .204
07 楽天 6 18 3 1 0 0 4 0 0 1 0 0 2 4 .167
通算 7年 352 957 245 43 4 8 320 76 14 41 4 51 7 184 .256

05年途中移籍でショートレギュラーとなった内野手。アマチュア時代シドニー五輪メンバーで、阪神時代は同期入団の藤本とレギュラーを争っていた。
社会人でのキャリアが長く、実戦的な守備力の持ち主。1年目先にポジションを掴みかけたが、打撃が弱く維持できなかった。その後は関本の台頭もあってレギュラー争いからは後退していたが、03年課題の打撃が長足の進歩。勝負強さも再三見せ、後半は故障で離脱した今岡の代役も務めた。3割を越える打率で優勝にも貢献。
成長した打撃は派手さはないが、センター返し中心で基本に忠実。総じて穴の少ない選手だが、04年は鳥谷の加入もあって出番減少。05年もほとんど出番に恵まれていなかったところで、シーズン途中に楽天へ。これが本人にとってもチームにとっても大きな移籍となった。
移籍発表即日スタメン起用されるなど、久々のチャンス到来で発奮。2番に座って3割をキープし、完全にレギュラーに定着。自身最高の出場機会を得、低迷に喘ぐチームにとっても重要な戦力となった。
移籍でチャンスを掴み、大きく開花した05年だったが、これが続かないところがまずい。開幕から2番に座った06年だったが一転して大不振。打撃低迷でレギュラーどころか二軍落ちとなってしまい、そのままシーズンを終えてしまった。守備面でも精彩を欠き、前年とは別人のような姿を見せてしまった。
昨年はさらに輪をかけた低迷。ルーキー渡辺直がショートに定着したこともあって、ほとんど一軍に呼ばれずに終わってしまった。出場6試合は自己最低。既に三十代後半の年齢で二軍暮らしは崖っぷちとしか言いようがない。移籍で一度は巻き返したが、今季はかなりの正念場。ベテランの意地を見せたいところだが。

小関 竜也 (竜弥)

俊足好守、急降下型

左投左打 新人王(98)、ベストナイン(02)、Gグラブ(02)
国学院栃木高 西武95ドラフト2位〜05、巨人06途中〜07、横浜08〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 西武 47 86 17 3 1 0 22 1 0 6 0 8 4 16 .198
06 巨人 56 128 33 4 2 0 41 10 3 4 0 4 1 15 .258
07 巨人 5 4 1 0 0 1 4 2 0 0 0 0 0 1 .250
通算 12年 933 2841 786 115 27 17 1006 256 83 210 17 250 55 340 .277

派手さはないがまとまった能力の外野手。西武時代は攻守に堅実な選手として脇役的存在として活躍した。俊足に加えて打撃センスもなかなかのレベル。
プロ入りから3年目まではわずか2試合に出場したのみ。ところが98年、当時の東尾監督に抜擢されると攻守に破綻のない活躍でレギュラーに定着し、この年新人王に輝いた。ただつなぎ役という立場、また先行する同僚の大友と似たタイプということもあり、あまり強い印象には残らなかった。俊足も守備力も素晴らしいが、基本的に徹底して脇役。犠打数は毎年リーグの上位を争っていたが打順も一定しなかった。
地味な存在だったが02年、伊原新監督の方針で2番完全定着し、念願の3割をマーク。1番松井と4番カブレラをつなぐ重要な役割をしっかりと果たし、自身の存在感も大きく向上。チームの快進撃に大きく貢献し、蔭のMVPとも言える働きを見せた。
だがこの活躍を絶頂に、これ以降は急降下が続いている。03年は一転して前半低打率に苦しみ、04年は故障で終盤戦欠場。そして05年は一気に大不振に陥ってしまった。開幕から結果が振るわず、佐藤の故障離脱でも先発を確保できず。一軍定着以降では最悪の成績に終わり、レギュラーから一気に脱落。
それでもまだ必要な戦力と思われたが、突然の自由契約。更改交渉がまとまらなかった末のものだったようで、その後メジャーを目指して渡米するも、マイナー契約締結寸前まで行きながらビザの関係で断念。紆余曲折の末開幕後に巨人入りとなった。その06年は5月好調で一時レギュラーになるも、その後急失速し後半は二軍暮らし。一時的な活躍しかできなかった。昨年はその流れのままほとんど一軍には上がれず。7月に放った代打ホームランが唯一のヒットとなってしまった。出場一桁に終わったのは本格デビュー前の97年以来10年ぶり。
シーズン後戦力外となったが、まだ31歳の実績ある選手、横浜入団が決定した。5年越しの失速の流れが止まらずにいるが、今度こそ止めなければ明日がなくなる。早熟で終わるわけにはいかない。

小田 幸平

控え捕手、中堅型

右投右打
市川高〜三菱重工神戸 巨人98ドラフト4位〜05、中日06〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 巨人 31 62 13 2 0 0 15 5 0 3 0 0 1 17 .210
06 中日 33 38 6 3 0 0 9 2 0 3 0 1 0 13 .158
07 中日 27 36 7 1 0 0 8 1 0 3 1 1 1 8 .194
通算 10年 146 235 47 10 1 1 62 19 0 13 1 4 4 60 .200

メガネをかけた捕手。どっしりした体型の古典的なタイプで、なかなか台頭の機会がなかったが04年以降控えに定着。
「ポスト村田真」として巨人が集めた捕手の一人で、当然即戦力として期待された。しかし1年目の出場はわずか2試合にとどまり、期待を裏切った形で以降はすっかり忘れられた存在に。99年から村田善が台頭、01年には阿部が加入と状況も逆風一辺倒で、毎年思い出したように起用されるのが精一杯。打撃の弱さもそれに拍車をかけていた。
すっかり二軍生活が板についてしまっていたが、04年ようやく風が吹いた。夏場の阿部の故障でチャンスを得ると、これまで見られなかった打棒を発揮。代役にとどめておくには惜しい働きで、プロ入り以来初めて活躍らしい活躍を見せた。村田善が全く打てなかったことで二番手捕手に台頭。05年もほとんど控えだったが、阿部が一塁に廻った後半戦は先発の機会も増えた。
FA野口の人的補償として移籍した中日では谷繁の控えの座を確保。06年は自己最多の出場機会があり、昨年もサブとしてベンチに待機した。正捕手というにはアピール材料に乏しいが、守備面でのベンチの信頼は厚いものがある。二番手捕手はやや損な役回りではあるが、チームにはなくてはならない存在。

小田 智之

巧打タイプ、伸び悩み型

右投左打
興誠高 日本ハム98ドラフト2位〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 日本ハム 99 259 69 14 0 5 98 27 3 2 5 23 1 79 .266
06 日本ハム 67 81 22 5 0 0 27 10 0 0 0 6 2 20 .272
07 日本ハム 34 73 12 4 0 0 16 3 0 1 0 5 0 12 .164
通算 10年 294 664 179 42 2 13 264 72 5 4 8 53 9 166 .270

プロ入り当初から、そのバットコントロールの巧みさを高く評価されていた選手。「イチローを彷彿とさせる」という評判で、早くから将来の主軸候補と期待されていた。
左の巧打タイプだが当て逃げではなく、しっかりと踏み込んで軸の座ったスイングをする。何よりの長所はタイミングの取り方のうまさ。この辺りはさすがにセンスの高さを感じさせる。
ファームでのキャリアの割に時間がかかったが、04年ようやく一軍でのレギュラー争いに参戦。質の高い打撃を見せ、規定打席不足ながら3割の結果を残した。翌05年は100試合近く出場し、ほぼ準レギュラーとして働いた。
ただ05年は成績としては足踏みで、これ以降壁にぶつかった感が強い。06年は小笠原が一塁に戻り、田中賢が二塁に定着してほとんど代打に専念。序盤こそ切り札的な活躍を見せるも、6月以降1割台と急ブレーキ。昨年はさらに落ち込み、大幅に出番が減ってしまった。打率1割台で一軍半に逆戻り。
もともとは二塁候補だったが守備がいまいちで、一軍ではほぼ一塁専念。小笠原が抜けた昨年は大チャンスでもあったが、いいところを見せられなかった。長打力がないだけに、一塁候補としてはよほど高打率をマークしないとレギュラー獲りは厳しい。10年経過で期待値もだいぶ落ちてしまった。今季巻き返せないと立場が危なくなる。代打でも一軍再定着を果たさないと。

小田嶋 正邦

内野転向、一発長打型

右投右打
東海大山形高〜東海大 横浜02ドラフト3巡〜06、巨人07〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 横浜 7 8 1 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 2 .125
06 横浜 26 44 9 1 0 3 19 6 0 2 1 3 1 16 .205
07 巨人 16 21 4 1 0 0 5 1 0 0 0 4 0 6 .190
通算 6年 121 164 34 4 0 5 53 13 0 3 1 10 3 62 .207

長打力が魅力の選手。捕手として入団も打撃優位の選手で、06年から内野手登録に。遠くへ飛ばすパワーが最大の持ち味。
アマチュア時代からスラッガーとして鳴らし、1年目はファームで7本塁打。2年目には一軍でも2ホーマーを放ち、代打サヨナラ満塁弾の離れ業も演じた。だが04,05年は伸び悩み。もともと確実性には乏しいが、期待された一発も出ず、ちょっと頭打ちに。
パワーが評価される打撃に対して、捕手としては正直微妙。05年の二軍戦でもマスクはほとんど被らず、登録も内野手となった。06年は6月に3ホーマー(内2本が代打)を放ち、久々に一軍で存在感をアピールした。この月は3割と打ちまくったが、しかし長続きせず翌月以降激しく落ち込み、終盤は二軍暮らし。一軍定着には至らず。
昨年は仁志とのトレードで巨人へ。ただ圧倒的だった二軍でも1割台と苦しみ、能力を発揮できずに終わってしまった。年齢的にもう中堅で現状ではそろそろ苦しい。豪快な打撃で代打に割り込んでいかないと…。

小野 公誠

中堅捕手、叩き上げ型

右投右打
聖望学園高〜東北福祉大 ヤクルト97ドラフト4位〜
年度 球団 試合 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
05 ヤクルト 62 164 33 5 0 7 60 18 1 4 2 8 0 44 .201
06 ヤクルト 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -
07 ヤクルト 10 16 2 1 0 0 3 3 0 0 1 1 0 7 .125
通算 11年 235 442 90 12 0 15 147 47 1 10 4 21 2 126 .204

古田のサブを長年勤めてきた中堅捕手。入団から4年間は一軍とほぼ無縁だったが、01年終盤台頭。古田が故障離脱した穴を埋めて一気に名を売り「ポスト古田」に急浮上した。
どちらかと言えば鈍重で、古典的な捕手らしい外見。全体的にソツがなくまとまっている。面白いのはバッティングで、フォームがどことなく古田に似ている。打率は低いが一発長打を秘めており、甘く見ると痛い目を見る打者。
台頭以降古田が健在で、二番手捕手としてすっかり落ち着いていたが、05年古田が休みがちになったことで再浮上。後半から終盤にかけて先発出場が急増し、後継正捕手の座に一歩近づいた。しかし06年は一転して出場機会激減。古田が兼任監督となったことで、出番が増えると予想されたが、4月に膝を痛めてリタイア。そのまま最後まで再登録なく終わってしまった。出場は守備についた1試合のみ。打席に立てなかったのは出場のなかった99年以来7年ぶり。
米野が積極起用されることは想定内だったが、経験でまだ優位にあると思われただけに痛い故障離脱だった。あまり年の違わない福川の台頭を許し、昨年は若い川本が出現。出場は6月の10試合のみに終わり、シーズンのほとんどを二軍で終えた。ここにきて一気に存在感が薄くなってしまったが、このまま引き下がってしまうのは惜しい。経験を活かして巻き返していきたい。