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MICHEAL (マイケル中村)

異色の右腕、魔球リリーフ型

右投右打 最多セーブ(06)
ウェズレイ・カレッジ高(豪)〜サウス・アラバマ大 日本ハム05ドラフト4巡〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
05 日本ハム 32 0 3 0 1 46 2/3 32 2 47 8 2 1 12 2.31
06 日本ハム 64 0 5 1 39 65 2/3 55 5 67 20 4 2 16 2.19
07 日本ハム 56 0 1 1 34 58 1/3 42 4 49 14 4 2 14 2.16
通算 3年 152 0 9 2 74 170 2/3 129 11 163 42 10 5 42 2.21

日本生まれのオーストラリア育ち、日豪の国籍を持ち、メジャーでの登板経験もある異色尽くめの投手。隠し玉的存在として、04年のドラフト指名で日本ハム入り。
サイドスローでややアーム式に腕を使う投手で、球威もあるが最大の特徴は大きな変化を見せる独特のカーブ。握りも独特で、すっぽ抜けのような軌道から大きく曲がり落ちる。腕の振りとあいまって、右打者にはかなり恐怖感を抱かせる球筋。
開幕一軍を果たすも初戦に打ち込まれ二軍落ち。しかしすぐに再昇格し、徐々にその力を発揮し始めた。特に5月後半からは抜群の安定感を見せ、15試合、22回連続無失点の快投。腰痛のため離脱、後半はほとんど棒に振ってしまったが、1年目からリリーフの軸に浮上した。
そして2年目以降はクローザーに定着。06年は7月に一時乱れるも、開幕から着実に数字を積み上げ強力リリーフ陣の締めとして大活躍。リーグ最多記録となるシーズン39セーブで見事タイトルに輝いた。日本シリーズでも勝ちゲームすべてに登板して3セーブの活躍。チームの躍進に大きな貢献を果たした。
初見の右打者がほとんど腰を引いてしまう魔球は絶大な威力。昨年も守護神として34セーブ。不動の存在として連覇に貢献した。荒れ球に近い制球のため時に投球が苦しくなるシーンもあるが、そのことも魔球の球筋を余計に怖いものにしている。力で押し切れるだけの球威もあり、順調なら今季も活躍確実。

牧野 塁

元剛腕、モデルチェンジ型

右投右打
山梨学院大付高 オリックス93ドラフト3位〜03、阪神04〜06途中、楽天06途中〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
05 阪神 2 0 0 0 0 2 2 2 2 3 0 0 2 9.00
06 楽天 15 0 2 0 0 43 1/3 41 7 31 11 1 4 12 2.49
07 楽天 18 0 1 3 0 34 41 7 29 13 0 1 19 5.03
通算 15年 201 0 13 20 2 351 355 62 316 161 8 19 170 4.36

入団時から類稀な剛速球の持ち主として期待の大きかった投手。毎年期待されてきたが、戦力になったのはごく最近。
150kmに迫る速球を誇るが、当初はとにかく制球が悪かった。毎年のように春先は期待の選手に挙げられ、1年目から常に登板機会はあったが、実質真っ直ぐだけではなかなか通用せず。制球向上のためサイドスローに転向しても、故障の多さもあってなかなか飛躍できなかった。
ようやく一本立ちの気配を見せたのは8年目の00年。この年34試合に登板し、初めて実績らしいものを残した。翌年からまた故障に泣き低迷したものの、03年は一軍定着で復活。防御率こそ5点台だったが、これは投手陣崩壊のあおりを受けた結果ともいえ、内容は決して悪くなかった。阪神移籍した翌年はさらに成長を見せ、前半はかなりの戦力に。後半ばてたものの力のあるところを再三見せた。
ようやく能力開花かと思わせたが、しかし05年は一転わずか2試合の登板のみ。リリーフ陣への食い込みに失敗し、ほぼ二軍暮らしに終わった。06年もくすぶっていたところで、シーズン途中期限ギリギリの6月末に楽天へトレード。
阪神ではチャンスに恵まれなかったが、層の薄い楽天への移籍は転機となった。移籍即一軍登録されすぐさま実戦登板。当初結果は伴わなかったが、再昇格後3年ぶりの先発登板などで徐々に立場が上がり、3度目の先発でなんと10年ぶりという先発勝利。その後もう1勝し、終盤はローテーションの一角に食い込んだ。
スピードを多少抑えた実戦的な投球が功を奏した。しかしこの投手最大の問題はいい状態が続かないこと。昨年は序盤先発で投げるも故障で前半離脱。後半戻ってきたがリリーフ11試合で10失点と不調に終わった。これでシーズン防御率も5点台に悪化させ、また一軍定着から一歩後退。
上がりかけたところで常に後退を繰り返し今季はもう34歳。低迷が続くようだとさすがに後がなくなってくる。故障の多さも問題だが、何とか安定して力を発揮できるようにならないものか。

松井 光介

中堅右腕、即戦力型

右投右打
横浜高〜亜大〜JR東日本 ヤクルト06ドラフト(大・社)3巡〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
06 ヤクルト 40 0 3 5 0 64 62 8 53 18 3 2 29 4.08
07 ヤクルト 18 0 1 3 0 45 1/3 59 7 26 15 2 2 29 5.76
通算 2年 58 0 4 8 0 109 1/3 121 15 79 33 5 4 58 4.77

06年新人ながら40試合登板を果たした右腕。リリーフの一角としてシーズン通して戦力となった。
高校時代は松坂の二年先輩。大学・社会人と進み、過去にもドラフト候補として名前が挙がっていた。肘の故障を経て28歳と遅いプロ入りとなったが、即戦力の期待を受けて入団。
開幕一軍入りを果たした1年目は先発でプロ初登板。その後リリーフで投げ、2度目の先発登板でプロ初勝利を挙げた。それ以外はすべてリリーフで、様々な場面で登板。成績はもうひとつ地味だが、即戦力の期待には充分に応えた。
170あるかないか(公称は171cm)と非常に小柄な投手。速球に多彩な球種を有し、強気に攻める投球スタイルが持ち味。どちらかといえばリリーフ向きに感じられ、短いイニングを全力で抑えるのが似合いそうな雰囲気。
しかし昨年はジンクスにはまった格好に。4月末に先発勝利を挙げるも良かったのはこの登板だけ。以降はずっとパッとしない投球で、不足する投手陣の助けにはならなかった。登板数半減で成績も大きく後退。
昨年は奪三振率が大きく下がり、最後まで物足りない状態だった。3年目とはいえ今季で30歳、もたついている余裕は全くない。もう少し安定感が欲しいところ。

松岡 健一

先発右腕、平均点型

右投右打
東海大二高〜九州東海大 ヤクルト05自由枠〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
05 ヤクルト 4 0 1 2 0 23 2/3 22 4 12 3 0 1 10 3.80
06 ヤクルト 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0.00
07 ヤクルト 11 0 4 2 0 49 69 8 35 9 2 1 31 5.69
通算 3年 16 0 5 4 0 73 2/3 91 12 47 12 2 2 41 5.01

自由枠入団の右腕。即戦力とはいかず低迷していたが、昨年ようやく台頭気配。
入団時の期待は大きかったが、キャンプで故障。大きく出遅れてしまった。それでも終盤に昇格してプロ初勝利を挙げたが、2年目も飛躍ならず。二軍で5勝も防御率5点台でパッとせず。
少し印象も薄まっていたが、3年目の昨年層の薄さを突く形で一軍進出してきた。5月に昇格して先発起用、2試合目に2年ぶりの勝利。再調整後後半は登板数が増え、3勝を上積み、計4勝を挙げた。やっと台頭の足がかりを得た。
しかし内容のほうはそれほど良くなく、防御率は5点台後半。これといった決め手に欠くタイプで、出入りの激しさが目に付いた。被打率3割4分ではちょっと厳しく、常に走者を背負う形になってしまう。もう少し改善してこないとなかなか安定は難しい。ともあれやっとスタートラインという印象、チーム事情からチャンスは多いはずで、ローテーションを勝ち取っていきたいところ。勝負はここから。

松崎 伸吾

ドラ1左腕、先発失格型

左投左打
光星学院高〜東北福祉大 楽天06ドラフト(大・社)1巡〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
06 楽天 10 0 0 8 0 31 2/3 45 6 21 21 2 0 27 7.67
07 楽天 19 0 1 6 0 45 49 8 26 19 2 3 25 5.00
通算 2年 29 0 1 14 0 76 2/3 94 14 47 40 4 3 52 6.10

ずっしりした体型の左腕投手。高校時代は3年夏に甲子園ベスト8、大学では福田(巨)と同期で、ドラフト1巡でプロ入り。
発展途上のチームにあって、当然期待は即戦力。しかし1年目は散々な結果に終わった。10試合中8度先発登板したが、5回まで持ったのが3度で後はいずれも早期KO。被安打も四球も多く防御率はボロボロで、リーグワーストとなる新人開幕8連敗という不名誉な結果しか残せなかった。汚名返上を期した2年目も先発KOを皮切りに3連敗、デビューからの連敗を11に伸ばしてしまった。その後5月にリリーフで待望のプロ初勝利を挙げたが、6月は先発でまた3連敗。オールスター前に二軍落ちしてしまった。
リリーフ時はそこまででもないのだが、どうにも酷いのが先発での内容。昨年5度の先発でも防御率9点台で全敗とボロボロ。力みすぎてしまうのか不安定極まりなく、早い回に呆気なく失点してしまう。先発登板の大半で序盤にゲームを壊してしまうのではどうにもならない。
結局昨年も後半は二軍で過ごし、結果を残せなかった。ピンチに粘れない精神面の脆さも気になるところ。もっと落ち着いて投球できるようにならないと。

マット・ホワイト

リリーフ左腕、向上型

左投右打
横浜07途中〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
07 横浜 24 0 0 3 0 32 2/3 35 6 26 11 1 0 18 4.96
通算 1年

昨年途中入団の外国人投手。新外国人の一人チアソンが全く戦力にならず、期限ギリギリの6月末に獲得された。登録名は「マットホワイト」。
来日してまずは二軍で二度先発したが、計16失点とボロボロ。それでも一軍に呼ばれ、7月末から3試合先発起用。一度は好投もあったが勝ちにはつながらず2敗。ここまでは正直微妙すぎる内容だった。その後はリリーフに。
印象が変わったのは終盤。リリーフに廻って投球が安定し、9月以降は19試合とかなりの登板数をこなした。9月下旬から9試合連続無失点でシーズンを終え、8月末で7点近かった防御率も最終的には4点台に。
最初の5試合で5被弾が9月からの19試合で1被弾。この点が最も大きく変わった。左打者に5本打たれたのは気になるが、打率は2割そこそこに抑えた。リリーフ左腕の手薄なチームで今季も残留。終盤の投球が本物ならばなかなか戦力になりそうだが。全くの余談になるが、母国で所有する土地に鉱物資源が埋蔵されているとされ、資産家と言われるとか。

松永 浩典

緩急左腕、先発型

左投左打
海星高〜三菱重工長崎 西武06希望枠〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
06 西武 11 1 3 4 0 51 1/3 47 8 46 19 4 1 24 4.21
07 西武 7 0 2 1 0 29 1/3 25 4 14 19 2 0 8 2.45
通算 2年 18 1 5 5 0 80 2/3 72 12 60 38 6 1 32 3.57

希望枠入団の左腕。1年目後半に先発に食い込む働きを見せた。
即戦力期待も開幕は二軍スタート。5月中旬に昇格するも、2度の先発いずれも4回途中降板と結果を残せず二軍落ち。前半は戦力にならなかった。しかし再昇格した夏場以降存在感が急上昇。3度目の先発登板で8三振を奪う投球でプロ初勝利を挙げ、続く登板では完投勝利。最終的に3勝を挙げ、貴重な先発左腕としてアピールした。敗れたもののプレーオフ2戦目にも先発登板。
決して速くない投手だが、100kmを切るスローカーブで緩急をつけた投球が持ち味。乗ってくるとスイスイ抑えるタイプで、逆に緩い球が使いにくくなるリリーフには不向き。先発でこそ生きる投手という印象。
ただ2年目は足踏み。2勝1敗で2点台の防御率と表面上の数字はかなりいいが、内容は不安一杯のものだった。奪三振が減る一方で四球が激増し、6度の先発で5回以上投げたのは勝った2試合のみ。結局シーズンの大半を二軍で過ごした。
先発定着の期待も大きかったが、この制球難では怖すぎる。被弾も多いだけに、歩かせて大量失点の危険性も高い。昨年二軍ではチーム唯一の規定投球回到達。期待はあるだけに今季は浮上したいところ。

松本 輝

伸び悩み右腕、荒削り型

右投右打
熊本工高 ダイエー/ソフトバンク96ドラフト2位〜06途中、楽天06途中〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
05 ソフトバンク 9 0 0 0 0 11 2/3 15 0 7 3 0 0 5 3.86
06 楽天 - - - - - - - - - - - - - -
07 楽天 33 0 2 1 1 32 1/3 36 3 20 16 8 1 22 6.12
通算 12年 73 0 2 6 1 101 2/3 120 7 60 44 12 4 63 5.58

昨年12年目にしてプロ初勝利を挙げた投手。ドラフトでは斉藤和巳と同期の2位指名、期待は同様に受けていた。
ストレートは速く、150kmを記録したこともある。ボールに力はあるのだが、制球があまりに大雑把。また勝負球となる変化球に乏しく、球威があるといってもボールによってばらつきが大きい。ムラのある投球は成績にも反映されて、02年に少し良かった以外はほとんど二軍暮らし。時たま一軍には顔を出すが、とても定着には至らない。
二軍を脱することができないまま10年が経過し、06年途中に楽天へトレード。しかし二軍での内容が悪く、7年ぶりに一軍昇格なし。同じく途中に移籍してきた牧野が働いたのとは対照的な結果に終わった。
もう完全に後がない状態だったが、開幕一軍入りを果たした昨年は序盤リリーフで活躍。二番手登板で待望のプロ初勝利を手にした。12年目での記録は史上2番目という記録。さらにこの月はプロ初セーブも記録。4月末までに16試合登板とフル回転。
しかしこの勢いも持続はしなかった。5月に2勝目を挙げた辺りから4試合連続失点など捉まり始め、6月前半に二軍落ち。その後故障もあり、8月再昇格も5試合投げて降格。自己ベストのシーズンではあったが、5月末までに25試合に投げながらその後はしぼんでしまった。防御率もみるみる悪化して最終的には6点台に。
やっと何かを掴んだかと思えたが、一度止まると脆かった。崖っぷちで踏みとどまったとはいえ信頼を掴んだとは言いがたい状態。依然粗っぽい面は強く、この四球の多さは僅差では怖い。竜頭蛇尾に終わったが、ともあれ一軍実績は残した。今度は技術面を向上させたい。

馬原 孝浩

快速球右腕、リリーフ覚醒型

右投右打 最多セーブ(07)
熊本市立高〜九州共立大 ダイエー/ソフトバンク04自由枠〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
05 ソフトバンク 42 1 6 6 22 76 70 4 68 33 4 3 26 3.08
06 ソフトバンク 51 0 0 4 29 54 2/3 47 1 62 14 0 3 10 1.65
07 ソフトバンク 54 0 2 4 38 67 1/3 50 4 68 18 2 3 11 1.47
通算 4年 158 1 11 17 89 248 233 16 235 87 10 11 82 2.98

ソフトバンクの守護神に定着した快速球投手。先発では結果が出なかったが、リリーフに廻って素質開花。
大学屈指の好投手として自由枠入団の大物で、新人王最右翼と非常に高い評価を得ていた。開幕一軍に名を連ね、初先発でいきなり勝利を飾るなどスタートは上々。これは二桁勝利は確実と思わせたが、徐々に綻びも見せ始めた。夏まで勢いは持たず、後半は二軍暮らしでわずか3勝止まり。2年目も開幕3戦目で初完投勝利とスタートは良かったが、2勝目のあと3連敗で先発から脱落。期待はずれが続いたが、二軍調整のあとリリーフに転向して大きく変わった。
再昇格すると不調に陥った三瀬に替わってクローザーに定着。威力を増した速球でねじ伏せ、6月以降だけでリーグ2位タイの22セーブを稼いだ。全力で投げるリリーフのほうが合っていたようで、奪三振率も大きく上昇。一気に主力投手にのし上がった。翌年は開幕から抑えに定着し29セーブ。9月にフェルナンデスに打たれるまで被弾0と安定し、チームの継投を締める存在としてフルシーズン活躍を見せた。
もともとスピードのある投手だったが、よほどリリーフの水が合っていたのか、球速はMAX156kmに達し、日本人では藤川と双璧のスピードを誇るように。常時150kmの速球にスライダーとフォークで仕留める投球スタイル。四球も大幅に減った。
昨年も引き続きクローザー。前半非常に好調で、オールスターまでの自責点はわずか2だった。後半疲れたか3敗を喫するなど調子を落としたが、球団新記録の38セーブでリーグトップを快走、念願のタイトル獲得を果たした。
相変わらず慎重すぎる面は見られ、初球から厳しいところを狙いすぎてボール先行という場面はまだ多い。配球の問題でもあるが、ちょっとフォークに頼りすぎという印象もあり、スライダーをもっと有効に使えればスピードもなお活きるはず。とはいえもはや不動の抑えに成長。今季も継投の要となる。

ヴィクトル・マルテ

パワーピッチャー、未熟型

右投右打
広島06〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
06 広島 12 0 0 1 0 11 1/3 5 1 5 6 1 3 2 1.59
07 広島 17 0 0 1 0 17 1/3 28 2 13 10 2 1 16 8.31
通算 2年 29 0 0 2 0 28 2/3 33 3 18 16 3 4 18 5.65

ドミニカのカープアカデミー出身投手。06年支配下登録され、一軍実績も残した。
カープアカデミー出身者はかつてのチェコやペレスの印象が強く、近年は一軍にあまり登場しないため少し影が薄くなっていた。マルテも当初は二軍にいたが、夏場以降一軍にも顔を出し好成績を残した。二軍では抑えを任されてチームトップ、リーグ2位の13セーブを挙げる活躍。
テイクバック時に右腕を高々と掲げ、迫力満点のパワーピッチングを見せる。150kmを越す球速を誇り、マウンドでの威圧感はすでに充分。ただそれ以外、特に制球はかなり未熟で、抑えてはいても四球が多かった。
昨年は登板機会増加。ただ奪三振が増えた代わりに被安打も増えてしまい、ほとんど抑えられず。失点がかさみ防御率はずっと酷い状態。夏場に少し落ち着きかけたが、登板機会は減って後半はほぼ二軍に。
下ではそれほど四球を出していないのだが、やはり一軍レベルでは勝手が違うよう。力はあるだけに化ければ活躍できそうな印象もあるが、もう少し経験が必要か。