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ブライアン・スウィーニー

中堅外国人、平凡型

右投右打
日本ハム07〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
07 日本ハム 21 0 6 8 0 109 1/3 109 11 56 36 2 6 45 3.70
通算 1年

日本ハムの外国人投手。マイナーでのキャリアが主の中堅選手で、やや数が不足がちの先発要員を期待されての入団。
開幕当初はローテーションに入り、連敗の後1勝。しかしその後3連敗、連続KOを喫し、5月に二軍落ち。6月末に再登録されたが、あくまで谷間の先発要員といった扱いだった。戦力として微妙な印象だったが、後半は起用数増加。金村・八木が一軍を離れる状況で決定的な先発不足に陥り、再びチャンスが廻ってきた。また自身も内容向上。8月以降で4勝を挙げ、防御率も1点近く良化。最終的には6勝とまずまずの結果を残した。
取り立てて特徴のない投手で、球速も変化球も平凡といった印象。触れ込みほど制球がいいわけではなく、まとまっているが少し物足りないという印象。後半も大きな変化があったわけでもなかったが、序盤のような炎上がなくなった。
苦しい立場だったが巻き返して今季も残留。正直大勝ちは期待しづらいが、大きな瑕疵もないタイプで利便性は高そう。先発の数は足りていないだけに重要な存在か。

杉内 俊哉

先発左腕、隔年型

左投左打 最多勝(05)、最優秀防御率(05)、MVP(05)、ベストナイン(05)、沢村賞(05)
鹿児島実高〜三菱重工長崎 ダイエー/ソフトバンク02ドラフト3巡〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
05 ソフトバンク 26 8 18 4 0 196 2/3 150 14 218 43 0 0 46 2.11
06 ソフトバンク 22 0 7 5 0 132 2/3 130 15 114 44 5 2 52 3.53
07 ソフトバンク 28 5 15 6 0 197 2/3 166 12 187 46 5 1 54 2.46
通算 6年 124 16 54 28 0 779 1/3 698 67 785 238 19 10 277 3.20

甲子園でノーヒットノーランを演じ、高校時代から評判だった投手。05年破竹の快進撃で、リーグを代表する先発左腕に成長。「松坂世代」の一人。
社会人で球速を伸ばし、満を持して02年プロ入り。1年目は2勝と即戦力の期待には応えられなかったが、2年目に急成長。前半こそ中継ぎに廻るなど足踏みが続いたが、先発復帰を果たすと連勝街道に突入し10勝到達。日本シリーズでMVP獲得と大きな飛躍を遂げた。これで一気に中心投手に、と思われたが、04年大きな足踏み。なかなか調子が上がらず、KOされた憤慨からベンチを殴打して両手指を骨折。呆れるような大失態で後半シーズンを棒に振ってしまった。チームにとっても大きな誤算に。
この“熱くなりすぎる”性格が投球面でも問題だったが、しかしこの不祥事をバネにして05年は別人のように大変身。開幕から落ち着いた投球で8月一杯まで1点台の防御率を維持。快調に白星を積み上げ18勝、最多勝に最優秀防御率、奪三振率・被打率ともに両リーグトップで、MVPに沢村賞とタイトルラッシュ。その名を大いに高めるシーズンとなった。
ゆったりしたモーションから、ピッと空気を切るようなリリースが特徴的。スピードガン表示は平凡でも速球には伸びがあり、空振りを奪える球質。これまでは大きなカーブとのコンビネーションだったが、05年はスライダーを効果的に使用。変化球の制球が大きく向上したことが活躍の最大の理由。
この活躍でWBC代表にも選出。しかし06年は一転して不振に陥った。スタートこそ良かったものの徐々に内容が悪化。前年良かった制球が荒れ気味で、またカウント作りに四苦八苦する姿に逆戻りしてしまった。「四本柱」の一角と見なされながら7勝止まりと不本意な結果に。
入団以来はっきりと隔年傾向が出てしまっている。「いい年」の昨年は05年に匹敵する快調。オールスターまでに12勝を挙げ、この時点で防御率は1点台を維持していた。最終的に15勝で三度目の二桁勝利、あらゆる面でチームトップの成績を残し、エースの活躍を見せた。
力のあることは間違いないのだが、やはり不安は隔年の成績。それを物語るかのように、昨年も夏場以降から失速気味でオールスター以降は3勝、防御率もだいぶ落ちて見えていたタイトルに届かなかった。切れが身上の投手で、シーズンの疲労が抜けにくいタイプなのかもしれない。順番で言えば今季は「悪い年」。果たして風評を覆すことができるか。

杉山 直久

快速右腕、先発型

右投右打
東舞鶴高〜龍谷大 阪神03自由枠〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
05 阪神 23 1 9 6 0 134 2/3 131 12 103 39 11 9 44 2.94
06 阪神 17 3 4 4 0 90 1/3 79 8 65 30 8 6 31 3.09
07 阪神 20 1 4 5 0 84 101 4 51 19 10 3 43 4.61
通算 5年 76 5 19 19 0 374 1/3 375 35 284 117 31 26 158 3.80

150kmに迫る速球が魅力の右腕。03年の自由枠入団で、これまた「松坂世代」の一人。同期に比べるとやや出遅れたが、徐々にステップアップし先発の一角に。
速球とスライダーが軸のオーソドックスなタイプ。ボール自体の威力は一級品で、2年目の04年先発で台頭。素質の高さを見せたが、反面手痛い被弾も多く、被安打の割に失点が多かった。2勝はしたものの、一本立ちまでには至らず。
しかし3年目の05年はさらに成長。ボールを見難くするために岩隈を思わせるフォームに変更、これで一気に安定した。4月の末からローテーションに定着し、常に2点台の防御率を維持する好投。二桁まであと一歩の9勝を挙げ、主力投手に成長した。リーグトップの11死球が示すとおり、強気に内角を攻める投球が功を奏した。
ただ二桁を目指したここ2年は足踏み状態。06年は前半運に恵まれず1勝もできないまま二軍落ち。それでも後半4勝と巻き返して期待を持たせたが、昨年は大幅に内容悪化。5月に2勝も防御率は6点台で6月上旬に二軍落ち。また再昇格後の後半に立て直したが、2年続けてシーズン4勝止まり。先発陣が手薄になった状況だけに大誤算となった。
10勝は普通にできると見ていたのだが。死球の非常に多い投手で、それはいいのだが、被打率が3割を越えているのではあまり怖がられていないようにも映る。そろそろシーズン通しての活躍が欲しいところ。とりあえず今季は落ちる一方の成績を立て直さないと。

鈴木 義広

サイド速球派、変則型

右投右打
多度津工高〜中部大 中日05ドラフト5巡〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
05 中日 47 0 5 3 0 68 1/3 62 5 46 28 3 1 27 3.56
06 中日 46 0 1 0 1 53 45 2 54 15 7 0 10 1.70
07 中日 30 0 1 1 0 30 2/3 19 3 31 14 2 0 12 3.52
通算 3年 123 0 7 4 1 152 126 10 131 57 12 1 49 2.90

身長188cmの大型サイドスロー投手。変則フォームで、しかもスピードがかなりあるタイプ。1年目から活躍し、リリーフの一角に食い込んだ。
なんと言っても特徴的なのはそのフォーム。腕が長いだけでもかなりの武器だが、その使い方が独特。手首も変則的な使い方をし、一見しただけでも強烈な印象を残す。球威も充分でなかなか打ちづらそうな球筋。
ドラフト下位入団ながら評価は高く、新人ながら堂々の開幕一軍入り。前半はややムラがあったが、オールスター以降31試合に登板して防御率1点台と安定。40試合以上の登板を果たした。2年目の06年は開幕から11試合連続無失点と快調なスタート。さらに安定感を増した投球で2年連続40試合以上登板。すっかり主力に収まった。
浮き上がってくる球筋で、やや荒れ気味の制球も打者に恐怖感を抱かせる。昨年は少し浮き沈みが激しく登板数が減ったが、終盤9月以降は14試合登板とフル回転。四球が増えたことで防御率も落ちたが、被打率は1割台と打たせなかった。
好調時の安定感は岡本よりも上で、奪三振率の高さも魅力。セットアッパーも充分こなせる力はある。四球率は06年並みの数字に戻したいところ。

ジェイソン・スタンドリッジ

途中入団、先発豹変型

右投右打
ソフトバンク07途中〜
年度 球団 試合 完投 勝利 敗戦 セーブ 投球回 被安打 被本塁 奪三振 四球 死球 暴投 自責点 防御率
07 ソフトバンク 17 0 7 1 0 54 51 0 35 23 1 2 18 3.00
通算 1年

昨年途中入団の外国人投手。終盤波に乗り先発の軸的活躍。
193cmの長身から投げ込む速球が武器。6月下旬に一軍登録され、その日のリリーフ登板で来日初勝利。しかしその後はどうにも出入りが激しく、いまいちの状態が続いた。リリーフ9試合で8失点とこの時点では戦力として微妙だった。
しかし新垣の故障離脱に続いてガトームソンが禁止薬物で出場停止、このチーム事情から先発起用を試されるとここから一変。初先発5回無失点の好投でローテーション入り、一気に4連勝を挙げる活躍を見せた。一つ負けた後また連勝でシーズンを終え、先発転向後6勝1敗の好成績。この時期のチーム勝ち頭であり、大きな戦力となった。
とにかくリリーフと先発ではまるで投球内容が違った。速さはあるものの決め手不足で四球も多めだったのだが、先発転向後は2点そこそこの防御率と抜群の安定感。リリーフになって球速が上がる投手は数多いが、先発になってスピードアップというのは驚かされた。変化球の切れさえ鋭くなり、全く別人の投球を見せた。
シーズン中にまさかこれほど劇的に変わるとは。先発不足というチャンスにも恵まれたが、見事にそれを活かした。この内容なら文句なく残留。オリックス戦には4戦3勝無失点と無類の強さを発揮した。勢いが本物ならば、開幕から先発の今季は二桁は充分見込める。